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スプラトゥーン3の大会配信における観戦カメラ操作ガイド


くぼじだよ。見に来てくれてありがとうございます!
本当はコロコロコミックの付録みたいな
「これを見れば全て分かる!ウルトラスーパーカメラコンプリートガイド」
にしたかったんですけど、検索で引っかからなさそうだから諦めました


はじめに

この記事はスプラトゥーン3の大会シーンにおける、インゲームカメラの操作方法や映す際のポイントをまとめた記事になります。

このゲームの大会配信に興味がある人、カメラ操作やどのようなタイミングでカメラを切り替えるのかなどを知りたい方向けの内容となっています!
堅苦しい文章を書くのが苦手なので、変な言葉遣いになってる箇所もあると思いますのでそこはどうかご容赦ください。


書いてる人

「くぼじ」という名前でスプラトゥーン1の発売の時から活動しています。
選手としての実績はほとんど無かったのですが、スプラトゥーン2からは非公式大会配信の裏方のインゲームカメラや配信操作などを担当させていただけることが増えてきて現在に至る、といったところですね。

カメラマンを担当した主な大会
・超滅 スプラトゥーン3カジュアルマッチ by YouTube Crosszone 2022秋
・招待制インフルエンサー大会「カラフェス 2023冬」
・SplatoonTopPlayers様主催 日本東西烏賊祭,ドラフト杯
・OCEAN'S CUP SERIES
他多数

他に言うことがあるとすればポケモンのラフレシアが大好きです。

せっかく記事も書いてることだし自分のTwitterアカウントも貼っておきますね、フォローミー!

https://twitter.com/kubojiLesia


基本的な操作について

ここではオートカメラではなくマニュアル操作でのお話をします。
カメラの操作は起動してから最初の観戦試合は自動観戦がONになっているので注意です!
ZL+R入力で自動観戦のON/OFFの切り替えが出来ます。

カメラの操作のコマンド

主に使用するコマンド

  • 見下ろしカメラ【ZL+R↑】

  • 見下ろしカメラ(ズームON)【ZL+R押し込み】

  • 見下ろしカメラズームON中スティック操作
    【Lスティック:移動,Rスティック:回転】

  • プレイヤーカメラ【ZL+十字キーorABXY】

  • (ルール別カメラ)【ZL+R↓】

5つです。
ルール別カメラはヤグラ,ホコでのみ使う事が多く使う機会が多少減るため括弧書きにしています。
記事下部、ルール別のカメラのコツのところで少し書きますね。


実際の試合中操作

見下ろしカメラ

  • 見下ろしカメラを使うタイミングは、試合開始直後や全体の状況を把握しておきたい際に映します。
    特にナワバリバトルでは残り試合時間1:00ごろに実況解説席が各チームの塗り状況を確認し情報を整理する時間になります。

この画像には無いがステージ全体が見えるため、
敵陣深くまで抜けていたりするプレイヤーに気付く事も出来る

試合開始直後5~10秒ほどは、Xボタンを押した際の各プレイヤーのブキやギアパワー表示で戦術分析などに使うことが現在は主流となっています。

特徴的なギアを付けていたりするプレイヤーがいたら要チェック!
(この画像だと個人的にはスぺ増パラシェルター,サブ性能キャンピングシェルターが気になる)



見下ろしカメラ ズームON

見下ろしカメラ(ズームON) 状態

基本的には見下ろしカメラ(ズームON)の状態で全体の状況を把握しながら、LスティックとRスティックを使ってステージ,プレイヤー全体を映します。
試合全体で見てもこの機能を使ったカメラをメインとする時間が長いです。


この際の注意ポイント⚠️
①スティック操作は繊細に!
⇒スティックは常に半倒しくらいのイメージでやさ~しく操作する。カメラ操作に関しては感度変更が出来ない上にゲーム内でいう+1〜5値の高感度設定になっているので、強く倒してしまうとカクッカクッとした見づらい画面になってしまう上に視聴者が画面酔いしてしまったりするので注意が必要です。

②画面は回転させすぎない!
⇒アルファとブラボーの位置関係が目まぐるしく入れ替わると実況解説陣や視聴者が混乱してしまいます。ある程度アルファは画面左側(上側)ブラボーはその逆といったように決めておくというのもいいですね。

③ジャイロ操作は控えめに!
⇒上下の揺れも見づらさに繋がってくるため出来るだけ抑えましょう。また、出来るだけプロコンを上向きにすると俯瞰の角度がいい感じになるのでオススメです。

ズームON状態 プロコンを下向き(机に置いた状態)
見える範囲が狭く見づらい
ズームON状態で、プロコンを上向き(机に対して垂直)
見える範囲が広がりとても見やすい


だいぶ見え方が違うと思いませんか?
なのでカメラ操作の際は常にこのくらいの角度で持ってます

この前イベントのスタッフの人にこの持ち方見てニヤニヤされました。なんでだよ


スペシャルゲージはブキアイコン右上に%で表示されます
(100まで溜まるとブキアイコンが光る)

ZLのみを押していると両チームプレイヤーのスペシャルウェポンの溜まり具合と十字キーによるプレイヤーカメラへの切り替え待機の状態になります。
ここで少し面倒な仕様なのですが、ZLボタンを押した状態でしかスペシャルウェポンの溜まり具合を把握できない、加えてZLボタンを押しているとLスティックによるカメラの移動が出来なくなります。

前作には無い仕様だったのですが今作で少し難しい仕様になっていますのでここだけは練習をして慣れましょう。

プレイヤーカメラ

プレイヤーカメラ(アルファ プレイヤー1)
ZL+十字キー↑

見下ろしカメラから俯瞰して見た際、実況解説が気になった箇所やカメラマンが気になった箇所を個人視点で映してあげるのがプレイヤーカメラの基本となります。
プレイヤーの行動がある程度終わるまで(例:オブジェクトを触る,敵を倒す,倒される)はあまりガチャガチャと切り替えをせずにそのプレイヤー固定にして行く末を見守るような感じが視聴者も見やすいと思います。
目安は行動が終わって1,2秒時間を空けてから見下ろしカメラに戻すといった順序が綺麗に見えるかも。

そして、ここで”どのプレイヤーを映すか”というのもカメラマンとしてのセンスが出るところではあります。

主に狙うところとしては、
敵の近くでセンプクしているプレイヤー
スペシャルウェポンが溜まっているプレイヤー
③マップ上で試合が有利に働きやすい位置、いわゆる強ポジションを占拠しているプレイヤー
オブジェクトに関与しているプレイヤー

あたりに狙いを定めるとプレイヤーもそれに応えるプレーをしてくれることが多いですね(こればかりはプレイヤーの行動次第で見栄えが変わります)

選手の情報集めも大切です。
「このプレイヤーだったらこういう動きをする」という選手のイメージをあらかじめ把握しておくとよりいいタイミングで映せるようになるかもしれませんね。
僕も選手の情報は割と常にチェックしている方だと思います。
YoutubeやOpenRec等の配信サイトで試合映像をチェックして得意な動きを把握しておくのも上達への近道です(プレイヤーとしても非常に勉強になります)

そして、ここで重要なのは
『倒される側ではなく、出来るだけ倒す側のプレイヤーを映す』ことです。
倒す側のプレイヤー視点を映してあげると実況解説もそれに対してプラスの印象⇒ポジティブな言葉が出てくる⇒結果的に配信の盛り上がりにつながる!
倒される側の視点は視聴者が見ると「もしかしてこの人はあんまり強くはないのかもしれない」といったマイナスの心象を与えかねないので、できるだけ敵を倒す側の視点を映して選手を褒めていく方向に持っていってあげるとより盛り上がる1要素になるかなと考えています。

例外のパターンもあったりする (※かなり個人的な意見です)
逆に倒される側を映した方が良い場合もあったりする
例えば、視界の外から距離を詰めるシューターにドラッグショットを当てるチャージャー。
チャージャー視点よりもやられた側のシューター視点の方がやられた際のビックリ感が出て良かったりする


カメラのオススメの練習方法


いきなり個人視点を映すのは難しそう!ハードルが高いよ!と思う方も多いかと思います。

僕が初心者の方でもやりやすい練習方法としては、
メモリープレイヤーを用いて試合のカメラをやりつつ、対面(敵を倒す瞬間)が発生しそうなところのプレイヤーカメラにして
"どっちが対面に勝ちそう"かを判断して勝ちそうな方にカメラフォーカスする練習です。

これが多分めっちゃ楽しいし練習になります。
僕も他の大会のバトルコードを入力してたまにやったりします。


各ルールを映す際のポイント

以上のカメラの操作を踏まえた上で、各ルールごとに私が意識している点をまとめてみます

ナワバリバトル

・敵陣への抜けがないか常にチェックする
・残り時間1:00になったら一度見下ろしカメラズームOFF状態にして全体の戦況や塗り残しの有無などをチェック
・ラスト30秒くらいから互いに溜まったスペシャルウェポンを使用した混戦状態になるためプレイヤーカメラにする際は気合いです
・試合終了直前は見下ろしカメラOFFを使うと結果が事前にわかってしまってナワバリバトル特有のドキドキ感が減るので使わない

ガチエリア

・基本的に塗り合い,スペシャルの吐き合いになる事が多いため、攻めの起点のスペシャルウェポンを使用するプレイヤーカメラを映す事が多い
・ジリジリとしたライン戦を見下ろしカメラズームON状態で映したり、それをウルトラショットやショクワンダーで壊しにくるプレイヤーに注目しておく

ガチヤグラ

・ヤグラに乗ってカウントが進んでる際はルール別カメラ(ZL+R↓)を用いてヤグラを支点としたカメラワークを意識する。
ヤグラより前にポジションを取るプレイヤーが守りの陣形を壊しに行くところもプレイヤーカメラなどでフォーカスしてあげると綺麗な映りになる
・カウントリードの瞬間は必ずヤグラが映る状態にしておく

ガチホコバトル

・ヤグラとほぼ同じ
・ホコを持った瞬間はどのプレイヤーが持ったかを見れるようにプレイヤーカメラで確認してから見下ろしカメラ,ルール別カメラを使って遠目にホコが進んでいく姿を映すと綺麗に映る(気がする)
・カウントリードやノックアウトの瞬間はできるだけプレイヤーカメラを使い、臨場感のある映像になるよう意識する

ガチアサリ

・個人的に一番難しいです
・基本はガチエリアのようなステージ中央の奪い合いになるため俯瞰で全体が見れるようにしておく
・攻めの起点となるスペシャルウェポンの溜まり具合や、アサリの集まり具合を把握しておく
・戦術としてライン戦を制する王道戦法の他にも、敵陣に抜けたプレイヤーに向かってガチアサリを持ったプレイヤーがスーパージャンプで飛んでいきアサリバリアを壊しにいくという戦法もあるため、テイオウイカやパブロ等のフデ種を持ったプレイヤーには意識を割いておく
・ガチアサリを持った状態でのスーパージャンプからのシュートは非常に迫力があり盛り上がる部分なためできるだけプレイヤーカメラで捉えたい



こんなところですかね。
他にも思いついた事があったら随時追加していきますね。


おわりに

イカが、でしたか?(それっぽいね。コレやりたかったんです)
結構なボリュームになってしまいましたが、今すぐカメラを始めたいという方でも分かりやすいように書いてみました、拙い箇所も多いかと思います。
実際にカメラ操作をやってみて分からないことがあれば僕の個人Twitterに連絡してくれればできるだけ答えようと思っていますので是非とも!

メモリープレイヤーで気軽に練習できるし、プライベートマッチで観戦する時も自分の見たいところをカメラを自在に操って見られるようになるし楽しみの幅がグッと広がると思います!
コミュニティの発展に寄与できるカメラマンが増えてくれたら界隈も盛り上がると思いますのでチャレンジしてみてくださいね!

くぼじのTwitter

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