久保秀太

好きな物:福岡ソフトバンクホークス、プロ野球、お魚、TBSラジオ、警察24時、邦画、顔…

久保秀太

好きな物:福岡ソフトバンクホークス、プロ野球、お魚、TBSラジオ、警察24時、邦画、顔出しパネル、埼玉県川口市、福岡県福岡市 楽天市場やYahoo!ショッピングなどで調理器具を販売するバリュー通販の久保店長。

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  • 久保秀太の読書感想

    私が読んだ書籍のご紹介

  • 久保秀太のエッセイ

    久保秀太が書いたエッセイです。

最近の記事

村雲菜月「コレクターズ・ハイ」

家族が購読している読売新聞をパラパラとめくるのが日課になっている。 毎週日曜日には書評コーナーがあり、そこで紹介されていて気になり手にとったのが村雲菜月さんの小説「コレクターズ・ハイ」。 カプセルトイメーカーに勤める女性が主人公。 彼女は「なにゅなにゅ」というキャラクターにハマり、グッズを集めている。 登場人物は皆、いわゆるオタクやマニアと言われる人々。 一見奇異に映るが、こだわりが強いがゆえの歪みは誰しも持っているのかもしれない。 本作では、その歪みが増し「執着」や「

    • 岡村佳明「看板のない居酒屋 『繁盛店づくり』は『人づくり』」

      お店を経営している商人の書いた本を読むのが好きだ。 今回は静岡県で岡むらグループを経営する岡村佳明さんの「看板のない居酒屋」。 ご本人曰く、23歳のときに不純な動機で母が営む居酒屋を手伝い、その後母の想いに触発されて35歳から本気で居酒屋経営に取り組んだとのこと。 その経緯と、経営の心構えが詳しく綴られている。 本作の中には「父親と手を繋ぐ」というエピソードがある。 私はそのエピソードを読み、強く感銘を受けた。 私が最後に父親と手を繋いだのは何歳の時だっただろうか。 今

      • 藤野千夜「じい散歩」

        書店で平積みされていて手に取ったのが藤野千夜さんの小説「じい散歩」。 「じいさん」と「散歩」を組み合わせたお気楽なタイトルから、愉快なじいさんがお気楽な散歩を楽しむ小説かと思ったら違った。 夫婦そろってもうすぐ90歳。 当然、順風満帆に生きてきたわけではない。 この年齢になるまでの年輪を覗き見させてもらったような読後感。 私の親も高齢になってきた。 当然、私自身も同じ速度で年齢を重ねている。 自分が90歳になったときは、どうなっているだろうか。 そんな妄想をしながら

        • 市川ヒロトモ「ダブルワークからはじめる カフェ・コーヒーショップのつくり方」

          「ダブルワークからはじめる カフェ・コーヒーショップのつくり方」という本を読みました。 「ダブルワーク」「カフェ・コーヒーショップ」と表紙に大きく書かれているので、会社員としてお勤めをしながらカフェを開業する方法が書かれているのかなと思って手に取りましたが、ちょっと違いました。 どちらかと言うと、小さく書かれている「からはじめる」のほうが重要でした。 まずは副業として情報発信やネットショップでファンを作り、数万円の利益がだせるようになったら、自家焙煎コーヒー店を作るとい

        村雲菜月「コレクターズ・ハイ」

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        • 久保秀太の読書感想
          25本
        • 久保秀太のエッセイ
          0本

        記事

          宇野隆史「トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ、飲み屋ができる」

          最近読んで良かった本です。 楽コーポレーションの宇野隆史会長が2011年に書いた「トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ、飲み屋ができる」。 読み終わってから数名の方に、おすすめしました。 ちょっと攻めたタイトルがついていますが、内容はしっかりとした「商売」の話で、読み心地が良かった。 しかし、この本を読んでもピンと来る人と来ない人、二つに分かれそう。 飲食店に限らず、多様な「商売」に通ずる本でした。

          宇野隆史「トマトが切れれば、メシ屋はできる 栓が抜ければ、飲み屋ができる」

          宮島未奈「成瀬は信じた道を行く」

          本屋大賞を受賞した小説「成瀬は天下を取りにいく」の続編、「成瀬は信じた道をいく」です。 今回も予想不可能な行動をとる主人公成瀬あかりが楽しめます。 成瀬は物語に登場する人々を次々と魅了していく。 読者の私も益々魅了されました。 成瀬が「おやつ昆布」を食べるシーンがあるのですが、私も思わず買って食べてしまいました。 本書を読むなら、前作の「成瀬は天下を取りにいく」を読んでからがおすすめ。 ナンバリングされていないので分かりにくいですが、最初に「成瀬は天下を取りにいく」、

          宮島未奈「成瀬は信じた道を行く」

          宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」

          子供から大人まで楽しめる小説という事で手に取った「成瀬は天下を取りにいく」。 表紙に西武ライオンズのユニフォームを着た少女が描かれている事から、プロ野球に関する小説かなと思ったが読んでみると違った。 滋賀県大津市を舞台にした、女子中学生の青春物語でした。 個性たっぷりの主人公成瀬あかりが周囲を巻き込みながら、個性的な青春を謳歌する。 私は滋賀県に行った事がなく知識もありませんでしたが、この小説を読んで少し滋賀県について知ることができました。 琵琶湖のミシガンとか。 今

          宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」

          辻山良雄「本屋、はじめました 増補版」

          私はもともと本を読むのが苦手でした。 本を読み始めるとすぐに眠くなってしまい、短い本でも1冊読むのに1ヵ月もかかっていました。 それが今では、月に数冊読めるようになりました。 最初はビジネス書ばかり読んでいましたが、今では小説なども楽しめるようになりました。 今回は、最近読んで良かった本をご紹介いたします。 それは、辻山良雄さんの「本屋、はじめました」と言う本です。 大型書店に勤めていた辻山さんが、個人書店を開業した自伝で、 東京都杉並区に「Title」という書店を

          辻山良雄「本屋、はじめました 増補版」

          麻布競馬場 他「#ハッシュタグストーリー」

          SNSをテーマにした4つの物語。 私がインターネットを始めたのは、25年以上も前のこと。 当時はインターネットを利用している人は稀であり、関する情報も乏しかった。 SNSという言葉も、ハッシュタグという言葉もない時代。 私はその世界にはまり、数少ない書物を読み漁っていた。 それが現在では、多くの人の必要不可欠なものとなった。 誰もがあたりまえのようにその世界から情報を取り出し、交流まで行うようになった。 四半世紀でこんなにも時代が変わったのかと思いながら読んだ。 これか

          麻布競馬場 他「#ハッシュタグストーリー」

          橋本笑「DIY好きが極まって不動産オーナーになっちゃった話」

          最近読んで面白かったコミックエッセイのご紹介です。 イラストレーターの橋本笑さんが描いた「DIY好きが極まって不動産オーナーになっちゃった話」です。 タイトルの通り、DIY好きの著者がDIYがしたいがために中古不動産を購入し、自分で出来る部分は自分でリフォームして入居者を探して賃貸するといった内容のコミックエッセイです。 次から次に起こるトラブルが結構リアルに描かれていて、DIYについても不動産オーナーについても面白おかしく学ぶことができました。 興味がありましたら、

          橋本笑「DIY好きが極まって不動産オーナーになっちゃった話」

          森崎緩「株式会社シェフ工房 企画開発室」

          普段、待ち合わせなどで時間があると近くの本屋さんに入り、店内をうろうろしながら、いろいろな本を見るのが大好きです。 今回は、そこで見つけて購入した小説を紹介させていただきます。 それが、森崎緩さんの「株式会社シェフ工房 企画開発室」です。 主人公の新津七雪が、札幌にあるキッチン用品メーカー「株式会社シェフ工房」に新卒で就職し、「企画開発室」の配属され個性豊かなメンバーと共に一生懸命働くすがたが描かれています。 最近は、グルメ系の小説はとても多いですが、キッチン用品メー

          森崎緩「株式会社シェフ工房 企画開発室」

          カンニング竹山「カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門」

          カンニング竹山さんの著書「カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門」を読みました。 竹山さんが自身の趣味である飛行機、キャンプ、YouTube制作、バイク、野球観戦など、9つのお題にについて書いた書籍です。 ゆったりと一人でも楽しめる趣味について詳しく解説されていて、私も新しい趣味が欲しいなと思うようになりました。 私が興味があるのは、DIYです。 木材から棚や椅子などの家具を作ってみたいです。 もともと何かを作ることが好きなので、そういった事が趣味にできれば良いなと思

          カンニング竹山「カンニング竹山の50歳からのひとり趣味入門」

          泉ゆたか「横浜コインランドリー」

          これから出張だという時に、何か心を癒してくれそうな小説は無いかと書店に駆け込みみつけた小説。 泉ゆたかさんの「横浜コインランドリー」です。 内容は、ブラックな不動産会社に勤めていた主人公が、横浜にあるコインランドリーと出会い、そこで心も洗われていくストーリー。 登場するコインランドリーは、ただ洗濯をする場ではなく、地域のコミュニティとして描かれていてとても良かったです。 私の心も綺麗に癒されました。

          泉ゆたか「横浜コインランドリー」

          井上理津子「絶滅危惧個人商店」

          「絶滅危惧」と「個人商店」を組み合わせた異質なタイトルに惹かれて手に取った本。 それが、井上理津子さんの「絶滅危惧個人商店」です。 古くから続く東京都内(一部神奈川県)の個人が経営するお店を取材し、まとめた書籍でした。 紹介されている店は、魚屋、文房具屋、自転車屋、駄菓子屋、おもちゃ屋など、どこにでもあるようなお店。 いや、現在はでは「どこにでもあったお店」という表記が正しいでしょう。 この本を読んで、私が生まれ育った町を思い出しました。 そこでも小さな商店街があり、花屋

          井上理津子「絶滅危惧個人商店」

          井田千秋「家が好きな人」

          新聞広告で見かけて、とても雰囲気が良く、これは私が今買うべき本だと思い購入しました。 イラストレーター井田千秋さんのコミック&イラスト集「家が好きな人」です。 タイトルの通り、家が好きな人たち5人の生活がふんわりと描かれています。 5人は、みな一人暮らし。 一人暮らしをしたことが無く、一人暮らしに憧れがある私はとても惹かれました。 映画を楽しんだり、こたつでうたた寝したり、ベランダでココアを飲んだり。 ゆったりとした世界観は、私の心を癒してくれました。 そして、自分の家

          井田千秋「家が好きな人」

          山田全自動「山田全自動の徒然日記」

          私の大好きなイラストレーター、山田全自動さんのコミックエッセイ「山田全自動の徒然日記」を買いました。 とても読みやすいコミックエッセイなので、サクッと読み終わりました。 一人旅が好きだったり、ゆったりのんびりマイペースな山田全自動さん。 そうそう!わかるわ~!と共感しながら楽しく読みました。 いつか福岡に住みたい。 そう思っている私は、ますます福岡に住みたくなりました。 ホッとしたいときにまた読みたい。そんな素敵な本でした。

          山田全自動「山田全自動の徒然日記」