いびつな家族の一つの結果。(早すぎた父の死)その2
え。
前もって連絡もなかったので、私は驚いたけれど、とりあえず無事だったことに安堵した。その年の冬、今まで自宅で仕事をしていた私たちは、事業拡大を目指して、小さいながらも事務所を構えた。これで、プライベートスペースと仕事場を分けることができる。ある意味悲願でもあった。
当時は社員を雇う余裕もなく、20歳前後の男性3人に外注として仕事をお願いしていたのだけれど、その人たちが早朝や深夜しょっちゅうやって来るので、入浴するのにも時間を選ぶ必要があった。私としても、忙しい時は起