国士無双のすゝめ

みなさんこんにちは、国士無双大好き芸人こと、麻雀YouTuberのKTです。
今回は初のnote投稿ということで、国語力が純カラの文章ではございますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

まずは少しだけ、KTの自己紹介をさせていただきたいと思います。
私は麻雀YouTuberとして活動していて、チャンネル登録者は約3,400人、普段の動画の再生数は数百~数千回再生と、決して多くはない小さなチャンネルですが、そんな私でも誇れるのがshort動画です。
私のチャンネルのshort動画は、数千~数万、多いものでは数十万、1番再生されている動画は200万回再生となっています。
お時間のある方はぜひご覧いただけると嬉しいです。

そんなわけで、私のshort動画を見ていただけると一目瞭然なのですが、国士無双の上がり回数が他の方と比べて圧倒的に多いです。
理由は間違いなく、圧倒的試行回数によるものです。
普通の人であれば「配牌は悪いが… 手なりで進めるしかないか」となるかと思いますが、私は違います。
クソ配牌こそ逆転の一手となり、世界を破壊することができるのです。
しかし、世界というのは広いもので、考え方も十人十色。
役の中で国士無双が1番嫌いという方も一定数存在します。
そんな方々が口をそろえて言うのが「ただの運ゲー」、「国士無双なんてただの絵合わせ」
まぁぶっちゃけそれはそうなんですけどね。
けどまぁ麻雀ってそういうもんじゃないですか…
手なりで即リーも運ゲー要素だし、強引に役を作るという行為だって絵合わせみたいなものです。
とにかく、今回の記事で私が言いたいのは、ただの運ゲー、ただの絵合わせにも美学や戦術があるということです。

前置きが長くなりましたが、今回、数多くの国士無双を上がってきた私が、どのような理論を培ってきたのか、それを紹介したいと思います。
それではさっそくどうぞ。

第1章 オカルト編

第1節【考えるな、感じろ】


初っ端に紹介する戦術がバチバチのオカルト理論で申し訳ないですが…。
まぁちゃんとした?論理的戦術は後半で紹介しますので、ご安心ください。
本題に戻りますが、配牌を見て国士無双に行くか、手なりでメンツ手に行くかの判断で、9種以上ならGOという人や、10種でも行かないという人など様々です。
しかしKTは思います。
何種だろうが関係ない、国士無双は匂いがするかしないかだ
と。
複数の友人からは耳鼻科に行けだの、いや脳外科だの、精神科じゃないかだの…。
人のことをなんだと思っているんだ。
まぁもちろん匂いというのは比喩なわけですが、大体は配牌を開けて、ぱっと見で国士無双かどうかを決めています。
ちなみにKTが今まで国士無双を上がったshort動画を確認したところ、すべて8種でした。
KTは8種の配牌を見ると、国士無双の気配を感じとるようですね。
他にも規則性がないか、頑張って探してみたんですが、特にありませんでした。
ということはやっぱり匂いがしたのかもしれません。
オカルトすぎる話題がここからさらに続きますので、匂いに関する話はここまでにして、さっさと次の話題に行きましょう。

第2節【むやみに国士無双に行くな】

はい、オカルト第2弾でございます。
しょうもねぇなコイツって思った人は読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
おまけコラム的な気持ちで流し読みしてください。
というわけで、KTの経験則に基づいた、完全主観の独り言を始めます。

まず、国士無双を狙える手というのは、言い換えるとひどい配牌となります。
良い配牌と聞いて誰もが思い浮かべるのは、ドラいっぱいの良形イーシャンテンとか、大体そんな感じだと思います。
しかし国士無双を狙える配牌はその対極に位置するわけです。
そこから役満を狙えるというのは、一獲千金のような夢のある話ですが、現実はそううまくいきません。
ゴミを宝に変えるためには、それなりに運を消費しなければならないのです。
それに気づかず国士無双狙いを連発し、毎回リャンシャンテンくらいで局だけが経過・・・
結果、運を無駄に消費し、点棒だけが減り、最終的には国士無双を狙うことすらできないような6種ドラなしクソ配牌しかこなくなるでしょう。
こうなってしまわないように、国士無双を狙いに行くタイミングを見定めなければならないのです。
まぁ普通の人は数半荘に1回くらいしか国士無双狙わないと思いますけど。

第3節【断ラスで国士無双にすがるな】
オカルト理論第3弾です。
オカルトはこれで以上となりますので、温かい目で見守ってください。
今回いう断ラスというのは、オーラス親番なしで、着順アップに役満条件みたいな、そういう状況の話です。
親番があるなら諦めずツモツモ言ってください。
話を戻しまして、親番なしで断ラスになるというのは、相当運が悪い状態にあると思われます(よほど致命的なミスをしていない限り)。
そんな状況で膨大な運を使用する国士無双に行っても飛ばされて終局するのがオチです。
11種みたいな、どうみても国士無双に行くしかない配牌ならともかく、8種9種くらいで狙うのはやめておきましょう。
そういう時は諦めてリーチして裏を乗せてください。
そういう小さな運の積み重ねが国士無双を呼ぶ足がかりになります。
運を持つもの、また運を積み重ねたものにだけ、国士無双は訪れるのです。

以上がオカルト編になります。
まぁKTなりのジンクスみたいなものなので、信じるか信じないかはあなた次第…。
ということで、ここからは、ちゃんと根拠のある話をしていきます。
それではさっそくどうぞ。

第2章 実践編
第1節【国士無双のリーチ判断】
KTの動画をご覧になったことがある方はご存じかと思いますが、KTは国士無双をリーチすることが多いです。
もちろん、リーチがいらない状況で、ノリでリーチすることはあるのですが、まじめにリーチをするケースも多数存在します。
ということで、KTの考えるリーチ判断について解説していきます。

その1…白ポッチありルール
国士無双を聴牌して、場に白ポッチが見えていない場合は100%リーチです。
誰かが手牌に隠し持っている可能性もありますが、もし山に眠っていて、ダマでシケポッチをした日には打ち首確定です。
絶対に曲げましょう。
ただし、白待ちになった場合はその限りではありません。
白ポッチありルールでリーチがこない=テンパっていない?と他家が考えるケースがあるため、ほんの少しですが出あがりできる可能性が上がります。
もちろん、白待ちだからリーチが来ないという可能性をケアされてしまったら不発に終わってしまうわけですが。

その2…6巡(河1段目)以内に聴牌した場合
かなり早い段階で先制リーチを打てる場合はほぼほぼリーチでOKです。
理由としては、他家に七対子の可能性を想定させるためです。
もちろん、見え見えの七対子に対して字牌などは警戒されますが、それでも「これくらい…」とちょいプッシュされる可能性が高いです。
相手がガチガチの守備型の場合は止められて可能性があるため、そこは他家のタイプを見極めながらリーチ判断を変えましょう。
他にも、1p9p、1s9s待ちの場合は少しダマ寄りになるかもしれません。
サンマは牌効率を重視した進行を求められるため、端の牌は序盤に処理されやすいです。
字牌の整理が終わる4~8巡くらいであれば、端の牌が切られる可能性は十分にあります。当然、リーチによって止まってしまう可能性があるため、そう考えるとダマ寄りな気がします。
もちろんリーチもありだと思うので、そこは場況と相談してください。

その3…南場の親番で連荘が必須な場合
第1章第3節にて、断ラスで国士無双にすがるなとは言いましたが、どうしても国士無双が最短だというときもあります。
そして、聴牌はしたものの、上がり牌はあと1枚しかない。
かなり限定的な状況ですが、こんなときはリーチしましょう。
これは、国士無双を聴牌したことを、他家に知らしめることを目的としたリーチになります。
なので、上がれたらラッキーくらいに思ってください。
連荘が必須な状況で、他家に自由に動かれてしまうのは避けたいところです。
さくっと流されてラス率が高くなるくらいなら、上がれない覚悟でリーチをして、動きを縛りに行きましょう。
ただし、他家にリーチや仕掛けが入っている場合は、差し込みが発生する可能性もあるため、そういうときはダマも視野に入れるようにしましょう。

第2節【迷彩はそこまで意識しなくてよい】
序盤に么九牌をバラ切りすることによって、国士無双の気配を抑える打ち方がありますが、私はそこまでおすすめしません。
理由として、結局のところ、すぐに聴牌しない限り河が濃くなってしまうためです。もちろん、それによって七対子っぽさを演出することもできますが、迷彩には決定的なリスクが存在します。
誰でもわかるとは思いますが、迷彩をするためには中張牌(ドラ)を手元に残さなければならないのです。
サンマはただでさえ聴牌が早く、1段目にリーチが飛んでくることもよくある話です。
そんな時に脂っこい牌を持っていたらどうしましょう?
まぁ普通に降りればいい話なんですけどね。
しかし、先切りができていればもう少し粘ることができて、聴牌する世界線があったかもしれません。
私は国士無双に魂を捧げて麻雀を打っています。
おいそれとは諦めたくないのです。
それに、他家に国士無双がバレようが、あいつまたやってるよとバカにされようが、結局のところ、ツモればそれでよかろうなのです。
迷彩なんて斜に構えたことしてないで、危ない牌はさっさと切りましょう。

 
第3節【中張牌の切り順、選び方】
第2節で、中張牌はさっさと切りましょうと言いましたが、大事なのは何から切るのがいいか?という話です。
もちろん危険牌から切りましょうっていう話なのですが、では何をもって危険牌なのか、というのを解説していきます。
その1…真ん中に近い牌、もしくはドラから切りましょう
最近流行っているサンマは5が全赤になっているルールがほとんどです。
つまり、最近のサンマは真ん中に寄せるゲームといっても過言ではないです。
なので、真ん中の牌から落としていけば、放銃するリスクも軽減されるわけです。
というわけで、序盤は筋の真ん中である456を真っ先に切り落としましょう。
国士無双バレなんか知ったこっちゃないです。
また、ドラで放銃をすると、当たり前ですが打点がアップします。
もし仮に放銃してしまう際に被害を最小限に抑えるためにも、ドラも速やかにぶった切りましょう。

その2…裏ドラ効率を考えよう

例えば、このような配牌をもらいました。
私は迷わず国士無双一直線なのですが、では何から切りましょう?
その1でもお話しした通り、第1打は⑤で問題ありません。
ではその次は何から切るべきでしょうか?
候補としては④か⑥になりますが、実は比較する要素はあります。
それは、裏ドラ効率です。
自身の目から⑤が1枚見えているということは、④よりも⑥の方が、裏ドラが乗る確率がほんの少し下がるわけです。
よって、第2打は④が正解となるわけです。
小さな要素ではありますが、こういった選択の積み重ねが非常に大事なのです。

その3…対子・暗刻から切ろう(残そう)
これは好み、打ち方によって考え方が真逆になるため、納得のいく考え方を参考にしてください。
ちなみに私は対子(暗刻)を残すタイプなのですが、理由は簡単、1枚通せば数巡通せる理論です。
私はどちらかというと押すタイプのため、何筋も押すよりは1枚を全力で押す方がマシと考えています。
しかし自分が複数枚持っているということは、相手が持っている可能性が低くなり、さらには、その牌で待っている可能性も高まるため、微差ですが放銃率も上がるわけです。
初手に暗刻落としをすることによって、相手に手作りを強いるという戦略もあるので、一概にどれが正解かは難しいですが、好みによって使い分けてみてください。

 
第4節【他家のリーチに対して正しく対処しろ】
麻雀において、先制リーチをくらうことはよくある話です。
そして、よくある話だからこそ、対処方法を意識しなければなりません。

その1…早急にベタ降りするな
リーチに対して即ベタ降りをした場合、相手がツモるのを待つしかやることがなくなってしまうため、なるべく粘るようにしましょう。
メンツ手の場合、現物や通りそうな牌を切って迂回し、結果聴牌してリーチ、めくり合いに持っていくという流れはあるあるです。
しかし、国士無双でベタ降りをしてしまうと、粘ることはほぼほぼ不可能で、たまに七対子で聴牌することはありますが、そううまくはいかないのが現実です。
そうならないためにも、第2節で言ったように迷彩は意識せず、安牌を抱えて粘れるようにしましょう。

その2…相手の手の高さを予想して押し引きを決めよう
こちらが国士無双をやっている場合、相手のリーチに対しては押しづらいかもしれません。
しかしそんなときはすぐに諦めず、状況をしっかりと観察し、押し引きを変えるようにしましょう。
まず相手が親だった場合、どんな状況であろうと打ちづらいです。
安牌や字牌を切ったりして粘るのはアリですが、ド無筋を切るのはさすがにやめましょう。
言うまでもないですが、子供に比べて打点が1.5倍であること、そして連荘されるのはいくらなんでもリスクが高すぎます。
では相手が子供だった時はどうでしょうか?
理由さえ作ってしまえば押すのも悪くはないとKTは考えます。
例えば、自身が序盤にドラを何枚も切り飛ばしていて、相手の打点がそんなになさそう。
他にも、自分が持っていない種類の牌が確実に山にいそうなど…。
多少押して子供に満貫、最悪ハネ満放銃くらいで済みそうならば、32000点の10枚を狙うのもワンチャンありではないでしょうか?(ザンルール基準)
他にも、ゼンツすることによって親に警戒心を芽生えさせ、勝負の場から降ろすことができるというメリットもあります。
もしかしたら、親の方からリーチに差し込んでくれる世界線も生まれるかもしれません。
リーチというのは、上がり牌の種類なんてだいたい2種類か、多くても3種類、たまに4種類くらいなものです。
何が言いたいのかというと、何枚か無筋を切り飛ばしても意外と当たらないのです。
自分の手は国士無双なんだから、降りることなんていつでもできます。
だったら待ち筋が絞れない間は多少押しても大丈夫です。
簡単に諦めていたら国士無双の神は微笑んでくれません。
最後の最後で脳筋理論になってしまいましたが、役満に1番必要なのはパワーであることを覚えておいてください。
 
以上がKTの国士無双論となります。
ここまで長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

国士無双は麻雀の中で1番狙いやすい役満ですが、コスパに見合っていないという理由で挑戦する人はそんなにいないかもしれません。
しかし私の考えを見て、もう少し狙ってみようかなとか、もっと愛すべき役なのかもしれないと気付いてくれる方がいてくれたら嬉しいです。
みなさんに良き国士無双ライフが訪れることを祈っています。
 
ついでに今回の記事が少しでも面白いと思った方は、ぜひチャンネル登録をお願いします。

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