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多様性の中で生きる僕らの音楽のスゝメ②

 こちらは前回です。乱筆乱文ですがよろしくお願いいたします。

※「Jポップ」という得体の知れない音楽(聞こえが悪いけれどこれについては最終で触れます。)の感触についてざくざくと雑記のように書いたのですが、取り敢えず傍らに置いておいて下さい。

ダンス・ミュージック?ダンス・ミュージック!!

  '00年代より少し手前からだろうか。お茶の間にヒップホップというジャンルが確実に浸透してきたのは。
そして近年では浸透を越えた一ジャンルとして君臨している…J-hip-hop、またはJapanese Hip-hopとしてだが。
 確かにヒップホップの歴史の在り方を考えると日本特有の進化を遂げているし、住み分けも必要だろう。

 但し、このジャンルの前に[J]を付けてしまうこと自体、非常に酷い。
語弊を恐れずに言うならば大手の会社やメディア(ここでとり扱うメディアはマスメディアの略)の介入がこのネーミングセンスに見え隠れしてしまうのだ(心当たり有りますよね。K-popとか)。
 逆説として近年で語るとしたら、EDMというジャンルにはJ-EDMというジャンルは存在しない。
(こちらも最終的に触れるのでヒップホップ大好きな皆様、堪えて下さい…。ちなみに確証は持てないのですがJ-Techno、という名称は石野卓球が頑として止めたとか…諸説アリ。同名の会社があるとか[J-TEKNO]という曲が音楽ゲームに入っている、とかは完全に蛇足なので除外。)

…閑話休題。ヒップホップ文化が身近に感じられるようになった背景の一つに(主観を込めさせていただくと)、上記のメディア介入の他に2012年4月からの文部科学省の中学校学習指導要領が改訂された中にある[武道・ダンスの必修化]が関係しているのではないか、と推測する(告示は2008年3月28日)。

※また2012年7月には高校生RAP選手権の第一回TV番組のコーナーとしてだが開始し、時期を鑑みるとやはり大手会社やメディアの影が散らつくがやはりこの記事では割愛する。

 ダンスが生活の中で市民権を得る、ということはそれだけダンスに関わる音楽も身近になる、ということである。
 
そしてこの流れ、実はどの時代の国や音楽ジャンルについても言えることでもある。

全て挙げると長尺が過ぎるのでダンス・ミュージックとしての事例を(本当にざっくり)列ねると

・ジャズ等は元々歓楽街での演奏がメイン。というか大衆音楽でもあるので演奏に乗りながら踊られる音楽でもある
・ロックに関しても元々はロカビリーである。
・カントリーに至ってはカントリー・ダンスと呼ばれるダンスが存在する。
・雅楽は日本古来のダンスミュージック。国風歌舞(※)はその名の通りそれぞれの歌に舞(ダンス)が振り付けられている。
※読み:くにぶりのうたまい

 …などなど枚挙に厭わないので興味ある方は各自調べてみると面白い(全てを語るとロカビリーやら何やらもブルースに行き着き、ゴスペル云々的な話になっていくことは知っていますので突っ込みは受け付けません。悪しからず)。

 まとめると、

・音楽=踊れる、又は乗れるかどうか。
 全てでは無いが、これは重要な指針でもあると思う。

・思春期に聴いた音楽の身に纏わる業は根深い。
 それ故に音楽ジャンルの壁の間に世代間論争が勃発し、ジャンル事態も年代や流行によって細分化し、新たな火種になることもしばしば、である。いや、ジャンル間の意見交流は大賛成なのだが。

次回に続きます。


※今回の連載記事全てに言えることだが現代において全ての音楽ジャンルは細分化されており、たとえ1ジャンルにおいてもその全貌を捉えることは容易では無い。
 その全ては複雑に絡み合っていて尚且つ音楽ルーツまで辿り着くと説明と相互理解は非常に困難になり、そして記事の着地点はそこでは無いのでご容赦戴きたい。

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