#653【声の大きな人を封じ込める方法】
あなたのまわりには
とにかく声の大きな人
たくさんいますよね?
地声が大きいだけではなく、
つねに発言力が強い人
のことをいいます。
会議などでも
そのような人の意見が
全体の決定事項として
通ってしまうので、
けっこう危険な場合が
あるのです。
とくに、会社などの組織で
大事な決めごとのときに、
声の大きな人の意見だけに
かたよってしまうことは
組織全体への影響が
大きくなりますね。
それを防ぐためには
以下の方法を
試してみましょう。
=====
1)会の進行役をおく
役員会や幹部会などで
会議をおこなうときは
かならず議長などの
進行役をおきましょう。
できれば、手をあげて
発言するようなルールを
つくっておくと
さらによいです。
議長権限で
発言をコントロール
できるので、
ひとりの声の大きな人が
ずっとしゃべり続けるような
状態をさけることができます。
ただし、会社の社長など
もともと組織の実権が
大きな人が議長の場合は、
議長自身が
声が大きな人なので
議長の独断で会議が
進んでしまうことが多く、
注意が必要です。
=====
2)みんなに意見を聞く
わたしはこれまで
いくつかの会議体で
議長をつとめてきましたが、
必ず発言力の強い人が
何人かいます。
そこでのコツは
会合の冒頭で
「 参加されている
皆さん全員に
必ずご意見や
感想を聞きます 」
と宣言するように
しています。
もちろん、
参加人数が多すぎたり
時間がとても短い場合は
別ですが
そうでなければ
一言でいいので
全員に発言を求めています。
そうすると、
声の大きい人は
多少は遠慮しますし、
ふだん大人しい人も
けっこう自分の意見を
しっかりと言ってくれるのです。
=====
3)多数決は最後の手段
その場での多数決
という方法は
最後の手段にしましょう。
多数決をやると
その場で誰がどの意見に
賛成しているか
反対しているかが
明確になってくるので
人間関係に
影響してしまう可能性が。
さらには
その場の雰囲気で
物ごとが決まることがあって
けっきょくは
声の大きな人の意見に
かたよってしまうことも。
また、少数意見が
無視されてしまう危険も
あるでしょう。
多数決を行なう場合は
今の時代だったら
その場で手をあげて決める
方法だけではなく、
期限をきめて
LINEやメールで
議長や事務局に
個別に票を入れる方法も
よいかと思います。
=====
声の大きい人の存在は
会議や組織の停滞をふせぎ、
グイグイと前に進むためには
とてもありがたいです。
単に抑えこむのではなく、
それぞれに人たちの持ち味を
じゅうぶんに活かして
いくことが大切ですね。
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