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全く別ものなんです。

脱力というと、たいていは、
意識して力を抜くわけですから
意識していない時はまた元の状態に戻ります。

アレクサンダーテクニークで目指していることの一つである
「やめる」は、自ら力を入れているということに気づいて
力を入れているなら、
やめれるものは、やめる。
もう一歩進むと、
力を入れたきっかけとなる
刺激に気づけるよう観察する。

なにが力を入れるという反応をすることになったきっかけなのか。

ここでいう「ちから」って
ぎゅっと手を握るような力の入れ方から
ほとんど気づけないくらいに繊細なものまで含みます。


観察でわかるようになってほしいのが、
後者の今まで気づいていなかったけれど、
いつの間にか入れてしまっている力です。

習慣的にやっていることは、
新たにやろうとすることよりも強く働く。

新たに何かしようにも
もうすでにやっていることの方が強い、だから
今やっていることをやめるんです。

やめるためには、今やっていることに
気づく必要があります。
ここに観察の大事さがあるんです。


単なる脱力との違いがわかってもらえるでしょうか。

入ってしまっている力を抜く、とも違いますよね。
ある刺激に反応して力を入れていることを、
同じある刺激にさらされても、反応しないようにするんです。

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