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うなじを伸ばす。

わたしが好きなサックス奏者雲井雅人さんの
お勧めしていた本を読んで。

柴田睦陸(しばたむつむ)さんの記事。
そこにはアレクサンダーテクニークと通じるような、
そんなことが書かれていました。
(「声楽ライブラリー3」に収録されています)

うなじを伸ばす。
吸ったことで起こる変化のまま歌う。しかも、
うなじを伸ばしたんじゃ、
喉が側が縮む、そうではありません、
顎やその周りがフリーになることが目的です、とも。


首フリー頭前上で背中広く長く。
柴田さんのいう状態は、これなんじゃないでしょうか。

柴田さんがアレクサンダーテクニークに触れていたかはわかりませんが、
自分の身体の変化をきちんと観察していると
そのようにするのが最も機能的に良い状態になる、ということが
わかったのではないでしょうか。

吸うのではない、
吸った状態を維持していれば、
吐くのをやめた途端に息は入ってくる、
というようなことも書かれています。

一つ大きく違うことは、
柴田さんはこれを維持できるようにする、と読める。
アレクサンダーテクニークでは、
間違ったことをやめた結果、
柴田さんがいうようなことが起こる、ということ。
どちらにせよ、なにかしらの技術が必要なんですね。

腹式呼吸についても少し言及されていました。
お腹を膨らますのではなく、
胸郭が広がると、お腹はむしろへこむ。
諸説ありますが、そう考えている、と。

これはわたしも実感としてわかります。

歌っている時と、日常会話の呼吸の違いも。


きちんと自分を観察することは、
ほんとうに基礎、技術の土台となることなんですよね。

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