マガジンのカバー画像

人と組織を考える

619
人々が同じ目的を追求するとき、力を合わせて働くために、どのような形のグループとして結集すれば、一人ひとりが生き生きと活躍し、グループとして大きな成果が出せるか? これを考えること… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

リーダーの実践力

リーダーは、計画し、確実に目的地に到達するように、推進していきます。 遭遇する障壁や変化…

91

社員への手当支給を考える

先日、ある企業の人事担当の方から問いかけがありました。「現在家族手当を正社員にしか払って…

タイパ思考の今後を考える(2)

前回は、タイパ(タイムパフォーマンス)をテーマにしました。かけた時間に対して得られること…

【働き方】虚構は続かない

<おじさんDX Vol 562> 本音で仕事をしたいと思うところですが、世の中本音だけでは通用しな…

建造物の纏う衣を創る:クリストとジャンヌ=クロード"包まれた凱旋門”

この記事では、クリストとジャンヌ=クロードが発案したパリの凱旋門を梱包するプロジェクトは…

Vol.29_『心理的安全性』について学習してみた(その3…の2)

こんにちは。 朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。風邪を引いて寝込むことがないように気…

「自社にパワハラはない」との訴訟は可能か?ー使用者によるパワハラ不存在確認訴訟を否定した事例ー【ユーコーコミュニティー従業員事件・横浜地裁相模原支部令和4年2月10日判決・労働判例1268号68頁】

勤務先でパワハラの被害を受けた労働者は、 使用者に対して慰謝料などの損害賠償を求める民事訴訟 を提起することができます。 それでは、会社側から 「自社にパワハラなどない」 として自らの法的責任を否定するための訴訟を提起することはできるでしょうか? 今回は、そのような普段とは異なる論点が問題となったケースとして ユーコーコミュニティー従業員事件 (横浜地裁相模原支部令和4年2月10日判決・労働判例1268号68頁) を取り上げます。 どのような事案だったか?本件は、原告会

タイパ思考の今後を考える

先週の日経新聞では、タイパ(タイムパフォーマンス)をテーマにした連載記事がありました。か…

1967年『サマー・オブ・ラブ』は世界中に何を問いかけ?教えてくれたのか?

1965年以降のアメリカは 第二次世界大戦終了後のベビー・ブームで生まれた「約1900万人の若者…

GAVI
1年前
22

ニーナ・シモンのプロテスト・ソングが教えてくれたこと

「時代を反映し 伝えたいことを歌う」という信念で『人種差別』に対するプロテスト・ソング(…

GAVI
1年前
20

人新世から循環型の文明を考える:ダニエル・アーシャム「Fictional Archeology」

この記事では、ダニエル・アーシャムの作品「Fictional Archeology」をもとに、人新世から循環…

保育士の長時間労働に向き合うには【社会福祉法人セヴァ福祉会事件・京都地裁令和4年5…

「潜在保育士」という言葉があります。 保育士資格はあるものの、保育士としては就労していな…

安いニッポンは、豊かさも低迷なのか?

前回の投稿では、日本の商品・サービス価格が他国に比べて安くなってきている状況を取り上げま…

安いニッポンの背景

9月6日の日経新聞で、「サブスクも「安いニッポン」 動画・音楽配信、G7で最安 ネトフリは米の7割」というタイトルの記事が掲載されました。各国のサービス価格を比較しながら、日本の価格の割安感を取り上げたものです。 日本は1人当たり国内総生産(GDP)で3万9340ドル(世界28位)と、G20では7番目に高いわけですが、日本より下位のイタリアよりも上記で価格が安い結果となっています。もうすぐ1人当たりGDPで抜かれると言われている韓国に対しても、上記価格では既に韓国より低い結