新型コロナで20日間療養した話②

前回の続きです。

20日間も外出自粛をしなければならなくなった原因、検査のタイミングが悪かったというのもあります。
保健所からの連絡が遅れたというのもあります。(実際電話で事情を説明した際かなり謝られました。が、感染者が増加している今、自分の健康を気にしながらも懸命に対処してくださっているので、お忙しい中私の電話に丁寧に対応してくださって感謝しています。)
ですが、もっとこうしておけば、自らこの事態を少しは良くできたのではないかという反省も出てきました。

持っておくべきだった知識

職種上どうしても多くの人と接する機会があったりマスクをはずさなくていけない瞬間があったり、自分がこの状況下で外出したりすることももちろんあるわけで、「感染しないための基本的な予防知識」というものはありました。
ワクチンも2回受けているので、受けるか否かを決める際にワクチンについてもかなり調べました。
ですが、現在流行しているコロナの症状、病院での受診や検査の方法、陽性と診断されてからのことなどは、ほぼこの療養期間で、もっというと保健所からの連絡待ちをしている期間で知ったことが多いです。

まずはコロナの症状。初期のような味覚嗅覚の異常や発熱より、喉の異変という症例が多いことは薄々知っていました。
最初に厚生労働省から送られてきたリンクでとべたページに、仰向けだと重力で痰が絡みやすいというようなことが書かれていました。症状のピークは発症から4〜6日目だそうで、その頃の私といえば確かに痰が増えたし仰向けで寝るのが辛かった。
風邪を拗らせたと思い込んでいた症状はしっかりコロナの症状に当てはまっていました。
コロナの症状にどんなものがあるのか、もう少し知識があったら、やっぱりコロナなんじゃないかと疑たかもしれない。

風邪を拗らせたと思い込んでしまったもう一つの大きな理由に、1番最初に受けた検査で陰性だったからというのがあります。
後々調べたところ、私が受けた等温核酸増幅法での検査(NEAR法と言うそうです)というのはPCR検査とは違い、精度は少し下がるそうです。(下がるとはいえ高確率で正しい結果が出るし、その場で結果がわかるというスピードが売り。)また、これは1年前くらいに書かれた記事に多かったので今は違うかもしれませんが、発症1日目は偽陰性が出やすいとのことでした。
インフルエンザでも確か発症から42時間ほど経ってからの方がより正確に検査結果が出たはずというなんとなくの知識があったのですが、感染された芸能人のニュースで喉の痛みを感じたから検査したら陽性だったというようなものをよく目にしていたので、コロナはすぐ陽性ってわかるものという謎の私信がありました。
陰性証明書ももらったし確定なんだと。
薬をもらいにもう一度内科に行った時、症状がコロナの症状と言われてるものに近いし、最初の検査の時は本当に発症してすぐだったからもう一度検査してほしいと言えばよかった、というのが1番な後悔です。
ここで陽性反応が出れば1/19が療養期間のスタートとほぼ確定できてただろうし、感染している状態で出勤してしまうことも防げたはずです。

他にも現在保健所からの連絡はSMSで行なっていること(※大阪市の場合)、HER-SYSという体調管理ページがあることなどもここ数日間で聞いたり調べたりして知ったことです。
どれも最初から少しでも知っていれば、連絡来るまで待つばかりにならなかったかもしれないし、連絡来てから慌てて調べることもなかったと思う。もし疑問点があれば、保健所に電話が繋がらなくても、病院から陽性の報告が来た時に聞けたかもしれない。

もう少し知識があれば、途中のあれ?もしかして…という感覚をスルーせずにいれたかもしれない。
だから無意味に休んでしまった10日間には私の責任も少なからずあると反省しました。

こうして終わってからタラレバが湧いてきていますが、実は1/29で療養期間が終わっていたことも、結果として19日も会社を休んでしまったことももう変えられない事実。
これから一生懸命働いて、この19日を取り戻していきます。

余談:自宅療養で必要だったもの

私は1回途中で出勤という名の外出をしてしまったので、その日に買い物ができてしまったから助かりましたが、10日間外出禁止とのことで食料の不安はやはりありました。
1人暮らしだし、収入はなくなるうえに冬だからガス電気代が高くなるので、Uber等はなるべく避けたい。
私は運良く食欲は問題なかったし、肺から上以外は元気だったのでご飯を作る余裕はありましたが、正直やる気がない日があるのも事実。レトルト食品やインスタント食品、冷凍食品は少し用意しておくべきだったなと思います。
あとは甘いものやお菓子。普段から好きな人は、途中で切らしたら絶対気分が下がります。(断言)
それから圧倒的に使用量が増えるトイレットペーパーとティッシュ。余分に買っておいて安心でした。
PCR検査を受けたら結果が出るまでは陽性者のつもりで自宅で過ごすことと病院からは言われていましたが、1人暮らしの場合、もしそんなに症状が酷くなければこの検査の帰りが買い物の最終チャンスだと思います。
あ、なくなっちゃった、買いに行こう、と普段ならできるものがなかなか調達できないのは案外ストレスです。調味料や洗剤、ボディーケア商品等、頻繁に買わないものでも、在庫を確認して余分に買っておくと安心です。

あとこれはさらに余談でかなり当てはまる人は少ないと思いますが、メルカリ等のフリマアプリを利用していて特に普段から1〜2日で発送できると設定している方は、プロフィール等に療養期間につきすぐに発送できないということを記載しておくことをオススメします。実際購入通知が来た時焦りました。(充分対策した上で梱包し、このご時世なので一度洗濯してからの使用が薦めるという内容のメッセージを送り、近所に住む身内に送ってもらいました。)


ここまで自分の経験談と反省を綴ってきました。
体調を崩さないように日頃から管理していくことが1番ですが、もし今後コロナを始めとする感染症等にかかったときに、今回の反省を活かして最善を尽くせるようにするための私の記録です。
大変読みづらい文で申し訳ありません。
途中で少し出した調べ物も、簡単に大雑把に調べて摘んできたものなので、詳しいことは自ら調べることをお勧めします。

最後に、この療養期間中いただいた心配や励ましのメッセージにはかなり救われました。
本当にありがとうございました。
明後日からまた元気に頑張ります。


新型コロナで20日間療養した話①はこちら

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