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月刊「群盲評象」(試読ご希望の方向け)

現代は科学が進歩した時代だとよく言われます。知識を獲得するほど新たな謎が深まり、広大な未知の世界が広がります。知は無知とセットになっています。優れた科学者はなんでも知っているよう… もっと読む
本マガジンでは、桜井健次の記事をとりあえず、お試しで読んでみたい方を歓迎します。毎日ほぼ1記事以上… もっと詳しく
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記事一覧

東西南北以外の関心

人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」には「夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客」とあり、日本の江戸時代、17世紀の俳人、松尾芭蕉の「おくのほそ道」には「月日は百代の過客にして ゆきかふ年も又旅人なり」とあります。 毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りします。抽象的な

彼得潘行動之詩

赤い傘といえば、ピーターパン作戦の物語だな キューバで革命が起き、少なくない人々が新しい政治体制に言い知れぬ恐怖を感じた そこで未成年のわが子を大人の同伴なしでアメリカに集団脱出させた その数、実に14,000人以上 この小説は、近親者の実体験をもとにしている キューバでは裕福な銀行家の両親のもとで育った主人公の姉弟は、ネブラスカ州の農家に引き取られ、まったく新しい生活を体験した では、その2010年小説「赤い傘」の主なポイントを七言律詩にせよ 読み方 日本語訳

睾丸のなかにマイクロプラスチック

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

サルも木から

毎週水曜日、合成画像を作っています。 日本のことわざで「サルも木から落ちる」とは、「弘法にも筆の誤り」と同様、その道が得意で優れた者であってもたまには失敗するの意味です。つまり、サルは木登りは得意であり、滅多に木から落ちることはありません。ところが2024年5月、メキシコで、138匹もの野生のサルが木から落ちて死んでいることがわかりました。記録的な熱波によって脱水症状を引き起こしたものと思われます。おそらく、サルだけでなく、あらゆる動物、もちろん人類にとってもかなり厳しい状

科学者はNetflix三体をどう見ているか

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

未亡人願望

若くして裕福な未亡人になりたいのよ だってお金があるでしょ だって自由があるでしょ だって若さがあるでしょ そんな風に強く願う女たちが何百人もいた 制度上、離婚ができない社会だったから、同情の余地があるケースもあったかもしれない そんな女たちの願望に応えるアクア・トファナという化粧品ビジネスがあった ただし、証拠の毒物が発見されればおしまいだ もっといい方法はないの? 証拠をいっさい残さず、手間をかけず、お金持ちの男の未亡人になりたいわ! そこで手に入れたのは、ワニガメ

ワクチン人口削減陰謀説

2023年から、毎週日曜日、マガジンご購読者のみがお読みいただける特別記事(タイトル以外は非公開)をお送りしております。 現代はインターネットの時代ですので、note に記事を普通に書けば、見知らぬどなたの目に触れるともわかりません。それが新たな出会いやコミュニケーションのきっかけを生む可能性があり、楽しく有意義です。 他方、昨今は、いろいろな問題に対し、特定の主流意見と、それに対立する意見に二分され、溝が生まれることも多くなりました。2020~2023年で言えば、COV

バラの季節

人生はひとつの旅であり、また本物の旅にも人生の一面が投影されます。そのため、旅論は人生論でもあります。8世紀、唐の時代の著名な詩人、李白の「春夜宴桃李園序」には「夫天地者萬物之逆旅 光陰者百代之過客」とあり、日本の江戸時代、17世紀の俳人、松尾芭蕉の「おくのほそ道」には「月日は百代の過客にして ゆきかふ年も又旅人なり」とあります。 毎週土曜日、「旅」、「旅行・トラベル」、「旅のような人生の道のり」といった「旅」に関係するワードをテーマに含む短めの記事をお送りします。抽象的な

金魚鉢之詩

金魚鉢と言えば、かのロバート・A・ハインラインのサイエンスフィクションだな 海軍の調査船に乗った2人の科学者は、空へ上がって海へ戻ってくる謎の水柱を発見した。 その水柱の上の世界に実際に行ってみたら、食べ物と水はあるが、脱出する方法がないことに気づいた。 どうやら、エイリアンか、あるいはもっと高次の地球生命体の手中に落ちてしまったようだ。 ただペットとして、金魚鉢のなかの金魚のように飼われているようだ。 一人が死んで、遺体が運び出されたとき、残ったほうの一人は、ここを出る

AIによるコーヒー焙煎

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

天敵の活用

毎週水曜日、合成画像を作っています。 カメムシの仲間の昆虫たちと言えば、毎年秋の時期に繁殖することが知られています。けれども、2024年、今年は既に5月の時点で大繁殖しているそうです。農作物への影響も懸念されているということです。カメムシの天敵と言えば、蜘蛛、カマキリ、そしてネコです。今日は、蜘蛛とカマキリとネコが大繁殖中のカメムシの仲間の昆虫たちをやっつけようとしている情景を描いてみましょう。 今回の作品は、これです。

ホワイト水素をめぐる競争

毎週火曜日と木曜日は、最近Voicy ラジオ放送で語った内容に補筆、追記、改訂を行い、まとめ直したコンテンツをお送りします。多くのものは2回、3回にわけて放送したものですので、それらの内容を1つにまとめ直し、参考資料へのリンクを入れ、さらに、それらについての解説も追記しております。この記事は、マガジンご購読の皆様限定になります。ただし、この記事のもとになっているラジオ放送は、インターネット上で、どなたでも無料でお楽しみ頂けます。 今回お送りする記事のコンテンツに対応するラジ

2次元の世界

そのホテルは、駅に近い便利なところにある その上、宿泊費がとても安い エレベーターが混んでいたので、非常階段を使った あれ?と思った エレベーターが止まらないフロアがあるのだ そのフロアは、とても奇妙だった 完全防音のようで、外部の音が聞こえない そして天井がずいぶん低い 振り返ると、先ほど通ったばかりの扉は閉まっていた 足元の床を見てぎょっとした 大小さまざまの人体の形の模様のようだ そうだ、ホテルのロビーの床や壁も全部これだった 痛いと思ったら、頭が天井にあたっ

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noteへの連続毎日投稿を開始して1609日目です。プロフィールを更新します。9回目の更新になります。 ここまでの全記事のタイトルリストとURLリンクはまとめてあります。 https://sakuraixlab.com/NoteMagazineKenjiSakuraiArticleList.htm ■このところの noteスタイル1日1投稿を続けております。2024年5月現在の私のnote 投稿の週替わりメニューは、こんな感じです。 インターネットでは、非常に多数の読者