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大阪芸術夏の陣-民藝展・国立国際コレクション展-

書くのが遅く内容がどんどん季節外れになってしまいそうなので、夏のお出かけ記事を挟みたいと思います。

毎月何かしらの展覧会に行く、という目標をゆるく掲げているのですが、今年はこんなものを買ってみました。

ミュージアムぐるっとパス

関西のさまざまな美術館や博物館で割引、もしくは無料で入場できます。
1冊1,100円で恩恵が受けられるならお得だし、これを持っていることで普段は行かないような場所へも足を向ける気になるかな、と思い購入しました。
ちょうど行きたい展覧会があったので、早速使ってみることに。

村上隆/727 FATMAN LITTLE BOY

国立国際美術館『コレクション展』

このパスがあれば1回に限りコレクション展に無料で入場することができます。
今回の目的は、会田誠さんの「滝の絵」を見ること。
主人が大好きな作品なのですが、ちょうどその絵の話をしていた時にそういえば国立国際のコレクション展そろそろじゃなかったっけ?とナイスタイミングで見られる機会がやってきました。

会田誠/滝の絵

作品を見た第一印象は「絵上手っ!!」でした。
そもそも高くない語彙力が地に落ちるほど。
会田誠さんの作品はモチーフが強烈で印象に残るイメージなんですが、それ以前に描写力がとんでもねぇなと思いました。
そもそも国内トップの藝大ご出身なので当たり前なのですが。
ちょうど作品の前にソファーが置かれていたので、10分くらいぼんやり眺めていたと思います。

福田美蘭/モノクロームで印刷された花の生物画

作家さんの名前を控えてくるのを忘れてしまって後で調べたのですが、とても印象に残った絵。
すごく引き込まれる。
事前に何の作品が展示されているか調べずに行ったのですが、大好きな束芋さんの作品も見れて思わぬラッキーでした。

せっかく大阪まで来たので、私のリクエストで近くの中之島美術館へも行くことにしました。

中之島美術館『民藝MINGEIー美は暮らしのなかにあるー』

ずーっと楽しみにしていた展覧会、来れて良かったです。
こちらはパスは使えないのですが、アサヒメイトの会員なので団体料金の金額で入場できます。

まだ新しいですが、大好きな美術館です。
入場前の長いエスカレーターに乗っている時はいつもワクワクした気持ちになります。

ときめきが止まりません。
有名な人が作ったわけでもなく人々が愛し使われてきたモノが、影響力のある人物の目に留まり「これは良し」となればこうして美術館で展示される作品になるのだからなんだか不思議です。
収集品の展示も楽しんで拝見しましたが、個人的にはいまも続く産地の手仕事の紹介映像が非常に興味深かったです。
グッズショップで各地の民藝品が購入でき、どれも可愛すぎて物欲が爆発しそうでした。

その後は国立国際美術館横の科学館のプラネタリウムを見に行きました。
ここの椅子が最高に気持ちよくて毎回居眠り不可避だったのですが、数年ぶりに行ったら椅子が変わっていて悲しみです・・・。
でも相変わらず上映作品は面白く、流星群の仕組みなど非常に勉強になりました。

美術と化学に触れて、有意義な休日となりました。

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