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メタバース・アプリというものを考える

 1990年代のGUIアプリの普及、2000年代のWEBアプリの普及、2010年代のスマートフォンアプリの普及に続き、2020年代は「メタバース・アプリ」の時代なのだろう。

 メタバースはバズワードだ。まだ定義があやふやで誰がどのように定義しても構わないだろう。ここでは、メタバースで使われる新しいアプリケーションの形を「メタバース・アプリ」として定義してみようと思う。

 メタバース・アプリは、VR/ARによる3D空間での360度ディスプレイ、ジェスチャー入力、音声入出力、感覚フィードバック、AIアシスタントなどの技術を利用したユーザーインターフェースを特徴とする。

 このユーザーインターフェース上に構築されるアプリケーションはこれまでと全く異なったルール・アーキテクチャが必要とされる。ゲームとエンタープライズアプリのあいの子のようなアプリだ。

 これまでの平板な狭いスクリーン上で動くことを前提としたアプリケーションでは実現できなかった生産性の向上を人類にもたらす可能性がある。

 VRやARを経験した人なら全天球がコンピュータースクリーンになるメリットはわかるだろう。ウィンドウが重なってしまうことの不便さが無くなった世界を想像したことがあるだろうか?

課題

効率的なテキスト入力については一考が必要だろう。TRONキーボードのような新規の発明が必要だ。

要件は「喋らずに無言で大量のテキスト入力・文章生成ができる」こと。音声入力で事足りれば問題ないのだが、喋らなければならないのが難点である。VR/AR空間で効率的にテキスト入力できるメソッドが欲しい。

参考

メタバース(4Gamersさん):

TRONキーボード(PERSONAL MEDIA CORPさん):

感覚フィードバックもしくはハプティクス(生活者データ・ドリブン・マーケティング通信さん):


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