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気になる存在 BPO※12/8追記あり

BPO(放送倫理・番組向上委員会)への申立て手続きの詳細について、運営規則を踏まえ、体験談もまじえて書いてみました。マニアックな話なので、限定配信にしています。※期間限定で無料配信中。


最近では、ジャニーズ問題や神宮の伐採反対運動などで、BPOに視聴者意見を出そうという集団的動きがあり、注目しています。私も個人的に、「問題のある番組への苦情をどこに持ち込めばいいの?」と迷ってる人を見つけては、BPOをお勧めするという活動をしています。

放送法の成り立ちを振り返り、表現の自由にからめて考えたとき、BPOはとても興味深い組織だと思う。民主主義の砦、表現の自由を守る防波堤という位置づけがされているので。このあたりの話もそのうち書いてみたい。


【参考図書のご紹介】

BPOの放送倫理検証委員会で委員長を務める、小町谷育子氏の著書。小町谷氏は弁護士で、個人情報保護法や知る権利に関する著書もあります。
この本では、冒頭でBPOの概要が書かれています。それから、報道による名誉棄損や人権侵害の判例をあげて判断基準や成立要件を解説したり、放送法の解釈をめぐる議論を踏まえてBPOの果たす役割と行政との関係を論じたりと、密度の濃い内容になっています。
資料も充実していて、行政指導の事例や裁判の判例、委員会決定が表にまとめられていて便利。2016年刊なので、最新の情報はBPOのウェブサイトをご参照ください。

一般人が入手しやすいBPO関連の書籍としてはお勧めです。BPO本って少ないですからね。


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