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メディアと人権

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「クロ現捏造報道・真相シリーズ」の番外編。表現の自由と編集権、報道による人権侵害、番組制作のプロセスに潜む危うさ、BPOなど、報道被害とメディアに関連する記事が多数あり。
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固定された記事

表現の自由とは何か~編集権が人権とぶつかるとき

クローズアップ現代の取材が終わり、編集作業に入ってからのことです。放送前の映像を見せてほ…

SNS規制の法的根拠~デジタル立憲主義とは何か

ある日、総務省の有識者会議をネットで傍聴していると、見慣れない言葉が出てきました。それは…

クロ現で捏造報道されて1年。なぜ人はNHKに騙されるのか?を考えた

NHKにはひどい目に逢わされましたが、皆さまのおかげであれから1年、どうにかやってこれました…

フェイクニュースをファクトチェックしたがる既存メディアと政府の真意は?

4月12日(金)に開催された総務省のワーキンググループ「デジタル空間における情報流通の健全…

マスコミと市民と「表現の自由」

NHKから報道被害を受けた!と言うと、「総務省に電波止めてもらえば」とか「与党議員にロビイ…

声を届ける:捏造体験記の公開について

捏造報道の体験記にはフルバージョンがあります。かなり突っ込んだ内容なので、限定配信にして…

声を上げること、闘い続けること

クローズアップ現代では「一歩を踏み出せず掃除ばかりしてるひきこもり主婦」に仕立てられてしまったけれど、泣き寝入りはせず、猛抗議しました。 そして今もしつこく声を上げ続けている。 この事実からしても、クロ現の放送内容は嘘だとわかるでしょう。 「一歩を踏み出せない」状態にあったら、ここまで猛烈な抗議活動を何か月も続けられないですよ。われながらしぶとい…… 「一歩を踏み出せない」どころか、踏み出しまくってます! 闘うためには強くなければならないので、闘っているうちに強くなっ

ドキュメンタリーという虚構、ふたたび~「ガイアの夜明け」

先日の記事では、「ガイアの夜明け」炎上事件を取り上げました。今回はもう少し番組内容に踏み…

ドキュメンタリーという虚構~「ガイアの夜明け」

虚実のはざまにあるがゆえに問題を起こしやすい、テレビのドキュメンタリー番組について、「ガ…

「セクシー田中さん」原作者の死~ドラマ化の犠牲者

またテレビの犠牲者が出てしまった。今度は命まで奪われた。やり切れない気持ちでいっぱいです…

NHK、ネットに本格進出?

総務省に「公共放送ワーキンググループ」という検討会があります。大学の先生や弁護士さんたち…

テレビが見られない!…輪島町野中継局の停波から復旧まで

能登半島の震災では放送設備にも影響があり、長期にわたってテレビやラジオが受信できない地域…

能登地震で通信キャリアが見せた意地~連携プレーと最新技術と

震災発生当初から、総務省の報告を毎日チェックしてます(震災以前から総務省ウォッチャーでし…

NHKの下請け受難?~エヌリンクスの悲劇

上の画像は某公共放送からの「不幸の手紙」です。 1か月前に送られてきたばかりなのに、また来たよ……うちにはテレビもカーナビもないというのに。 あて名不明でも住所のみで配達してもらえる、「特別あて所配達郵便」という制度があります。総務相の肝いりで始まり、当初からNHKのDM発送に使うことが想定されてました。NHKのために作られたようなものです。 日本郵便はNHKという大口顧客を得て、郵便事業の業績不振を少しはカバーできるし、NHKはDMを無差別に送り付けることができるしで