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売れる顔になりたいだけ〜整形お気持ち表明〜


目の整形をしました。切開というまぶたを切るやつです。
それについてのレポートとは別に自分の気持ちを書きたいと思ってこれを出しました。


アイドルではなく女の子として苦しい文章になってしまいました。見た目についての私の考えと決意に関することです。

自分の顔に悩んでいる子や好きになれない人の力になれたら嬉しいけど、そういう人が傷ついたり悲しんだりする表現があるかもしれません。




上記をこの記事を読む上での注意書きとさせていただきます。





✨✨✨✨✨



何者でもないただの女の子だった私は1年ちょっと前にアイドルになった。

最初は暇すぎた特典会の時間も、最近では私と会いたいと思ったり話したいと思ってくれる人がいてくれて充実したものになってきている。
いつもありがとうこやいます。



アイドルは身体が資本であり売り物だ。
見た目の良さ、ライブでのパフォーマンス、特典会でのコミュニケーションなど様々なことを求められ、評価され比べられる。

地下アイドルがこんなにたくさんいるなんてこの世界に飛び込むまで知らなかった。
1年経って私を好きになってくれる人も増えたけど、このままではいられない、何か新しいことをして変わっていかなければならないという焦りが常にあった。



✨✨✨✨✨



自分の顔は普通に可愛いくらいだと思っている。
めちゃくちゃ可愛いとかモテまくりとか超ブスとかありえない美人とかではなく、"普通の顔"。

普通の顔だけど超ブスでもなかったため調子に乗ってアイドルのオーディションを受けた。アイドルになりたかったわけじゃないんだけど、偶然とか運命が働いて今この仕事をしている。



アイドルになって気付いたことは、アイドルは普通の顔でやっていけるものではないということだ。



前よりも見た目に気を配るようになったりたくさんの人の前に立ったり写真を撮られるようになってから自分の顔を気にするようになった。

メンバーや他のアイドルと並んだ時に私の顔はあまりにもピンとこなかった。



整形を決意したのは数ヶ月前に占いに行ったときである。
「人前に立つ以上メンテナンスはした方がいい(しなきゃいけないわけではない)」「やりたい箇所があるならやるべき」といった先生の言葉を受けて整形を考えるようになった。

実は目ではなく鼻をやりたかったんだけどそれについてもそのうち話せたらと思う。
というかいずれ鼻もやるかも。



✨✨✨✨✨


ピューパ!!は月に10本以上のライブがあり、ダウンタイムのことを考えるとライブを休むことは避けられなかった。できるだけ休まないように、迷惑をかけないように予定を組んだ。


手術当日、お昼に出る予定だったライブがメンバーの体調不良で出演キャンセルになった。
もう会場に向かっていた私は途中で引き返して家に帰った。

道中でSNSのアプリを消した。もうこの時から生まれ変わったような気がしていた。



時間になりクリニックに向かう。
手術の前に洗顔するようにメイクルームに通された。




鏡に映った私は可愛かった。


カラコンを取ったら少しブスになったけど、それでも"普通"だった。

もうこの顔になることはないのだと思うと不思議な感じがした。

ジェットコースターで急降下する直前のような、興奮と少しの後悔が混ざったような恐怖を覚えながら手術台にのぼった。



✨✨✨✨✨



アイドルにならなければ整形はしなかったと思う。


整形することについて書いた記事に「自分をもっと好きになるため」と書いたがこれは誤りだったかもしれない。



私みたいな普通の顔でめちゃくちゃ売れている女の子を見たことがない。



私はスーパーアイドルになるために超売れるために整形をするんだと思う。




整形することにためらいはなかった。目の大きさがちょっと変わったって私が私であることに変わりはないし、そもそも見た目なんかじゃ私の魅力ははかれない。


顔が可愛いだけじゃ売れないことも分かっている。そもそも何をしたら売れるとかもないし。
でも、売れるための要因を増やすことはできる。売れなきゃおかしいだろって誰もが思うくらい魅力的になれば、さすがに売れるんじゃないかと思っている。



誰とも争いたくないし比べられたくもないけど、ピューパ!!を続けるため、アイドルとして生き残るため私はこれからも戦っていく。
自分自身と。





整形後に書いたレポート


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