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    #怖いお話ネット怪談 #怖い話 #怪異 #怪談 #ホラー #異世界 #不思議な話 #奇妙な話 #創作大賞2024 #ホラー小説部門

  • 統一教会関連資料

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    旧統一教会(家庭連合)にまつわる情報をまとめています。 #統一教会関連資料 #統一教会 #旧統一教会 #家庭連合 #指定宗教法人 #勝共連合 #文鮮明 #韓鶴子 #洗脳 #カルト #マインドコントロール #霊感商法 #統一協会 #原理研究会 #原理運動 #統一教会解散命令

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    ネットで有名な定番都市伝説|当局が一切関知しない陰謀論|世界の様々な分野から禁断のウソかホントかわからないやりすぎ都市伝説…まで幅広く網羅|信じるか信じないかは、あなた次第。 #陰謀論都市伝説 #陰謀論 #都市伝説 #怖い話 #やりすぎ都市伝説

  • 青空文庫・現代語訳リライトプロジェクト

    青空文庫の名作を現代文にリライトしています。 #青空文庫 #青空文庫リライト #怪奇小説 #怪奇譚 #怪異談 #怪談 #怖い話

最近の記事

舞々辻【怪談・怖い話】

俺が育った町は、ほんの半世紀ほど前にあっという間に住宅地ができあがったニュータウンでしてな。それまでこの町は、のんびりとした田舎で農家の人達がゆったり暮らしておったげなりよ。ややこしくてうじうじしたアナグラ道路、その名を舞々辻(まいまいつじ)と呼ぶげなり。いでよ格子状に見えるが、決して本当の格子ではなく、何十年住んでても迷子になりかねない道だ。同じような家並みばかりで、どの角を曲がったか分からなくなるのは至極当たり前のことじゃわい。 新興住宅街となってからは舞々辻の名は改め

    • 恐怖のオニオンスライス【怪談・怖い話】

      数年間、私は自営業に従事していた時期がありました。毎朝早起きをして、まだ幼い娘と一緒に仕込み作業を行っていました。ある朝のことです。オニオンスライスを作る際、指先に痛みを感じました。見ると軽く皮膚を削いでいたのです。 "おかしいよ、お母さん。" 娘の突然の叫び声に、私は足を止めました。彼女の言葉は正論でした。まだスライスの最中で、手にしていたオニオンは大きなものだったのです。刃に触れる理由はありませんでした。しかし、目に見えぬ切り傷が私の指先に残されていたのは事実でした。

      • 冷たい谷を越えて【怪談・怖い話】

        黒い闇が降り注ぐ真冬の夜、たけしは県境を超えて運転を続けていた。 雪に覆われた静けさの中、アクセルを踏み込み、山道を駆け抜けた。 山の斜面が迫り、ガードレールの向こうには深い渓谷が広がる。たけしは冷えきった空気を胸に吸い込み、プラスチックのお守りを握り締めた。そのとき、突然人影が路上に現れ、車が制御不能に陥った。悲鳴をあげる間もなく、車体は谷底へと転がり落ちていった。 奇跡的に意識を失うことなく、気を失った運転手は薄暗い景色を目にする。そこには、作業着のような奇妙な男が立

        • トラックの中の女【怪談・怖い話】

          雨が濡らす峠の夜は、重苦しい霧が漂うかのように、時折冷たい風が怪しげな物音を運んでくる。トンネルを抜けると、そこには不気味な静寂が漂っていた。運転手のトーマスは運転席で居眠りしそうになるのを堪えながら前を見つめていた。だが、そのとき助手席の窓ガラスに何かが映ったのに気づいた。 曇った窓の外には、長い濡れた髪をなびかせた若い女性の姿があった。彼女の衣服は、まるで夜露に浸されたように透け透けだった。トーマスは呆気にとられた。 「峠を下りるまで乗せてください」 女は静かに言っ

        舞々辻【怪談・怖い話】

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        記事

          霊感商法に魅入られた男《元統一教会信者の独白》【怪談・怖い話】

          昭和54年秋、足立区で起こった奇妙な訪問者の話 昭和54年の秋のこと、ぼくは足立区の江北橋近くで突貫工事をしていた。昼下がりの3時、仮設小屋でエバラギから来ているおばちゃんたちとスルメや漬物を食べながら休憩していると、突然小屋のドアが開いて一人の女性が現れた。 「こんにちわー、健康管理センターから来ました田中でーす」 その女性は黒い大きなバッグを肩に掛けており、22-3歳くらいの清楚で可愛らしい感じの人だった。こんなところに訪れるのは普通、押し売りのヤクザくらいのものな

          霊感商法に魅入られた男《元統一教会信者の独白》【怪談・怖い話】

          祈りを込めた罪の告白【怪談・怖い話】

          この話は真実の出来事である。 数十年前、この町には古くからの施設があり、そこには人智を超えた恐ろしいものが潜んでいた。施設の中には「あってはならないもの」が2つあり、町の英雄とも言うべき精霊者が早期の処理を提言したが、祟りは後世に残されてしまった。 歳月が流れ、町の役員がその呪われた施設に関わると、次々と不運に見舞われるようになった。ヒトラーの生誕地であるオーストリア・ブラウナウ市に類する禍根を持つ施設だった。我が父は、先達の言葉を胸に刻み、祟りを解くことを決意した。

          祈りを込めた罪の告白【怪談・怖い話】

          鏡に映る影【怪談・怖い話】

          私の名前はフィリップ・ジョーンズ。 就職し、実家を離れて独り暮らしを始めた頃のことがその恐怖の始まりだった。バタバタとした日々の中で、少しおかしな出来事があった。 朝、トイレに入ると、スリッパが乱れて置いてあることがたまにあったのだ。親は整理整頓が厳しく、トイレのスリッパは必ずきちんと並べるよう躾けられていた。その習慣が身についていたため、一人暮らしでもスリッパはいつも揃えて脱いでいた。しかし、忙しい毎日の中でそれほど気にならず、寝ぼけていたのだろうと思っていた。 人は

          鏡に映る影【怪談・怖い話】

          雨に濡れた悲恋の物語【怪談・怖い話】

          天は雨を降らせ、地上は霧に包まれていた。私の祖父の国では、このような日に特別な儀式が営まれるのだった。 雨粒が水たまりに落ちる音が響く中、マリウスは傘を差して歩いていた。突然、寺院の鐘の音が遠くから聞こえてきた。不思議に思いながら、その音に導かれるように足を進めると、やがて葬列に出くわした。 列には知らない顔ぶればかりだったが、奇妙なことに全員が白い薔薇を手にしていた。霧に包まれた薄暗い光景の中、そのコントラストが際立っていた。葬列に紛れた人々の顔は、まるで幽霊のようにぼ

          雨に濡れた悲恋の物語【怪談・怖い話】

          祖母の信仰と変貌【怪談・怖い話】

          俺のばあちゃんは仏教に傾倒していて、毎日仏様の話をしてくれたり、お経の話をしてくれたりする。ばあちゃんはとても熱心で、いろんなことを知っていて、確固たる宗教観があるらしい。 小さいころから世話になっている大好きなばあちゃんなんだが、ひとつだけ問題がある。それは、ばあちゃんが妙に排他的だということだ。 キリスト教も新興宗教もひっくるめて馬鹿にしている。そんなばあちゃんが俺の人生に大きな影響を及ぼす出来事が起こるなんて、その時は思いもよらなかった。 ある日、大学の学園祭に遊びに

          祖母の信仰と変貌【怪談・怖い話】

          赤い霧の残像【怪談・怖い話】

          私が12歳になる前、ユカリおばさんから聞いた驚くべき体験談がある。 ユカリおばさんが若かった頃、親友のミホコさんが50歳前後の若さで亡くなった。二人は同じ町内に住む仲良しで、入院中のミホコさんを見舞うのがユカリおばさんの日課だった。 しかし、ミホコさんは最期を迎えてしまう。通夜の帰り道、眠りについたユカリおばさんは金縛りに遭った。強制的に視線が動かされ、喪服が掛けられた衣紋掛けを見る羽目になる。そして、衣紋掛けの上にミホコさんの顔のない首がうつむき加減に乗っていた。青白い

          赤い霧の残像【怪談・怖い話】

          旧統一教会解散命令を企てた《闇の支配者(仮称)》の真の目的とは?

          旧統一教会の解散命令請求は宗教弾圧と認識する一方、一般大衆は統一教会解散を望んでいる。この対立の構造を狭い視点からみると、『統一教会の集合知』と『一般大衆の集合知』の違いからくるもの。(※統一教会信者にも統一教会解散を望む者もいる) ズームアウトして見ると、支配下の人間に情報をインプットしつつ集合知を構築し、情報コントロール・印象操作で統一教会解散の流れをつくったのは、闇の支配者(仮称)ではあるものの、彼らの真の目的は統一教会解散ではない。 統一教会解散命令請求とその背景に

          旧統一教会解散命令を企てた《闇の支配者(仮称)》の真の目的とは?

          断罪の草原【怪談・怖い話】

          カリンはいつも変わった体験をしていた。 幼い頃から、なにかを開けると時折そこに異界が現れるのだ。 その空間は、風に揺れる緑の草原が続き、遠くに一本の木が立っている。空は青く、白い雲が次々と流れていく。ごくありふれた風景に思えるが、実際にその場所から吹き抜ける風を感じ、草の香りを嗅ぐこともできた。キッチン家具の引き出しを開けた瞬間、冷蔵庫のドアをこじ開けた時など、タイミングは不規則だった。 カリンは、その景色が現れたら蓋を閉じ、「気のせい」と目を閉じてから再び開くと元の世

          断罪の草原【怪談・怖い話】

          無情の介護【怪談・怖い話】

          ある日の朝。 デイサービスの通所介護に向かう途中、利用者の方が自宅玄関前で待っていらっしゃるのを見かけた。認知症の症状が重く、時折外出し過ぎる方だった。 「まだデイサービスの時間ではありませんよ」 私は親しみを込めて声をかける。 「お家の中で待っていてくださいね」 「そうだな。じゃ、後で行くわ」 普段の彼女ならそう答えるはずだった。 職場に戻ると、上司から一報が入っていた。 「あの桐越さん、昨晩他界されたそうです」 医療機関からの連絡とのこと。私は戸惑いを隠

          無情の介護【怪談・怖い話】

          秘密に匂う危険な一族の物語【怪談・怖い話】

          人里離れた小さな居酒屋に、不思議な出来事が訪れた夜。 東京の喧噪を離れた静かな街に、小さな居酒屋が営まれていた。店主の和江は店を一人で切り盛りし、娘の美代や義理の娘である優子にも手伝ってもらっていた。昔は繁盛していた店だが、近年は客足が遠のき、細々と営業を続けるばかりだった。 しかし、そんな平穏な日常に、ある事件が起きてしまう。優子の高校時代の親友である友里と、常連客の宗太郎の間に起きた出来事がきっかけだった。二人は20年前に結婚したが、友里が突然家出してしまったのである

          秘密に匂う危険な一族の物語【怪談・怖い話】

          陰鬱な因縁を紡ぐ不気味なクモの系譜【怪談・怖い話】

          クモは古来、神秘的で不気味な存在と見なされてきました。 ギリシア神話では、アラクネという名の巧みな女性が自らの技術に誇りを持ち過ぎたため、アテネに憎しみを買い、糸つむぎの姿に呪われてしまったと語られています。世界各地の民話にも、クモの存在が何らかの災いの前兆とされる話は枚挙にいとまがありません。しかし、そうした恐怖の対象でありながら、同時にクモは運命の糸を操る神秘的な力を備えているとも信じられてきました。 主人公の弟は、幼い頃から祖母の語る怪談の世界に魅了され、特にクモへ

          陰鬱な因縁を紡ぐ不気味なクモの系譜【怪談・怖い話】

          地獄からの使者【怪談・怖い話】

          リカの瞳は、かつての愛おしさを失い、不気味な陰鬱さに満ちていた。彼女は、ドアに体を寄せかかったまま手振れを隠せずに震えていた。その傍らには、見知らぬ男が佇んでいる。 不可解な光景に、僕の心はひどく疼いた。そこには純愛の想い出が染み付いていたのに――。リカの傍には、いつの間にか他の男が侵入しているではないか。一体何があったというのだろう。 僕がリカの髪に触れると、彼女は慟哭するように悲鳴を上げた。しかし男はリカを抱きしめ、彼女の震えを優しく抑えるように声をかけた。 僕は絶

          地獄からの使者【怪談・怖い話】