今日も本と旅をする、運読。
髙橋広野です.
べつに旅先に限ったことではないが,常に鞄に本を忍び込ませている.
普段は1冊.いつでも空き時間に読めるように鞄に忍び込ませる.電車の移動時間や,ちょっとしたスタバでの作業時間の合間に.
旅に出かけるときはいつも,時間がたっぷりありそうだからと少し多めに.買ってはいたものの読めていなかった積読本を5冊くらい,気合を入れて一気に鞄にぶち込む.
結局,ほとんど読むことはない.
旅先でもカフェに立ち寄り,パソコンを開いていつもの作業するのが当たり前になっている.それでも本まではなかなか手が届かない.
電車やバスの移動時間も,たっぷり本を読む時間が取れそう!と思いながらも,スマホで旅先で巡るところを探したり,撮った写真を加工してSNSにアップしたりと,普段の日常と違ってやれることが山のようにある.結局,気合を入れて鞄に放り込んだ本たちは,ただただ旅先まで一緒にやって来て,そのまま自宅の本棚へと帰っていくのである.
それでも,今日も運読.
ただただいつもより鞄を重くして.でもそれに意味がないとは思わない.
旅に出る時,持っていく本は慎重に選ぶ.旅先で何を考えたいか.何を得たいか.旅のテーマを決めるようなことをやっているのに近いのかもしれない.
旅先でも鞄を開けるたびに本が目に入る.
今回はこんな気持ちで旅に出たんだ.
旅先でふと思い悩んだ時,その本をチラッと開くかもしれない.
また帰ってからも,あの時この本と旅をしたなと思い出すかもしれない.
読むこと以外にも,本には価値を見出せる気がしてる.
そんなことを思いながら,今日も本を運んでます.
髙橋広野
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