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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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記事一覧

日光移住、2年と11ヶ月目 #日光門前に暮らす #128

高橋広野です.今月もあっという間に過ぎ去って,もうすぐ梅雨が来るかなと.GWに始まり,今月はあちこち出かけたせいで日光にいない日が多かったのですが,今の時期の日光は本当に気持ちよく,ついつい散歩したくなる季節でした.(思ったよりもまだ夜は冷え込み…もう少し暖かくなって欲しい) GWは流石は観光地といった具合で,歩く人も車の人もいっぱいいっぱいでした.道ゆく人々が楽しそうに歩いている姿を横目に,店内も大忙しで,流石に疲れました. 5月14日は照光会に.もうじき4年目に突入す

なかなか店が開かなくて #日光門前につくる #7

2023年の冬にオープンしたレンタルピクニック屋さん PICNIKKO(ピクニッコ).今月はGWもあり,これまでで一番の客数,売り上げをすでに記録しています.ところが中旬頃からは県外に出たり,打ち合わせが集中したりと,なかなかお店を開ける時間がとれなくなってしまい,結果としては先月やこれまでと比較しても,そこまで大きく伸ばすことはできませんでした.(他の仕事が捗ったのでまあトータルではよしとしましょう…) それでもやはりお店がやっていないのはよくないですね….基本的にインス

連綿と、ひそかに続く祭(いのり)ごと #日光門前に暮らす #127

高橋広野です.5月14日の朝は照光院へ.この日は徳川三代将軍家光公の忠臣である梶定良の命日ということで,照光院で法要が行われていました.なかなかない機会だからと特別に案内していただいて,照光院へ向かいました. 昨日は久しぶりの大雨.それにもかかわらず,今朝は雲ひとつない晴天で,まるで照光院が迎えてくれているようでした.雨露に濡れた新緑が一層美しく,山内は幻想的な空気に包まれていました. 梶定良は,寛文2年(1662)の稲荷川大洪水でも、身を挺して人々の救災にあたり,今の稲

往来を眺めて過ごす #日光門前に暮らす #126

高橋広野です.お店をオープンしてから初めてのGW.ぞろぞろと歩く人々,絶え間なく続く渋滞を目の前にして過ごす初めてのGWです.今年はお天気にも恵まれ,暑いくらいの陽気にもかかわらず,多くの観光客で賑わっていました. このGWはほぼずっと,朝から晩までお店で過ごしていました.最終日の今日も朝から道路は長蛇の列.最高気温も25°を超えてきそうで,日傘をさして歩いている人も多く見られました.明日もお休み?とも聞くので今日も一日こんな感じかと思いきや,午後には渋滞も緩和され,車もす

日光移住、2年と10ヶ月目 #日光門前に暮らす #125

高橋広野です.あっという間に桜が散り,祭の日々が落ち着いたのも束の間….GWがやってきました.朝から渋滞が続いています. 今年は桜の開花と弥生祭がギリギリ重なって,なんとも幻想的な春を迎えました.昨年は3月末には咲いてしまった桜も,今年はなんとか持ち堪えて,4/16の弥生祭宵祭では,はなびら舞う幻想的な景色が見れました.稲荷町の花家体はこの枝垂れ桜を通る時,どうしても鼻先が桜の枝に接触してしまいます.そのたびに枝を持ち上げて,桜を避けるのですが,その揺れ動く枝からはヒラヒラ

栗石返し〜社寺と門前町のつながり〜

「栗石返し(くりいしかえし)」という清掃活動がある。 形式だけを捉えれば“清掃活動”ではあるが、どちらかというと“行事”に近いと私は思っている。 年に一回。ちょうどこのくらいの時期に行われる。 で、今年は先日(4/21)に実施されたばかり。 門前町の町衆が日光東照宮と大猷院(家光公御廟・日光山輪王寺)の境内を掃除する。この両社には「栗石(くりいし)」と呼ばれる拳大の石が敷かれていて、この間に溜まった杉っ葉(これは方言か?)やくずを取り除く作業を行う。 この栗石、地元で採

そろそろ春が来ちゃうので #日光門前につくる #6

2023年の冬にオープンしたピクニック屋さん PICNIKKO(ピクニッコ).ようやく弥生祭が終わって,いよいよ春と言ったところ.まだまだ冬だと言いながら,ピクニック屋のくせに道具の仕入れを先延ばしにしていたところですが,そろそろそろそろピクニックシーズンが到来しそうです. ここ最近はレンタルピクニックの先駆者を視察に行ってきてました. WIFE&HUSBAND|京都|鴨川 ケサランパサラン|金沢|犀川 鴨川も犀川もお店からたったの3分以内の立地.どちらも圧倒的に気持

祭りのあと

ふぅ。 今年も春の大祭が終わった。 「日光弥生祭」という。 個人的には3回目の筆頭頭役を仰せつかって、なんとか“乗り切った”という感がある。 おかげさまで、という言葉が全てについてまわるようなものなのだが、その辺については長くなるのでまた別の機会にでも。 さて、 祭が終わってすぐ、用事があって東京と横浜へ。 この時に感じたことをtwitterにこう書いた。 前にも同じようなことを感じたと思う。 日光弥生祭。 様々なサイトの説明や、紹介されている書籍などには これと似

栗石コロコロ #日光門前に暮らす #124

高橋広野です.4月21日は早朝から“栗石返し”に参加してきました. “栗石返し”では,日光東照宮と輪王寺で境内に敷き詰められた石をひっくり返し,杉の葉などのゴミを手作業で取り除きます.江戸時代から行われているという清掃行事で,昔なかなか庶民は入ることができなかった社寺に,奉仕をする代わりに中に入れる貴重な機会だったとか.こぶしほどの大きさの「栗石」と呼ばれる石を一つ一つ持ち上げてゴミを払い,苔が生えないようにひっくり返して元に戻す.町内ごとに分担が区分けがされていて,今年の

桜降る #日光門前に暮らす #123

高橋広野です.今年も弥生祭が終わりました.若衆としては今回が2度目の参加で,住んでいる稲荷町で出ました.今年は桜の開花が遅く,宵祭当日もまだなんとか花を残した状態で,今までにないほど美しい景色を目の当たりにできました. 祭は正直あんまり好きではないかもしれません.慣れない下駄を履いたり,お酒は弱いので全然飲めませんし,どんちゃん騒ぎも好き好んでしたいとら思わないし.面倒な決まり事や人間関係,愚痴が絶えない日々,ひたすらに長い拘束時間….自営業を始めて,日々1分1秒が自分が生

日光移住、2年と9ヶ月目 #日光門前に暮らす #122

高橋広野です.ようやくだいぶ暖かい日が続くようになって,桜もあともうちょっとで咲いてくれそうです. 門前日誌の第三巻が発行されました.2023年,活動3年目の記事からいくつか収録しています.今年は実は載せたい記事が他にもあったのですが,間に合わず….4年目はもっと計画的に,第肆巻の構成も考えながら活動していきたいです. 春が近づいてきて,ようやく客足が増えてきました.春からが本番ということで,今まで足りていなかったあれこれを急ピッチで準備していきます. あっという間にお

また冬が終わろうとしている #日光門前につくる #5

2023年の秋の終わりにオープンしたピクニック屋さん PICNIKKO(ピクニッコ). 12月,1月,2月と寒い寒い冬の時期を乗り越えて,早いもので4ヶ月目の営業.先月の売り上げと比較すると,今月は日光に春が戻ってきたのか,少し余裕のある営業でした.季節でこんなに変わるものなんですね…. このお店は事務所と兼用なので,基本的にお客さんがいない時には他の仕事をしていて,あまりたくさん人が入ってしまっても,そちらの仕事が進まないことになってしまう….なので今の客数くらいが程よ

門前日誌 第参巻 #日光門前に暮らす #121

高橋広野です.門前日誌 第参巻 が発行されました. 3年目の2023年の記事から,厳選したものを掲載しています. 今年は表紙も気持ちだけリニューアル. というサブタイトルをつけました. 2023年は,コロナ禍を経て町に祭が帰ってきた年でした. 連日のように鳴り響くお囃子の音.日光の日常のようです. これから配布を進めます.届きましたら,どこかで見かけましたら,ぜひ手に取っていただければ幸いです. NPO法人日光門前まちづくりnote部|髙橋広野 #門前日誌 #日

日光移住、2年と8ヶ月目 #日光門前に暮らす #120

少しづつ少しづつ春が近づいているような…気がしないでもないけれど,まだまだ寒い日光門前です.早く暖かくなってほしい…. 今年は雪景色に出会えることがほぼほぼなくて,生活する分には良かったのですが,少し寂しく感じました.雪景色はやっぱり美しい.雪が積もればみんなで雪かき.箒で雪かきしてたら,ご近所さんがショベルを貸してくれました.雪かき後のコーヒーがうまい. 2月がどんなもんか恐る恐る売り上げを眺めていましたが,なかなか厳しいですね.出張も入ったりで,月に20日開けられるか