採用担当者の私が「優秀な人≠活躍できる人」だと気付き、思い切って転職エージェントにキャリアチェンジした話
大谷(おおたに)です。
現在クリーク・アンド・リバー社で、Webクリエイターに特化した転職エージェントをしています。
このnoteには、人事部で採用を担当していた私が、「優秀な人≠活躍できる人」だと気付き、思い切って転職エージェントにキャリアチェンジしたら、支援した方から涙が出るほどうれしいお言葉を頂けたお話を書いています。
初めましての方は、ぜひこちらの記事を先にご覧ください。
「HR(Human Resource)」に興味を持った原体験
2019年4月。
大学時代に自転車競技にのめり込んだ経験から、「自転車」を通じて地域に貢献できるような仕事に就きたいという理由で、自転車の大手小売チェーン企業へ新卒入社しました。
決して目立ちたがり屋ではありませんが(むしろ陰キャ)とにかく負けず嫌いな私は、新入社員代表の言葉に選ばれなかったことが悔しくて、涙を堪えながら辞令を受け取ったことを今でも覚えています……
1年目は店舗へ配属され、接客販売業務を担当。
「同期に負けたくない、早く出世したい!」という想いから、休日や休憩時間も使い自社商品や営業について必死に勉強しました。
それはなんとか成果につながり、1年目から年間売上予算比129%、最優秀業績店舗賞(当時70店舗中1位)と貢献することができました!
この経験から私は、「同じ商品でも営業マンによって販売数や売上が大きく異なる」ということに気付かされました。
こうして、ヒト、モノ、カネ、情報の経営資源における「ヒト」の重要さを強く感じ、HR(Human Resource)に興味を持ったというのが私の原体験になっています。
「優秀な人≠活躍できる人」
入社して1年が経とうとする頃、「優秀な人を沢山採用すれば売上が伸び、会社が大きくなる」と考えはじめた私は、会社の採用に携わってみたいと思うようになりました。
そこで社内公募制度を使い、小論文と面接を経て、人事部へ異動。人事部では採用業務全般を担当しました。
1年目の現場での体験談を交えながら、自社の魅力を伝え、「優秀な人材」を採用するために必死に目の前の仕事に取り組んだ結果、在籍していた2年間で新卒・中途合わせて約250名の採用に成功……!
この採用規模でリクルーター3名体制だったので本当に大変でしたが、多くの方が自社の理念や想いに共感し入社いただけたのは仲間が増えていく感覚でとても嬉しかったです。
一方で、残念ながら退職していく人も多く見てきました。
もともと「優秀な人を沢山採用すれば売上が伸びる」と考えていた私でしたが、活躍できず辞めていく優秀な人材をみて、能力・スキルがどれだけ高くても、それが発揮できる環境がないと必ずしも活躍できるわけではない、
つまり「優秀な人≠活躍できる人」だと気付きました。
面接官として、自社の採用要件にあっていれば合格にしますし、少しでも入社を悩んでいる方がいれば、自社の魅力を伝えて口説いていたのですが……
いち候補者に焦点を当てて考えたときに、
ということに疑問符が外せず、モヤモヤする日々が続きました。
大谷、人事やめるってよ
2022年3月。
大谷、思い切って人事をやめることにしました。
当時結婚を考えていたこと。薄利多売なビジネスモデルで給与テーブルが低く、評価されても給与が上がらない事に将来的な不安を感じていたこと。そして人事の仕事にモヤモヤを感じていたこと。
一緒に働く人や環境、会社は好きでしたが、様々な要因が重なり、入社して3年、人事として2年勤務したタイミングで転職を決意しました。
セカンドキャリアを考える際には、
という採用担当時代に感じたモヤモヤをヒントにし、自分自身と向き合った結果、
そんな思いが生まれ、自身の2社目のキャリアは転職エージェントという仕事を選択しました。
転職エージェントとして3年目の今
現職へ転職して丸2年が経ちます。
クリーク・アンド・リバー社は1人のエージェントが求職者と企業の双方を支援する、両面型のモデルを敷いているため、業務量が非常に多く、キャッチアップにも苦労しました。(いまだに苦戦中です……)
求職者がお仕事を終えた後に面談をすることもあるため、夜遅くからの対応も少なくありません。
また、転職という人生において大きな転機に関わるため、責任も大きく大変な仕事です。
そんな日々の中ですが、先日ご支援した求職者の方から、
と涙が出るほどうれしいお言葉をいただけたのです。
前職では味わえなかった嬉しさを経験し、自身が転職エージェントのキャリアを選んで本当に良かったと思えた大切な出来事になりました。
これからも目の前の求職者一人ひとりに寄り添い、Webクリエイターの生涯価値の向上の為、頑張っていこうと思います。
転職意欲の有無や温度感に限らず、キャリアのご相談は大歓迎です!
こちらからお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。