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北海道関係

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北海道に関する情報をまとめました。
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記事一覧

【連載】第5次本州紀行~小樽→新潟→酒田→青森→北海道 第6話「寄道」【北海道帰還編】青森FT~函館FT~長万部駅 ※ホテル禁止

3.北海道帰還編(1)青森FT~函館FT~長万部駅「寄道」 目が覚めるとそこは函館港だった…という第2回本州紀行と全く同じ結末を迎え、北海道に帰還する。帰ってきたが、自宅まではまだ遠い。旅はまだまだ続く。 すかさず七重浜駅まで歩き、いさりび線に乗り、五稜郭に向かう。 ここで食糧を補給し、自宅までの備えとする。 今回は少し途中下車しつつ帰ろうと思う。北斗で直行するのはあまりにも無粋だからだ。 まずは桔梗駅に途中下車。今回新たにICカード利用可能エリアになったが、駅は無人化され

【随想・随筆】ベッドタウンの憂鬱

観光や移住の案内パンフレットには当該市町村の魅力がたくさん書かれている。その中でも、いわゆるベッドタウンと呼ばれる都心に近い市町村はその魅力を積極的にアピールしがちである。 たとえば、筆者が住む北海道の場合、どの市町村であろうと、最大都市の札幌と空の玄関である新千歳空港からの距離とアクセス時間が書かれていることが多い。 私の地元・江別市のパンフレットは札幌に近いことのアピールもそうだが、市内に国道が3本通っており、交通アクセスが良いことも利点として掲載していた。 こうしたベ

【連載】第5次本州紀行~小樽→新潟→酒田→青森→北海道 第1話「消耗」(北海道脱出編) ※ホテル禁止

0.はじめに船旅にも慣れてきたので、今回は日本海航路で本州の新潟を目指すことにしました。毎日運行ではないので、スケジュールが上手く噛み合った日を狙って計画を実行。本州滞在は1日で、ホテル泊は禁止。そのまま青森からフェリーで帰ってくる強行軍です。 1.北海道脱出編「消耗」かつて「北のウォール街」と呼ばれた街がある。 町の名は、北海道小樽市。かつて北前船の寄港地として栄え、北海道最初の鉄道・手宮線が通った街だ。現在でも函館本線、札樽自動車道、後志方面へのバス、日本海航路が通る交

【一気読み・ひとり旅】第4次本州紀行~苫小牧→仙台→上野→大洗→苫小牧~ ※ホテル禁止

0.はじめに※この記事は連載「第4次本州紀行」の一気読み版です。 ホテル禁止の本州旅第2弾です。今回は苫小牧~仙台~上野~大洗を経由し、再び苫小牧に戻ってきます。 それではスタート! 1.北海道脱出編「辛苦」スタートは前回と同じく新札幌駅。ただし、苫小牧方面の列車に千歳から乗ることにした。だが、すでに乗客が多い。そりゃ、運転系統分断されればそうなるか…。まあ前回の仙石線に比べればはるかにましなので、終点まで耐えよう。 苫小牧駅到着。前回と違い、今回は出航時間が早いため、

【連載】第4次本州紀行~苫小牧→仙台→上野→大洗→苫小牧~ 第6話(最終回)「不夜」(北海道帰還編)※ホテル禁止

4.北海道帰還編「不夜」大洗出航。まずは夜景を観る。太平洋沿岸の工業都市がずっと続き、眠らない都市の様相を呈している。まさに不夜城といったところか。 船内はかなり広く、食堂もなかなか粋な作りだ。もっとも、夕食は購入したもので済ませる予定なので、利用するのは朝だけになりそうだが…。 深夜時間帯になり、人が減ってきた。混雑が緩和されたので浴室へ向かう。 風呂場にはサウナがついている。前回の帰りと今回の行きで利用した太平洋フェリーでは閉鎖されていたので、ありがたい。温度も熱すぎず

【JRイベント】ヘルシーウォーキング 北広島編

JR北海道のウォーキングイベント「ヘルシーウォーキング」に参加してきました。今回は北広島駅のショートコースです。 【コース紹介】 駅東口方面から道道46号江別恵庭線を横切り、住宅地を歩きます。住民のみなさんが花の手入れをしていました。良いことなんですが、車に乗っている人ばかりだと、花をじっくり味わう人も少ないのが悲しいところ。歩きか自転車で花を楽しむくらいの余裕は持ちたいですね。 住宅地をしばらく歩くと開拓記念公園があります。スタートから間もないので休憩は不要かと思います

【文学館訪問】井上靖記念館(北海道旭川市)

北海道旭川市にある井上靖記念館に行って参りましたので、簡単にレビューします。 まずは井上靖の簡単な紹介から。 井上靖は『しろばんば』『闘牛』『わが母の記』で知られる北海道旭川町(現:旭川市)出身の作家です。とはいえ、生まれてすぐに伊豆の方に引っ越していますが・・・。 幼少期は両親から離れ、祖母に育てられます。この幼少期の経験は自伝的小説『北の海』『しろばんば』などに記されています。 その後『闘牛』で芥川賞を受賞。1976年には文化勲章も受賞しています。 文学館は旭川駅からは

【JRイベント】JR北海道ヘルシーウォーキングに参加してみた 小樽編

0..はじめに今回、JR北海道主催のイベント「JRヘルシーウォーキング」に初参加しましたので、レポートします。駅を出発し、沿線の名所をめぐりながら街を一周して駅まで戻ってくるウォーキングイベントです。予約不要で当日にふらっと参加でき、歩き終わるとポイントがもらえます。ポイントが貯まると豪華景品に応募できます…というイベントです。 私はJR北海道の路線を完乗していますが、こうしたイベントにはこれまで参加したことがなかったので、試しにチャレンジすることにしました。 HPのリンク

【文学館訪問】渡辺淳一文学館(北海道札幌市)

北海道札幌市にある渡辺淳一文学館に行ってきたので、紹介しつつ感想を書いていきます。 渡辺淳一は北海道上砂川町出身で、札幌医科大学を卒業し、医者となりましたが、後に作家となります。代表作は『失楽園』『野わけ』『阿寒に果つ』などです。 文学館の場所は札幌市中央区中島公園にある音楽ホール「Kitara」の裏です。あまり大きな建物ではないため、見逃さないよう注意しましょう。 地下鉄南北線【中島公園駅】または【幌平橋駅】が近いです。 1Fに喫茶・図書コーナー、地下に多目的ホール、2

【ひとり旅・全話収録】第3次本州紀行~苫小牧→八戸→仙台→苫小牧~ ※ホテル禁止

0.はじめに※この記事は「第3次本州紀行」として連載した記事を一本にまとめたものです。 【旅の概要】 ・ルート 北海道苫小牧市(西港)~(シルバーフェリー)~青森県八戸市(八戸港)~(東北本線)~宮城県仙台市~(仙石線)~中野栄~仙台港~苫小牧西港~室蘭線(岩苫線) ・目的 ホテルを使わない旅を実行する 長距離フェリーで酔わないかどうか、乗り心地を確認する ブックオフを1店舗以上訪問する 仙台駅と周辺の喧騒度をチェックする 前回(第二次本州紀行)でフェリーに初乗船した

【連載】第4次本州紀行~苫小牧→仙台→上野→大洗→苫小牧~ 第1話「辛苦」※ホテル禁止

0.はじめにホテル禁止の本州旅第2弾です。今回は苫小牧~仙台~上野~大洗を経由し、再び苫小牧に戻ってきます。 それではスタート! 1.北海道脱出編「辛苦」スタートは前回と同じく新札幌駅。ただし、苫小牧方面の列車に千歳から乗ることにした。だが、すでに乗客が多い。そりゃ、運転系統分断されればそうなるか…。まあ前回の仙石線に比べればはるかにましなので、終点まで耐えよう。 苫小牧駅到着。前回と違い、今回は出航時間が早いため、やや駆け足で港へ向かう。 港に着くと、ちょうどバスの到着

【連載】第3次本州紀行~苫小牧→八戸→仙台→苫小牧~ 北海道帰還編第10話(最終回)「助合」※ホテル禁止

3.北海道帰還編(苫小牧西港→江別)定刻10:00、苫小牧西港フェリーターミナル到着。 足早に降りていく人が過ぎ去るのを待ってから、私は船を降りていく。 バスも出ているが、私には必要ない。徒歩1時間程度、駅まで充分歩いていける。ただ、土産を買っているので荷物が重いのが気にかかるところだ。 苫小牧図書館のサンガーデンで植物を眺め、本を読みつつ、列車到着までの時間を過ごす。図書もそれなりに充実している。 読書後、外に出て駅へ向かう。国道36号は相変わらず交通量が多く、時速約4k

【連載】第3次本州紀行~苫小牧→八戸→仙台→苫小牧~ 第9話「静謐」仙台港→苫小牧西港(船上) ※ホテル禁止

(8)船内にて「静謐」 船が動き出した。さあ、15時間の船旅だ。 デッキへ乗り出し、港を眺める。100万ドルの夜景、とは言わないが、100万都市の夜景なので、そこそこ見応えはある。仙台の街はまだ眠らない。 私もまだ眠らない。旅の記録を書かなかればならないからだ。キッズたちが寝静まった静謐の時間を狙って、集中して一気に筆を走らせる。 疲れたらデッキで夜風に当たり、天空と沿岸都市の風景を眺める。もう夜だが、工業都市ゆえか、沿岸の街には光が灯り、眠る気配は見せない。 機械は疲れを

【JRイベント】JRヘルシーウォーキング・芦別編

JR北海道のヘルシーウォーキングに参加してきました。今回は根室本線の芦別駅です。いつでもウォークのため、自由参加できますが、毎週木曜日はお休みするらしいので注意しましょう。 1日散歩きっぷを購入し、滝川乗り換えで芦別駅に到着。以前東鹿越に行ったときは、根室本線のお別れ乗車と思われる方が多く、車内もそれなりに混雑していましたが、今回は閑散としていました。 コースの簡単な紹介です。 駅前通りを進んで国道452号に出て、しばらく道沿いに進みます。国道38号と合流した後、市街地方面