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【創作の欠片】テーマ:友達・愛言葉・紅茶の香り・暗がりの中で・もう一つの物語 計5編+雑記

【創作の欠片】友達

友達が欲しかった。

でも、こんな自分に、友達ができようはずもなく、年齢を重ねるにつれ、人との出会いも少なくなった。

人と深く関わるのは、怖い。
でも、深く関わらないと、友達にはなれないよね。

どうすればいいか、分からなくなる。

終(本文110文字)

【創作の欠片】愛言葉

2人で向かい合って、お互いの顔をじっと見つめる。

「久しぶりだね。」
「うん、久しぶり。」

「前に会った時に決めた、愛言葉覚えてる?」
「うん、覚えてるけど、君は私に向かって言うことができる?」

その問いに、「当たり前じゃん」と彼が答える。
その答えを聞いて、嬉しそうに彼女の顔が緩んだ。

「じゃあ、同時に言おう。」
「いっせーのーで。」

「〇〇〇〇〇!」

終(本文170文字)

【創作の欠片】紅茶の香り

中学生の頃、その時に好意を寄せていたクラスメイトの自宅に、友達何人かで遊びに行ったことがある。

その時に初めて飲んだのが、アイスアールグレイティーだ。

紅茶でありながら、ふくよかな花の香り。
アイスであるにも関わらず、その香りは口から鼻に抜けて、広がった。

今でも私は、アールグレイティーが好きだ。
私にとって、彼の笑顔を思い出す、紅茶の香り。

終(本文166文字)

【創作の欠片】暗がりの中で

視界がはっきりしない。暗がりの中で、僕は手探りで辺りを確認する。
なかなか手に触れる物が無くて、僕は一人で焦る。

ここは僕の居場所ではない?
何かそれが確認できるものは、ないのだろうか?

不意に手先が何かに触れて、僕は手を引っ込めようとしたが、触れたものが伸びてきて、自分の掌を掴んだ。

温かい。

何か言おうとして、口を動かしたが、声が出ない。
僕は掌に温かさを感じながら、この後どうすればいいか、考えを巡らせた。

終(本文201文字)

【創作の欠片】もう一つの物語

性格も、性別も、正反対の私が過ごす、もう一つの物語。

きっと、社交的で、友達は多いけど、人への関心が薄く、恋人はいなさそう。
でも、異性にはもてるかもしれない。

幸せになれるかは、神のみぞ知る。

終(本文95文字)


3連休最終日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
休みだというのに、特に予定もない私は、このようにnote投稿しています。いいのです。物書きは趣味なので。
普段は、月曜日に短編小説を投稿していますが、公募を優先した結果、今日は止めました。

ジャンププラス大賞2作目は、異世界転移物小説となりました。以前から、私の作品を読んでくださっている方なら、主人公が連れていかれた異世界の内容はご存じのはず。気になる方は以下からご覧ください。
3作目は書けませんね。今週締め切りなので。


では、いつものnoteからの嬉しいお知らせの発表をします。

「【短編小説】ようこそ、クリスマスパーティーへ」が、♯短編小説 で特にスキを集めました。

該当の記事を読んでいない方で、読んでもいいよという方は以下からご覧ください。

「【短編小説】クリスマスの出来事 第五幕」が、♯短編小説 で特にスキを集めました。

該当の記事を読んでいない方で、読んでもいいよという方は以下からご覧ください。

先月は、クリスマステーマの創作物ばかり書いていたような気がします。大きなイベントだから、仕方ないかとも思いますが。


目が悪いのを自覚したせいか、目を使う作業をすると、肩こりや疲れが半端ないです。眼鏡ができるのは今週末なのですが、眼鏡をかけたところで、この症状は緩和されるのか?どうなんでしょうね。
目を使わなければいいのですが、そしたら、仕事もままならないし、休みの日も何したらいいか・・。外に出かければいいのでしょうか?

正直、アウトドア派ではなく、インドア派なので、趣味が読書と物書きというところから、目は大切でした。早く眼鏡来い。

仕方がないので、ベランダから外でも眺めましょう。
今日はこちらはいいお天気です。

説那せつな


私の創作物を読んでくださったり、スキやコメントをくだされば嬉しいです。