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朝日杯FSで勝つのは誰だ?前走上がりタイムがカギに

2歳G1の朝日杯FSは、12月17日に阪神競馬場で開催されます。このレースは年末の2歳馬の最高峰として位置づけられていますが、近年はホープフルステークスにも有力馬が出走するようになりました。そのため、先週の阪神JFと比べると、朝日杯FSのメンバーはレベルがやや劣ると言えるかもしれません。阪神JFはレコードタイムで決着しましたが、朝日杯FSもスピードが必要になるでしょう。そこで、予想のポイントとして、前走での上がりタイムを重視してみたいと思います。


上がりタイムについて解説

レースの傾向

朝日杯FSは、逃げ馬にとっては厳しいレースと言えます。過去10年の成績を見ると、逃げ馬は一度も連対していません。逆に、内枠から先行する馬が有利になる傾向があります。外枠から先行する馬は、展開に左右されやすく、好走するのは難しいでしょう。

また、このレースは全勝馬が多く出走することが特徴です。昨年はドルチェモアが、一昨年はドウデュースが、無敗のまま朝日杯FSを制しました。今年も全勝馬が何頭か出走する予定です。人気馬が強いレースと言えるでしょう。

◎ ジャンタルマンタル

今回のレースで3連勝を狙うジャンタルマンタルは、1600mのレースに強い馬です。これまでの2勝はいずれも内枠から先行して押さえたレースでした。スタートが安定しているので、今回も好位につけることができそうです。

また、右回りのコースにも慣れています。前走では、上がり最速ではなかったものの、先頭に立ってからは余裕を見せていました。スピード力には自信があります。

今回は川田騎手に乗り替わります。陣営はこのレースに全力を注いでいます。期待度は高いです。

ジャンタルマンタルは、上がりの速さ、右回りの経験、距離適性など、多くの要素を備えています。今回のメンバーの中では、不安要素が少ないと言えるでしょう。本命に推したい馬です。

◯ エコロヴァルツ

今回のレースで3連勝を狙うエコロヴァルツは、1800mのレースを2連勝してきた馬です。これまでの2勝はいずれもスローからの瞬発力勝負に強く、前走では逃げ馬を早めに差し切る力強い競馬を見せました。

今回は、1600mへ初の距離短縮で臨みますが、全体のペースが上がることで折り合いがつきやすくなると考えられます。

また、怪我明けの武豊騎手が復帰して継続騎乗になるのもプラスです。

この馬は、休み明けで久々のレースという不安材料はありますが、最終追い切り後の馬体重はプラス14キロで、夏の間にスケールアップしたことがわかります。

エコロヴァルツは、距離適性や脚質など、多くの要素を備えており、今回のメンバーの中では、馬券に絡む可能性が高いと言えるでしょう。

▲ ダノンマッキンリー

今回のレースで3連勝を狙うダノンマッキンリーは、1400mのレースを2連勝してきた馬です。

前走は出遅れても外から差し切る見せ場を作りました。タイムはそこそこでしたが、メンバーは弱かったと言えます。今回は、重賞の朝日杯フューチュリティステークスに出走しますが、メンバーレベルは格段に上がります。

モーリス産駒なので、1600mに延長しても問題ないと思われますが、実際に走ってみないとわかりません。1400mでデビューした馬なので、スピード力はありますが、折り合いや持久力も必要です。

川田騎手からルメール騎手に乗り替わりますが、これは陣営の意向でしょう。距離適性があれば、上位争いに加われる可能性はありますが、不安要素も多い馬です。

△ シュトラウス

朝日杯の出走馬の中で、私が注目するのはシュトラウスです。この馬は、前走の東スポ杯で見事に勝利し、私の本命予想も的中させてくれました。今回のメンバーでも、能力は上位にあると思います。

シュトラウスの特徴は、気性が難しいことです。外国人騎手が乗っても、操縦が難しいと言っています。しかし、それでも好成績を残しているのは、この馬の高い能力の証拠です。
今回のレースでは、距離が前走よりも短くなります。これは、シュトラウスにとってプラスになると考えます。

この馬は、前に行きたがるタイプなので、追走ペースが速くなると有利です。また、大外枠からのスタートも、この馬にとっては絶好の位置です。この馬のリズムを乱されずに、スムーズに競馬ができれば、かなり強いと思います。

ただし、注意すべき点もあります。朝日杯では、外枠から先行した馬があまり結果を残せていないというデータがあります。

また、前走の東スポ杯では、上がりタイムがあまり速くなかったので、スピード決着になると不利になる可能性もあります。さらに、騎手は毎回乗り替わって、今回の相性は未知数です。

△ ナムラフッカー

朝日杯の出走馬の中で、私が穴候補に推すのはナムラフッカーです。

この馬は、前走のデイリー杯2歳ステークスで3着に入りました。そのレースでは、距離短縮で出遅れてしまい、最終コーナーで大外を回る不利な展開になりました。

京都競馬場では、大外を回ると勝ちにくいと言われています。しかし、この馬は、上がり最速のタイムで追い込み、なんとか3着に食い込みました。これは、この馬の能力の高さを示すものです。

今回のレースでは、前走と同じ松山騎手が乗ります。この騎手は、この馬の気性を理解しています。

この馬は、後方からの競馬が得意です。今回のメンバーには、短距離で実績のある馬が多いので、ペースは速くなるでしょう。それなら、この馬にとっては有利な展開になります。前がバテてくれば、この馬は前走のように強い脚で追い上げてくるでしょう。

ナムラフッカーは、人気がないので、高配当を狙えるチャンスです。この馬が朝日杯で見せる力に期待しましょう。

買い目

最後まで読んでいただきありがとうございます。来週は有馬記念です。今年も1年が終わろうとしていますね。また来週お会いしましょう♪

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