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うつ -ぼくの場合(その2)-

 40才ではじめて「うつ」になった。
 再発しやすいと知っていた。
 だから食事(栄養)とか睡眠とか、気をつけていた。
 
 なのに48才で再発した。
 きっかけは、こんなこと。
 
 部署異動になった。
 また新規事業。
 車でしか通勤できない自宅から遠い場所。
 毎日、渋滞にはまる。
 遅刻しないかと不安になる。
 仕事は周知が十分でなく暇すぎた。
 「今日もなんにもなかった。何をしに、こんなところまで来ているのだろう」
 窓際に追いやられるのは、こんな心境だろうかと想像した。
 
 しばらくそんな生活をしていると、車の運転に変化が起きた。
 トンネルを運転するのが怖い。
 もともと運転がそれほど好きではない。

 朝、起きられなくなった。
 
 ストレスは感じていたが、
「これほどのことで体調崩す?」と思った。
 
 でも、体調を崩した。
 過眠となった。
 朝起きて、また布団に入る。夕方まで寝る。
 夜また寝て、朝まで寝て、また夕方まで寝る。
 よくこれだけ眠れるものだと自分で思うが、寝てばかりいる。

 休職した。
 傷病手当を利用した。
 給与の2/3が保証されるとはいえ、貯蓄が減っていくのは不安になった。
 
 自宅でひとりで寝ているのも、安心なんかじゃない。
 昼間から仕事にも行かないで寝てばかりいる。
 「ご近所さんに知られたらどう思うだろうか」と気になって仕方ない。
 
 体重が10キロ増えた。
 お菓子を食べてしまったことも影響しただろう。
 (以後、体重が減らない)
 
 通院はしっかりしていた。
 薬の飲み忘れもない。
 半年寝込んで、ようやく回復した。
 
 少しずつ仕事に復帰した。
 
 今では完全に復帰した。
 職場には復職プログラム(リワーク)などなかったから、外部のサービスなどを利用してもよかったと思う。
 

 もう再発したくない。
 ぼくの場合、2回とも仕事に関係しているから、仕事との関係性が重要になってくる。
 今の仕事、ポジションは忙しい。
 少し疲れたなと思ったら、有給取って、職場から離れよう。
 
 
 

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