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<映画>カラフルな魔女 〜心はカラフルに!

角野栄子さんの絵本は
大人になってから買うようになりました。

特に好きな本は魔女からの手紙

20人の魔女から手紙が届いたという設定で
20人の画家さんたちが描いた魔女の絵に
角野さんが手紙をつけています。

角野さんの言葉は、人をワクワクさせる魅力があります。

私は白やブルーが好きなので
ビビッドカラーの角野さんご自身には関心がありませんでした。

なのに、なぜこの映画を観に言ったのか?
人生の最終戦をどう生きようかと思い始めた私にとって
そこには何か素敵な魔法があるような気がしたのです。

88歳とはとても思えない可愛らしさ、元気さ!
角野さんの言葉を全て書き留めたいと思いました。
なので、暮らし降りをしっかり目に焼き付け
言葉を覚えておこうと思いました。

パンフレットを買おうと思ってショップに立ち寄ると
映画の公式ブックが販売されていました。

書き留めたいと思った言葉がそこに書かれていました。

暮らしの中で一番大切にしているのは気持ちが自由になること。
食べるものも着るものも、シンプルで軽く、気持ちがいいもの。
どこか気持ちが引っかかったら、できる限り避けたい。

朝のきゅうりにはたっぷり食塩をかけて
バターライスには、じゃぶじゃぶ醤油をかけて
エスプレッソには山盛り2杯もお砂糖を入れて

一日中座って執筆をして、夕方には散歩に出る

お料理もものを書くのと同じようにうれしい気持ちで
ちゃちゃっと作る

ああ、今夜も夕飯作らなきゃ、と思っていた気持ちが
魔法のように飛んで行きました。

いきつけの靴屋さんでオーダーメイドした靴を
修理しながら大切に履いているそうです。

すべては自分の足で自由に歩くために。
自分が行きたいと思った場所へどこまでもどこまでも
歩いていけるように。


お父様から教えてもらった

「見えない世界」

目に見えている向こうに同じくらいの見えない世界がある

私もご先祖様の存在や、目に見えない力をずっと信じていました。
ところが、コロナ禍で、さまざまな極端で偏った怪しい思想を
SNSを通じて見聞きすることが多くなって
いつのまにか、そういう情報を断つように
自分が大切にしてきた目に見えないもの・・にも背をむけるように
なっていた寂しい自分に気づきました。

角野さんは、ご主人と二人で移住したブラジルで
不安でいっぱいだったときに
締め切っていた窓をふと開けると
爽やかな風がふーっと入ってきて
この国で生きていけるかも、と思ったそうです。

外に出て空気を胸いっぱいに吸い込む
町の音を聞き、行き交う人を眺め
土地の雰囲気に身をゆだねる
肌でこの場の空気を感じることが大事なんだ。
人間ってやっぱり自然の生き物なんだ


そしてスリッパから靴に履き替えて町に出たそうです。
その頃に出会い、言葉を教えてくれた少年のことを描いた本が
角野さんの初めての本だそうです。

その少年に再会した時の言葉

思い出っていうのは過去のこと
でも、それが未来で待っている

別れの時、涙する角野さんに少年だったその人は
また必ず会いにくる、と約束します。
角野さんも100歳まで生きて待っていると答えます。

楽しみを沢山見つけてそれを見つめて生き生きと元気に生きる
角野栄子さんはなんてなんて魅力に溢れた方なんでしょう。

角野さんの記念館


「魔法の文学館」には角野さんが選んだ絵本が1万冊あります。

子供の頃に読んだ本が面白ければ
大人になっても本が好きでしょう。
子供には本を好きになってほしい

紙の本がなかなか売れなくなった時代
絵本は最後まで生き残る出版物だろうなと思います。
絵本は子供のためだけではないと思います。
私は絵本やしかけ絵本が好きで大人になって自分のために
買っています。


これからの生き方、仕事の仕方
どんな人と付き合い、どんなことをするか

自分なりの答えがはっきりと見えてきました。
角野栄子さんのように、ではなく
私らしく、身なりは地味でも、心はカラフルに

映画を見る前にスターバックスで気になった桜のタンブラー


きっと桜の季節にしか使わないから私はあと何回、この桜のタンブラーを車に乗せて出かけるのだろう?
勿体無い?

いえいえ、何回も、何年も
このタンブラーと一緒に出かける!

桜のタンブラーは今、我が家の戸棚で出番を待っています。



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