見出し画像

それでもなんか笑える毎日

今日は久しぶりに会う友達と会う日だった。昼は恵比寿のカフェで1500円のランチをして、その後1600円のお茶をした。ランチで1500円はまだ許せるが、ドリンクとケーキで1600円のカフェは許せない。一緒に行った友達はいつもお金に糸目をつけないので尊敬する。久しぶりに会ったら、今度家を買うかもといっていて、金持ちにさらに拍車がかかっているじゃんと思った。家を買うという選択ができることは素敵だ。


夜は友達と中央線沿いを散歩した。その友達は厳密にいえば友達ではなく元カレという一度付き合ったことがある人間なのだが、わたしの中では元カレという要素より友達という要素の方が強い。お互いがあったできごとに対して好き勝手話して気づいたら環七を歩いている関係性だ。元カレであれば環七は歩かず高円寺の20時以降もやっているお店に入ってしまうだろう。そのくらいの違いだ。「花束みたいな恋をした」だったり、最近あった面白いことの話をしたり、共通の知人が最近何をしているのかみたいなたわいもない話をした。そういうことだ、そういう違いだけだ。

https://youtu.be/LFsf4RwXplE

慣れ合う・突き放す・解き放す、大森靖子さんが本当に好きだった。今は前のような熱量はないけれどファンクラブには入っている。福岡キャナルシティでの弾き語りの動画は死ぬほど見た。これは本当にすごい。その時期の大森さんのキラーチューンも抑えておきたいインディーズ曲もすべて入っている。ラストのPINKは圧巻すぎて、何も言えない。これがすべてだと思っていた。


ちなみにわたしが大森靖子さんの楽曲で一番好きなのは「剃刀ガール」なのだが、変なサブカルオタク感が死ぬほど出てしまうので公言するのはやめている。アルバムで出ている曲であれば「あまい」「PINK」「VOID」「愛してる.com」くらいだ。ちなみに「剃刀ガール」が好きな理由は歌詞の中に「好みのタイプがあるのならば 生まれたときにそっと教えてくれれば その通り育ったのに」という歌詞があり、至極共感したからだ。人に恋をするという乙女心をこんなにも簡単に言語化できてしまう人がいるんだと思って感動した。その後に続く「少し遅かった」という一節も秀逸すぎる。わたしたちはいつでも少し遅い。少し早いこともすべてのタイミングが合うことも、うまくいくこともない。いつでも好きな人に対して少しタイミングが遅いし、うまくいかないことばっかりなのだ。そんな大森さんが、「愛してる.com」では「それでもなんか笑える毎日」と好きな人に対しての「好き」という気持ちをプラスで明るい感情として歌っていてくれていることが救いになるものだ。あぁ。こんな文章を書いてしまうくらい、やっぱりわたしは大森さんのことが好きなんだなと今、2021年2月11日に思っています。自分に自信がないので「せいこちゃん」と呼べないままずっと「大森さん」と呼んでいます。無力無善寺でライブをしている時にわたしが中野に住んでいたかった。

逆、に、あ、たらしい

あ、いしてる どっとこむ


これで美味しい詩集を買いますね