見出し画像

(希望の新聞HOPE)信用ゼロからの登壇依頼⁉ 事業再生の経験が物語に

(この記事は2022年9月に発行された『希望の新聞HOPE』のアーカイブ記事です。当時の情報をそのまま掲載しているため、現在とは状況が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)

 今年六年目になるギャラクシーブックス株式会社。書籍の出版をはじめ、社会貢献活動にも力を入れている。かつて経営難が続き、銀行の融資も受けられなかった同社が、この度八月二十五日、大手銀行からの依頼でセミナーに登壇することになった。テーマは『事業再生』である。

 創業時は、業績悪化に伴い資金繰りが枯渇し倒産寸前まで追い込まれていた。社員からも不信感が募り退職者が続出。このような苦しい状況が三年ほど続いた。「課題を一つずつクリアにすること、新たな可能性を見つけることに力を注ぎ、なんとか経営を存続させてきた」と代表取締役の加戸昌哉さんは語る。

 信用力をつけるため、「人や社会の役に立つことは何か」を考え、着実に実施してきた。本の寄贈活動をはじめ、YouTubeやTwitterにも挑戦。会社の見える化・コミュニティ化を図った。今年はチャリティーTシャツの販売による募金活動や、子ども向けの道徳勉強会にも取り組んだ。これまでに寄贈した本の数は2,500冊(250施設)、SNSフォロワー数は一万人を超える。

 今回の登壇イベントでは上記の経験を踏まえ、60分程度のセミナーをおこなった。融資が受けられなかった頃とは一転、加戸さんの話を熱心に聞き入る銀行員の姿も見られた。「信用がないままでは、このような機会は頂けませんでした。ようやく社会的に認められた気がしました」と加戸さんは語る。苦しい時期を一つずつ地道に乗り越えてきたからこそ成果が実り、言葉にも信用が宿る。

GalaxyBooks株式会社 HP

Twitter

Instagram


サポートがあると、自信と意欲にますます火がつきます。物語も人生も、一緒に楽しんでくださって、ありがとうございます。