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(希望の新聞HOPE)ママたちの世代交代? まちづくりや子育て支援を行うNPO法人の次なる挑戦

(この記事は2022年9月に発行された『希望の新聞HOPE』のアーカイブ記事です。当時の情報をそのまま掲載しているため、現在とは状況が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。)

 8月6日、南丹市・氷室の郷にて「ぽこぽこ縁日」が開催された。主催するNPO法人グローアップにとって、運営体制が一新されて初めてのイベントだった。「来場者に楽しんでもらえたことは嬉しかった一方、課題もたくさんありました」と代表理事の山口桂子さんは語る。

 NPO法人グローアップは、「ひとりひとりが主役のまちづくり」をコンセプトに子育て中のママたちにより発足し、今年で設立10年。これまで古民家コミュニティスペースの運営や子育て訪問サポートなど活動の幅を広げ、「あったらいいな」を実現してきた。その活動は地域に浸透し、昨年度は内閣府主催の表彰式にて特命担当大臣賞を受賞した。 

 そんなグローアップが今年、設立後初の代表理事交代へ。創設者から山口さんへバトンが渡された。代表交代と同時に大幅なスタッフの入れ替わりもあり、運営体制はガラッと変化。メンバー全員の立場も変わり、日常業務をこなすだけでも手一杯。そんな中でのぽこぽこ縁日の開催だった。

 子育て中のママは、子どもの予定や体調に左右されやすい。育児や家事と両立しながらの準備はなかなか思うようには進まなかった。例年と内容を変更した点があり、当日になっても来場者に喜んでもらえるか不安があった。それでもイベントは無事に終了し、終わってみれば300人の来場があった。「楽しかった」「手作り感がいい」という家族連れの声ももらえた。

「スタッフ間の連携、イベントの意義、新体制でのビジョンなど、考えていくことはたくさんあります。次はハロウィンイベントも控えているので、組織としてのコンセプトも伝わるように運営していきたいですね」と山口さん。ママたちの「あったらいいな」から始まったNPOにも、新しい歴史が紡がれている。

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