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「竜とそばかすの姫」に描かれる家族観~2つの父子家庭


予習無しで入ってみたのですが、
細田作品らしく色々なストーリーが入り乱れていて難しい!
サマーウォーズも3回観てようやく飲み込めたワタクシは能力不足(笑)
他の作品でもオマージュありますが、今回は和製"美女と野獣"であります。
主人公は"ベル"だし、野獣も出て来るし、
キャラクターはディズニーで定評ある方のデザイン。
そこはあまり小難しく考えないで好意的に観ておけば全然楽しめます。
映像も美しいし中村佳穂の歌も良い。 感動できるシーンもあります。

他人思いの娘が、問題解決にと夜中に遠方まで出かけるシーンがあって、
そこはせめて我が家なら一緒についていくかなぁ...一人で行かせるのはさすがに怖い(笑)


映画観終わってから、先日買っておいた文庫を読んでみました。
こちらはさっき観たばかりのシーンに脚注が付け加えられた様な
あのシーンはこういうことでこんな感情だったのかって、
物語が頭の中でくっきりしてきて良かったと思います。

「竜とそばかすの姫」では2つの父子家庭が出てきました。
父親は穏やかで善良。でもいまひとつうまく会話できない父と娘。
心身の虐待で服従させようとする父親にそこから抜け出せない息子たち。
細田監督はそういった設定に何かメッセージを持たせているのか?
あるいは案外、意味というほどのものは込められていないのか?
観る人によって感じることはそれぞれかと思います...
で、その辺り実際どうなの? 細田守監督にも聞いてみたいものです。
もう一回見たい。

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