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東ロボがChatGPTを超えた?2024/05/06AIニュース

  1. プロジェクト背景: 国立情報学研究所の新井紀子教授による「東ロボくん」プロジェクトと、生成AI「ChatGPT」の東大2次試験挑戦が特集されました。両者は東京大学の入試に挑み、数学や読解力での差が明らかにされました。

  2. 東ロボくんの成果: 東ロボは、センター試験で日本史より世界史の得点が高く、数学では計算プログラムと連携し75%の得点率を記録しました。これは、問題文を数学用の言語に「翻訳」し解かせる手法によるものです。

  3. ChatGPTの挑戦: ChatGPTは東大2次試験で数学で1点しか取れず、読解力の課題が顕著でした。英語では高得点を記録しましたが、その他の科目では苦戦しました。

  4. 技術の進化と課題: 当時の東ロボと比較して、生成AIの基盤となる言語モデルが進化しているにもかかわらず、記述式の問題において正確な知識の再現や誤解を防ぐ点で限界があることが示されました。

  5. 教育とAIの関連性: 新井教授は、AIと人間の読解力の類似点を指摘し、教科書や新聞を正確に読む能力の重要性を強調しました。AI技術が向上しても、人間特有の判断能力や誤解の防止が重要であることが強調されています。

  6. 社会的意義と展望: 将来的にAIが試験で合格点を取る可能性があるとの見解も示されましたが、現実世界での致命的なミスの回避能力が人間には必要とされ、AIと人間がどのように補い合えるかが議論されています。

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