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なぜファッションなのか。-これが私のはたらく道-

「もっと深く掘り下げた自己紹介を…」を思っていたらちょうど「#はたらくってなんだろう」というコンテストをやっているので、そのお題に絡めながら「なぜファッションの道を選んだのか」をお話していきたいと思います。



いちばん最初に書いた将来の夢は幼稚園の頃の「近所のケーキ屋の店員さん」。それ以降わたしの将来の夢はコロコロ変わりました。
学校の先生、モデル、歌手、ラジオDJ、マスコミ関係…
「ファッション」がその中に割って入ってきたのは大学生、ちょうど就活を考え始める頃でした。
自分の稼いだお金で自分の好きな服を買えることが本当に嬉しくて(「この服買いたいからお小遣いちょうだーい」という制度のない家庭だったし、母がファッション好きで母のセンスに任せていれば間違いはない、という感じだった)、大学3,4年生なんてバイト代がほぼ服とCD代とライブのチケット、あと就活の交通費で消える、みたいな生活をしていた記憶があります。

特に「自分の好きな服」を選んで買って身に付けるようになってから「それ可愛い!」「どこで買ったの?」と聞かれる・褒められることが何よりの喜びで。
さっきも述べたように、センスのいい母が選んだ服でももちろん褒められてはいましたが、自分が選んだ服でもそう言ってもらえるということは「私の目は間違ってないんだ!」と大きな自信になったわけです。

そうなったら止まりません。ファッションが楽しくて仕方ない。
まぁ今思い返しても「失敗したなー」って思う買い物だったり、「あの組み合わせはないよな」っていうコーディネートだったり、トライ&エラーの連続ではあったんですが、その頃の経験が一番の源泉になっていると思います。


そしてファッション雑誌の編集者を夢見て出版社にエントリーしまくるも失敗。
子供服〜ミセス(60代くらい)のブランドまでほぼ全世代網羅している某会社に内定をもらったので、自分のライフステージが変わってもずっとファッションに関わり続けられるな、と思って入社しました。

が、そこからいろいろあって、最初に配属された店舗の店長がまぁ怖すぎて、胃がキリキリしたまま出勤したり、目標が「今日一日店長に怒られないこと」だったり(視点がズレてる)、サービス残業の多さに疑問を感じつつも下っ端だし何より売り上げが取れない劣等販売員だったのでそんなことを言えるはずもなく2,3年過ごし…結局7年半で辞めるんですが、「ファッションが好き」という気持ちだけはずっと変わりませんでした。(もちろん今も)
むしろもっとファッションの可能性を広げたい、某会社某ブランドのいち販売員としてではなく「ファッションって楽しいよ!自分が変わるよ!」ってことを伝えていきたいな、って思ったんです。

某会社某ブランドのいち販売員だと、そのブランド、広げてもその会社の商品しかおすすめできないじゃないですか。
それが辛いと感じるきっかけとなった"ヒートテックまがい事件"というのがありまして。
あの有名なユニクロのヒートテックのような「冬にあったかく着られるよ〜」というインナーを当時いたブランドでも出したんですが、値段は倍くらいするし、カラーバリエーションは少ないしで、インナーを探しに着たお客様に普通に「ユニクロの方が種類もいっぱいありますから!」とおすすめしてしまって、「これでいいのか…?」と痛切に思ったんですよね。まぁ「薦めるなよ!」って話なんですが(苦笑)
フリーランスでやると決めたのはそういうしがらみみたいなのをなしに、この世に存在する数多の商品の中から『いい!』『あなたにはこれが合う』というものをフラットにおすすめしたい、というのが理由です。


ファッション、もとい服って「衣食住」という人間の生活の三大要素の一つなんですよ。一生何かしらの衣類は身に付け続けるわけです。
服って人から見た印象にも大きく作用しますし、楽しい気分になったり、自分の気持ちにも働きかけてくるものです。
うまく使えば毎日が、人生が、変わっていきます。これは私の経験からも断言できます。
だから、「ちょっとファッションに興味はあるけどやり方がわからない」だとか「自分に自信がない」だとか「自分を変えたい」という人の背中を押したいんです。
そしてファッションを通して自分のいいところも悪いところ(好きじゃないところの方がいいかもしれません)もひっくるめて愛してあげる、「自分って最高じゃん!?」「自分に生まれてよかった」と思える人が世の中に溢れることがわたしの願いでありミッションだな、と今は思っています。
そのために、はたらくのです。



…こんな感じでよろしいでしょうか?(不安)
ファッション遍歴などや劣等販売員エピソードはまた追って書いていきますね◎

いただいたサポートは更なる幸服さがしに役立たせていただきます。