【映画】パンケーキを毒味する を見てきた。
「パンケーキを毒味する」の映画について、YouTubeで座談会が行われていた。
日に日に政治に不信感が募るし、オリンピックのことを考えると、権力について考えずにはいられない。そんな中、YouTubeのアルゴリズムのおかげで、この映画を見つけたのだ。
思い立ったら即行動。翌日の朝の回を予約して寝た。
朝10時5分からの回を見に行ったけど、人がたくさんいて驚いた。
圧倒的高齢者の率が高かったけど、僅かに同世代もいた。
映画を見終えて、結構重苦しい気分になったけど、でも見て本当によかったと思う。
私自身、政治で起きていることを把握しようと、調べ出したのはここ数年だから、政治関連のことを文字で全てを掴もうとすると大変だと思って、全てを遡ることは諦めていたけど、映画はさまざまな文脈を掴むために、とっても良いと思った。
もっとやってほしい。
総理を博打うちと評していたけど、知性がないという意味ではそうなのかもしれない。博打は正当にやったら勝つ確率がとても低いからやらないほうがいいけど、不正前提なら、簡単にお金が手に入る。それを含めて、博打うちなんだろな。
博打という程の、不正収入。
国会の答弁を法政大学の教授が解説していたのだが、すごく面白かったし、わかりやすかった。毎回解説して欲しいとおもってしまうほど。
面白いと同時に、こんな笑える人たちに自分の生きる国や、お金を任せて、しかもいいように使われているんだ、と改めて思いなおして、悔しくなった。少し泣けてきた。
映画出演者の顔写真と名簿欲しい!と思ってたら、パンフレット売ってたから買った。初めて映画のパンフレットを買った。
クリアバックで映画に行ったから、パンフレットの表紙が透けて見えて、すごく嫌だった。
これからは、文春と赤旗を定期的に読もうと思う。
自分の生きている国がどのくらい傾いているのかを知って、自分の立ち位置を把握しないと対策が立てられない。
また、自分もこれからは権力を監視する立場に居たい。
のほほんと、権力に利用されたり、弊害を受けたりする側にはなりたくない。
この政権を作り出した世代にあたる、ともに映画を見ていた高齢者の方々を少しだけ、ほんの少しだけ責めたい気持ちになったけど、自分がその時代に生きていたら、回避できていたか、とかんがえるとその自信はない。
甘い中にいたら、あまくなってしまうなあ。
パンケーキを毒味してるのは、マスコミであると、監督は言っていたけど、私たち観客でもある。
きっとやばいんだろうな、口当たりは良いけど、スカスカで。でもそれにだまされたり、酔いしれたりしてしまう人もいるんだろうな、と思いながら、この映画を見た。
毒味して、完全に毒だと分かったから、早めに捨てたい。
アニメなど、ところどころ面白い部分もあった。
だけど、笑うたびに、嫌悪感も共に湧き上がってきた。
権力を監視して、突っ込み続けてくれている人もいた。赤旗や、文春などがそれに当たるんだと思う。
共産党の、小池さんの映像を見て、ヒヤヒヤした自分がいた。
小池さんのようにこんな世界でいつまでも真実を追求することをやめないでいてくれる人がどうか、脅かされることのないように願っていた。
幼い頃は枠を選べなかった。歳を重ねると、周りがみな枠に取り込まれていく。悪いことではない。誰しも、会社や、自治体などの枠からお金をもらい生きているのだから。
わたしもそうだ。
でも、枠がどんな構造なのか、その構造に所属することは、自分の納得の上なのか、考えた上で所属しているのかは、とても大事なことだと思う。枠は選べる。
枠の存在は大きい。自分が所属している枠のせいで誰かを不当に被害者にしてはいけない。
そう、強く思う。
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