Koubo|公募ガイド社@文学フリマ東京38 A-30

株式会社公募ガイド社の公式アカウントです。 WEBアプリ『Koubo』の運営、雑誌『季…

Koubo|公募ガイド社@文学フリマ東京38 A-30

株式会社公募ガイド社の公式アカウントです。 WEBアプリ『Koubo』の運営、雑誌『季刊公募ガイド』を発行している出版社です。 noteでは最新のコンテスト情報・過去雑誌に掲載した創作ハウツー・受賞のコツなどのコンテンツを更新していく予定です。 https://koubo.jp/

マガジン

  • 【悔しさをバネに】落選供養マガジン

    惜しくも受賞を逃した皆さんの作品・ご報告をまとめています。 コンテストに投稿された作品の99%以上は落選します。 落選作品や落選の悲しみを多くのみなさんと共有することで、次回の励みになればうれしいです。

  • 祝!受賞の喜びマガジン

    皆さんのコンテスト受賞の作品・ご報告をまとめています。 受賞おめでとうございます! みんなで受賞のお祝いをして、受賞した人もそうでない人も次回への励みになればうれしいです。

記事一覧

固定された記事

公募ガイド社、「文学フリマ」出店までの道Part2

こんにちは、 公募ガイド社公式noteです。 先週、文学フリマ東京38への出店を告知させていただきましたが、現在の準備状況を下記記事で公開しています! 今回は WEBカタ…

【入選することだけが目標ではない!】創作を楽しく続けていくためのコツ(2018年11月号特集)

やる気がなければ壁は破れない! たとえば、映画を観て、「私も映画を作りたい」と思う人もいれば、「脚本を書きたい」「原作の小説を書きたい」と思う人もいる。  もち…

【文章を商業レベルに引き上げる】ライターになりたい人には絶対見てほしいライティングのポイント14選(2018年6月号特集)

 才能のうちの文才、これをお金に換える、誰かに買ってもらうには、文章が商業レベルになければならない。基本のきを知っておこう。 語句の問題1.並列の場合は呼応させ…

【これができれば一次選考突破も夢ではない!】小説を小説たらしめる最低限のルールとは(2018年4月号特集)

ルールはないようで、あるありありと感じがわかるのが描写文  小説になってるかどうかのひとつの判断基準は、描写で書かれているかどうか。描写とは、様子がありありと…

【「私」にしか書けないものが必ずある】簡単なコツをつかめば文章にも「個性」が生まれる(2018年4月号特集)

 全く書けないわけではないが、どうもありきたりな文章だと思う、読む人に伝わらないと思ってしまう。そんなお悩みを解決しよう。 解決策①:一点突破で、ある面をとぎ…

【まずは一つのアイデアを場面にしよう】いろんな角度から着想のヒントを考えるための方法論(2018年3月号特集)

 ストーリーが思いつかないとき、どうアイデアを見つけ、それをどのようにストーリーにするかについて考えよう。 アイデアを場面にし、前後を考えるストーリーにはアイ…

【ストーリーの見せ場はどこに持ってくる?】小説に勢いをもたらす『シーン・シークエンス』技法(2017年11月号特集)

 長編初心者は構想の完成度が不十分であることが多い。だから、そのまま書き出せば大幅な書き直しになって効率が悪い。個々のシーンを考え、詳細なプロットを作ろう! …

【思い付きを書くだけではNG!】素材を探して、組み合わせてこそいい作品が生まれる(2017年10月号特集)

いろいろ連想して題材を探し、そこから組み合わせを考えるといったエッセイの題材探しについて解説する。 エッセイで落選する3大パターン1.日頃の感謝の気持ちを書く …

【電子出版なら1時間でできる?!】自分の作品をほぼノーリスクで販売する方法(2017年7月号特集)

市場規模は小さいが電子出版は増加傾向 2016年の出版の市場規模は1兆6618億円で、うち、紙の出版市場は1兆4709億円、電子出版市場は1909億円。  市場規模ではまだまだ紙…

【不定期更新!】文芸コンテスト情報ニュース(2024/5/10版)

文学賞発表情報 今月も文芸公募のニュースをお届けします。5.10朝に更新の予定でしたが、「太宰治賞」が本日、最終選考で、結果は即日、発表されるということで、今、待…

【笑いを制する者は創作を制す?】お笑いと小説、芸人と作家の意外な関係性とは

お笑いと小説は表現方法は違うが、考え方は似ている 漫才やコントを作るときも、まずアイデアが必要になりますが、アイデアは日常生活の中から探します。  たとえば、「…

【過去インタビュー一挙掲載!】プロはどのような視点で創作活動をしているのか?

こんにちは。 公募ガイド社公式noteです。 本日弊社WEBページ「Koubo」上に、過去特集でお世話になった皆様のインタビュー記事や、インタビューを通して編集部が学んだ創…

【万人ではなく特定少数の共感を】心を揺るがす文章を生み出す方法

「剌さる」が人を選ぶのはなぜ?心の中の負の部分が「剌さる」を発見する  なぜ、ある人には刺さり、ある人には刺さらないという現象が起きるのでしょう。それは、ある…

【ストーリーが思いつかない…】誰でもできる物語作成メソッド(2017年3月号特集)

設定や物語の枠組みが決まったら、今度はそれをストーリー化します。 あいまいだった話に形を与え、ストーリーという入れ物を作ります。 物語の2大構成法【起承転結】 …

【具体事例からわかりやすく紹介!】誰もが悩む「地の文」テクニックをレクチャーします!

書き始めてすぐにぶち当たる壁。それは地の文をどう書くか。 ここではアマチュアが陥りやすい点を4つ挙げ、こう書いては? という修正案を示します。 Q1:セリフ内の説…

【「てにをは」推敲は後回し!】まずは「大局」をみて、文章をダイエットさせよう

正しい推敲の手順は、意外と知られていない 推敲するときは、まず文章全体を見て、そのあと、細かな修正をします。大きな部分から直していくのは、目鼻がつかない段階で…

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公募ガイド社、「文学フリマ」出店までの道Part2

こんにちは、 公募ガイド社公式noteです。 先週、文学フリマ東京38への出店を告知させていただきましたが、現在の準備状況を下記記事で公開しています! 今回は WEBカタログ(https://c.bunfree.net/c/tokyo38/h1/A/30) 頒布物(予定) 委託販売 についてそれぞれ記事内でご紹介をしています。 頒布物については少ししか触れていないので、また詳細な記事を更新させていただきます。 会場にお越しの方はぜひ弊社ブースにもお立ち寄りくださ

【入選することだけが目標ではない!】創作を楽しく続けていくためのコツ(2018年11月号特集)

やる気がなければ壁は破れない! たとえば、映画を観て、「私も映画を作りたい」と思う人もいれば、「脚本を書きたい」「原作の小説を書きたい」と思う人もいる。  もちろん、「自分で作ろうとは思わない」という人もいる。  その差は可能性の有無。自分にもできそうだと(思い込みでも)思えた人はやる気になる。  このとき、やる気にさせた最初のきっかけは、「感動を伝えたい」「お金持ちになれる」「有名になれる」などだろう。きっかけはなんでもいいが、それだけだと壁にぶつかったときに続かない。

【文章を商業レベルに引き上げる】ライターになりたい人には絶対見てほしいライティングのポイント14選(2018年6月号特集)

 才能のうちの文才、これをお金に換える、誰かに買ってもらうには、文章が商業レベルになければならない。基本のきを知っておこう。 語句の問題1.並列の場合は呼応させる  「そこから出たり入ったりしている」のように並列にする場合は、言い方をそろえたほうがいい。「そこから出たり、入った」ではしっくりこない。  「文章力の向上とテーマ性を高める」も、一方が「向上」で、一方が「テーマ性を高める」なので呼応しない。「文章力を向上させ、テーマ性を高める」としたほうがいい。 2.「にて

【これができれば一次選考突破も夢ではない!】小説を小説たらしめる最低限のルールとは(2018年4月号特集)

ルールはないようで、あるありありと感じがわかるのが描写文  小説になってるかどうかのひとつの判断基準は、描写で書かれているかどうか。描写とは、様子がありありとわかるように書くこと。感じがわかるようにいきいきと書くこと。  たとえば、「あなたの手」について書くとしよう。〈指と手のひらからなる部分。〉これは観念的な「手」の説明に過ぎず、この文からは「あなたの手」は浮かんでこない。〈私の大切な家族のために差し出すべきもの。〉思いは理解できますが、抽象的な文章だから絵が浮かばな

【「私」にしか書けないものが必ずある】簡単なコツをつかめば文章にも「個性」が生まれる(2018年4月号特集)

 全く書けないわけではないが、どうもありきたりな文章だと思う、読む人に伝わらないと思ってしまう。そんなお悩みを解決しよう。 解決策①:一点突破で、ある面をとぎすます「私」は世界に一人、「私」を書こう!  ありきたりとは、珍しくない、ありふれている、平凡という意味。  そうなってしまうひとつの原因は、正しいことを書こうとしすぎること。客観的な正論もいいが、報道の文章ではないので、それをそのまま書いても面白くはならない。正しいことを書くのがだめなら、正しくないことを書けばい

【まずは一つのアイデアを場面にしよう】いろんな角度から着想のヒントを考えるための方法論(2018年3月号特集)

 ストーリーが思いつかないとき、どうアイデアを見つけ、それをどのようにストーリーにするかについて考えよう。 アイデアを場面にし、前後を考えるストーリーにはアイデアが必要  ストーリーを作るには、その前にアイデアが必要になる。このアイデアは真理の発見に近い。  たとえば、めちゃくちゃおいしかったラーメンを3年後に食べたらそうでもなかった。「食べられないでいると、記憶の中でおいしさが増幅する」。 あるいは、社長がごちそうを食わしてやると言ったが、それはカレーライスだった。「

【ストーリーの見せ場はどこに持ってくる?】小説に勢いをもたらす『シーン・シークエンス』技法(2017年11月号特集)

 長編初心者は構想の完成度が不十分であることが多い。だから、そのまま書き出せば大幅な書き直しになって効率が悪い。個々のシーンを考え、詳細なプロットを作ろう! 物語にはリバーサル、逆転の要素が必要 プロットとは小説の詳細な設計図のようなもの。盛り込む場面を具体的に書く。このプロットを作るうえで留意したいことは、以下の3つ。  まず1つ目はリバーサル(逆転) 。安全だと思ったら襲われる、迷宮入りかと思ったら誰かの言葉で急にひらめくといったシーンだ。『バック・トゥ・ザ・フュー

【思い付きを書くだけではNG!】素材を探して、組み合わせてこそいい作品が生まれる(2017年10月号特集)

いろいろ連想して題材を探し、そこから組み合わせを考えるといったエッセイの題材探しについて解説する。 エッセイで落選する3大パターン1.日頃の感謝の気持ちを書く テーマが「お母さん」ではたいがいの人が「感謝の気持ち」を書く。それを考えず、ただ単に「ありがとう」では埋もれる。 2.ありきたりの体験を書く 稀有な体験をしないと書けないわけではないが、よく聞く話が書かれているだけでは人の胸を打たない。 3.お母さんのことを書いていない 発想が飛躍しすぎると、作品の内容が

【電子出版なら1時間でできる?!】自分の作品をほぼノーリスクで販売する方法(2017年7月号特集)

市場規模は小さいが電子出版は増加傾向 2016年の出版の市場規模は1兆6618億円で、うち、紙の出版市場は1兆4709億円、電子出版市場は1909億円。  市場規模ではまだまだ紙のほうが優位だが、出版全体の市場規模が0.6%減だったのに対して、紙の市場規模は3.4%減で、電子出版が出版市場の減少を食い止める結果となった。  この電子出版は、電子書籍、電子雑誌、電子コミックに分けられ、このうちの電子コミックが76.5%を占め、電子書籍は13.5%しかない。 電子書籍と紙の書

【不定期更新!】文芸コンテスト情報ニュース(2024/5/10版)

文学賞発表情報 今月も文芸公募のニュースをお届けします。5.10朝に更新の予定でしたが、「太宰治賞」が本日、最終選考で、結果は即日、発表されるということで、今、待っています。発表になり次第、ここでもお知らせします。 第23回女による女のためのR-18文学賞  応募は女性に限定、新潮社の女性編集者が第一次〜第三次選考を担当した後、窪美澄さん、東村アキコさん、柚木麻子さんが選考。その中から大賞と、友近賞が決まった。  友近賞はお笑いタレントの友近が選ぶもので、第14回から設

【笑いを制する者は創作を制す?】お笑いと小説、芸人と作家の意外な関係性とは

お笑いと小説は表現方法は違うが、考え方は似ている 漫才やコントを作るときも、まずアイデアが必要になりますが、アイデアは日常生活の中から探します。  たとえば、「コンビニのレジに並んだけど、店員が気づいてくれなかった」という出来事があったとして、ぼやき漫才なら自虐ネタにするでしょう。  また、それが笑い話になるように設定を変えたり、話の順番を変えたり、ツッコミを入れたりして脚色していきます。  このあと、お笑いは実際に演じ、小説は文章で表現するという違いがありますが、ここま

【過去インタビュー一挙掲載!】プロはどのような視点で創作活動をしているのか?

こんにちは。 公募ガイド社公式noteです。 本日弊社WEBページ「Koubo」上に、過去特集でお世話になった皆様のインタビュー記事や、インタビューを通して編集部が学んだ創作のコツなどを多数掲載しました! 詩人の最果タヒさんやエッセイストの岸本葉子さん、直木賞受賞作家の北村薫さんなど、10名以上の文筆家の方へのインタビューを掲載させていただいております。 下記リンクからお越しいただければ一覧で閲覧することができます! 創作の役に立つこと請け合いですので、お時間あるときに

【万人ではなく特定少数の共感を】心を揺るがす文章を生み出す方法

「剌さる」が人を選ぶのはなぜ?心の中の負の部分が「剌さる」を発見する  なぜ、ある人には刺さり、ある人には刺さらないという現象が起きるのでしょう。それは、ある人に目につくものは、その人の内面そのものだからです。  風景は誰にでも見えるものではなく、目の前で葉が風に揺れても、花が咲いていても、見えない人には見えません。  風景は、内面が発見するものだからです。  だから、抱えている問題が違えば、何が刺さるかも変わってきます。置かれている環境や年代によっても変わってきます

【ストーリーが思いつかない…】誰でもできる物語作成メソッド(2017年3月号特集)

設定や物語の枠組みが決まったら、今度はそれをストーリー化します。 あいまいだった話に形を与え、ストーリーという入れ物を作ります。 物語の2大構成法【起承転結】  起承転結は、設定が複雑なもの、あり得ない出来事が起こる話に向きます。たとえば、異世界に行くような話。その場合は、どうして異世界に行けたのか、その世界特有の常識は?などを説明する必要がありますが、起承転結なら起と承で物語を進めつつ、その中で説明できます。注意点は前半が重くなりがちなこと。  配分は、原稿用紙5枚な

【具体事例からわかりやすく紹介!】誰もが悩む「地の文」テクニックをレクチャーします!

書き始めてすぐにぶち当たる壁。それは地の文をどう書くか。 ここではアマチュアが陥りやすい点を4つ挙げ、こう書いては? という修正案を示します。 Q1:セリフ内の説明台詞があって、その台詞の中に、説明しないと意味が分からないところがあったので説明を書きましたが書き出したら長くなって…。 文章が下手なのは置いておくとして、説明文を入れるタイミングが良くわかりません。 「東京のことはまだわからないの」が唐突だったので、その説明を入れたわけですね。説明文の分量は問題ないと思いま

【「てにをは」推敲は後回し!】まずは「大局」をみて、文章をダイエットさせよう

正しい推敲の手順は、意外と知られていない 推敲するときは、まず文章全体を見て、そのあと、細かな修正をします。大きな部分から直していくのは、目鼻がつかない段階でディテールにこだわってみても意味がないからです。  文章全体を森にたとえると、「森⇒木⇒枝」の順で見ていきます。これが正しい手順。逆は効率が悪いのでだめです。 多めに書いて、あとで減らそう! 推敲と言うと、文章を足したり削ったりすることという印象があると思いますが、書き慣れてくると、削ったり書き直したりはありますが、