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音声障害を治す言語聴覚士としての使命

わたしは現在、声がうまく出せない患者を担当しています。あらゆる方法を駆使しながら、その人の声が出せるように治療をしていますが、声が安定して出るにはまだ難しい状態にあります。治療者として安定した改善を導いてあげる事ができないことは、時々苦悩と葛藤を伴います。しかし、本当につらいのは、わたしではなく、当事者である患者なので、わたしはいつもそのことを忘れないようにし、必ず治癒するという希望と熱意を忘れず、信じて祈るような気持ちを携えて治療に臨んでいます。今日は発声のプロセスや訓練の内容についても、患者さんの同意を得て綴ります。

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