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15年目の連載

そう『解体屋ゲン』は、15年目にしてWeb漫画/スマホ漫画として第1話から掲載してもらえることになった。



掲載してくれるのは「施工の神様」



<目標はwin-win>
「施工の神様」は、建設業に特化した人材マッチングサイト「施工管理求職ナビ」(https://sekokan-navi.jp)が運営する、建設業の最新ニュースや読み物に特化した情報サイトだ。読者はまさに『解体屋ゲン』が想定する建設業従事者ばかりで、しかも漫画は『解体屋ゲン』1本のみ。ライバルの居ない世界で伸び伸びと連載させてもらえる。週2本という短めの掲載サイクルで、読者に再訪してもらえれば「施工の神様」にとっても悪くない話で、両者win-winの関係を目指す。


<500万>
これまで、全国で500万人ともいわれる建設業従事者に『解体屋ゲン』を知ってもらうにはどうしたらいいのか、どうやって届けたらいいのか、その術がどうしても分からなかった。今回の話はG.W.のKindleキャンペーンの宣伝記事を掲載してもらえないだろうか、と打診したことがきっかけだったが、「どうせなら記事を書きませんか?いっそ漫画を掲載しませんか?」との申し出をいただき、そこからトントン拍子で連載が決まった。これがどれほど意味を持つのか、その時は分からなかったが、テストケースで貼ってもらったバナーは2週間で20万PVの表示があり、Kindleの順位が跳ね上がった。これはすごいことになる、と確信した。なにしろ、週2回更新してもストックは8年分あるのだ。


<新しい売り方>
普通、漫画は漫画サイトに掲載される。当たり前の話だ。しかしライバルは多く、読者層は偏り、目立つのが難しいまま次々と新しい作品が押し寄せて埋もれてしまう。でも職業漫画ならひょっとして…専門サイトで連載できれば、読者とのマッチング率が上がり、飛躍的に売れる可能性があるんじゃないだろうか。そこから逆算して、就業人口数の多い業種の専門サイトを最初から想定した職業漫画を企画すればいいのではないか、とも思う。机上の空論なのか、実現可能なのかはまだよく分からないけど、ここはまだまだ研究する余地があると見た!


<独自路線>
800話に届こうとする話数、単行本が出ていないこと、SNSに乗り遅れていること、これまではすべてがマイナス要因だったが、ここに来てスマホの普及、Kindle Unlimited、今回の連載といった事柄の一つひとつが追い風に変わってきて、『解体屋ゲン』は他の漫画とは違う独自路線を歩み始めている。決して狙った訳ではなく、たまたま時代が噛み合ってくれた、というのが本当のところだけど。


Kindleの売れ行きがどう変化するのか、新しい読者との出会いはあるのか、結果はまたここで報告してゆきたいと思います。お楽しみに。


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