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#こなみんフェス について

こんにちは。櫻井琴美です。
#こなみんフェス 、ご来場くださった皆様ありがとうございました!
出展者としてお誘いいただき、今回初の試みで、ipad着せ替えアプリを展示しておりました。

制作の流れや、コンセプトについてnoteに書いていこうと思います。

何気にタペストリー展示も初。搬入搬出の手軽さが尋常じゃ無い。2.5mのタペストリー大きかった〜

冷静になったら背筋が凍るクレジット

衣装:21着、8時間撮影

モデル:ヘアメイク:スタイリスト:衣装用意・運搬:
佐野 小波 (19着)

企画・撮影・印刷物編集・アプリ(モックアップ)制作:
櫻井 琴美

衣装協力でlilalilyさんに2着お借りしました!

なぜ「着せ替えこなみん」だったのか

佐野小波さんにお声かけ頂いたのは、確か今年の明けた辺りだったように思います。
「今回の写真展は「フェス」であり、佐野小波を使った表現であれば写真でなくても構わない、個性を出してほしい」とお話を頂きました。

小波さんの魅力は企画力と衣裳センス。そして2.5次元のようなポップで可愛いビジュアル。他の人がやらなさそうな、2つを活かせるポップな企画…。着せ替えをやってみたいな〜とぼんやり思っていました。

ipad展示に辿り着くまで

展示の撮影はコーデ19着を2回に分けて行いましたが、実は初回のスタジオ撮影では構想は全然違って。早着替えの動画を作ろうとしておりました。こういうの。
https://genic-web.com/articles/7991044

これは…今考えてもお恥ずかしい&申し訳ないのですが、企画に振り回され空回りしてしまい、困った小波さんに「企画が成立するのか不安なので、再考しませんか」と声をかけてもらい目が覚める…という…くだりがありました。(その節は本当にありがとうございました…)

再考。着せ替えのアイデアは生かしで、他の方がやらないこと。私が得意で出来ること。


……デザインだな………。


全く違う時期に小波さんに尋ねられたことがあります。
「琴美さん、写真とデザインの融合みたいなのってしないんですか?」
何て答えたんだっけな、あんまりしたく無いって言ったのかな。

実は意識的に避けてきた道でした。楽しくなって生活リズムがぐちゃぐちゃになるからです。仕事の力量を趣味で評価される怖さもありました。(界隈デザイナー多すぎなんよ)

でも、プロでもない、皆さんほど写真が上手くもない私が「今」人を停める為に出来ること。それは手段を選ばず作品に愛と執念を込めることだなと思いました。


そこから、こなみさんと同じ方向を向いて作品を作る為、2日かけて企画書を作りました。zoomMTG。走る緊張。画面を共有して資料を見せます…。

企画書。「こなみん企画」をメインにと思っていたのですが、打ち合わせの中で1回で処分していると伺い、縛りなくコーデを掲載することにしました


気に入ってもらえました。よか、よかった〜〜〜〜。方向を合わせた事で2回目の撮影はスムーズに終了。帰宅後Photoshopを使い、19枚を1枚ずつ丁寧にレタッチ。アプリ用に切り抜きして素材へ加工しました。

フォルダ左から両面ポストカード、撮影した写真、レタッチしたファイル
切り抜いた後の素材ファイル。ファイル管理が地味に大変でした
レタッチと文字入れ✖️19


アプリ制作にはAdobeXDを使っています。本当はコーディングしてwebサイトを作りたかったのですが、HTMLやjavaの知識が足りず、力技で一枚ずつ画像を作る事になりました。XDのことも改めて勉強。(モバイル版でのipadとのリアルタイムプレビューはすごい)

AdobeXD画面。19✖️2=38画面制作。
力技。こんな感じで繋ぎ込みを1枚ずつして、
タップすると他の画面へ動くように設定。

アプリの詳細画面用に原稿を小波さんにGoogleフォームで依頼、原稿の入れ込み。

21コーデ✖️2問で、42問。(映り込みで2コーデNGに)
小波さんありがとうございました…。

展示用の印刷物も、タイトルを入れて、1枚ずつ色や文字間や行間を調整。最終的に展示したものを含めて全部で58枚デザインを製作しています。データが重い!!パソコンが止まる!!!!!!

…と、いうふうに実はめちゃめちゃ時間がかかっている企画だったのでした。

誰かと作品を作る面白さ、怖さ

好きな人たちと仕事をする時、作ったものを見せる時、緊張して胃が痛くなります。今回は会期が終わるまでずっとそんな感じで「小波さんに好きって言ってもらえるか」「皆さんに好きって言ってもらえるか」、ただずっと怖かったのを覚えてます。力を入れた分余計に。

私にとって、小波さんはモデルとして尊敬する「同僚・先輩」の意識が強いです。オフでは仲良しだけど、会社ではめちゃめちゃ仕事できるタイプのカッコイイ尊敬している先輩。ファンです。好かれたいじゃんか…。

そんな小波さんに初日、完成品を見てもらい「天才です、ありがとうございます!☺️」と笑顔で言われた時は、安心して家に帰って泣いてました。良かった…良かった〜〜〜〜〜😭😭

皆さんの反応


展示で足を止めて下さった皆様、ありがとうございました!感想ノートもめちゃ嬉しかったです。女性人気が高かったそう。

写真展で写真ではないことにもっと強く言及されるかなと思ったのですが、皆さまお優しく…。いつもとまるきり雰囲気が違うので、写真を見にきてくれた人はごめんな…また次回見にきてください…。

特に出展者の皆さんがめちゃめちゃ優しくて、お互いの作品について楽しく会話できたように思います。44人もいるのに皆さん被りなく凄かった…。

展示の反省

  • 挙動が安定しなかった
    最初の3日間はリアルタイムプレビューのキャッシュで動いていたので、挙動が安定せず画像の表示が不安定だったようで。(在廊の皆さんお声掛けありがとうございます…)AdobeCCからデータを4日目からwifiで引っ張ってくることで安定させました。

  • ipadの負荷が高かった
    最初の3日間24時間スクリーンタイムなしで稼働させたのでちょっと熱くなってました。こちらも4日目以降最初と最後に電源を入れアプリを起動させるように変更しました。

「佐野小波」さんという人

7日間12:00〜23:00まで、あんなに可愛い状態でずっと在廊して。1つ1つ作品の説明もされて。バラエティに富んだホスピタリティーの高い展示空間=この空間が佐野小波さんという人間なんだとヒシヒシと伝わる空間でした。あんな人になりたい。

アンニュイで可愛くて綺麗でおしゃれで、ポップでカッコいい佐野小波さんの一部として「楽しくポップでお洒落な」魅力を展示でお伝えできてたら嬉しいな〜と思います。

小波さん、本当にありがとうございました!
幸せで楽しい時間でした。

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