見出し画像

「Pink Tapeが好きだったから」

「今までとは違う新しさを見せたかったし、僕の感性を極大化してくれる人とアルバム作業をしたかった。
 自分が好きだったf(x)のアルバム『Pink Tape』を思い出した瞬間、ミン・ヒジンに連絡した」

胸熱!!!!!!

ま、まさかバンタン、しかもテヒョン!テヒョンとミンヒジンが繋がる日がこようとは…!!!
テヒョンもピンクテープ好きなの!?私も好きなんだよ!!!

テヒョンのソロをミンヒジンがプロデュースすることになったと知り、心踊りました。
テヒョンがミンヒジンを指名したんですね。
その理由がピンクテープという衝撃。

ピンクテープは伝説なんですよね。。
このピンクテープをアートディレクションしたミンヒジンは、ハイブ傘下のADORからデビューしたNew Jeansのプロデューサーで、かつてはSMエンタに所属しアイドルのアートディレクターを担当していた人です。

ピンクテープはf(x)代表的なアルバムであり、ひとつのアート作品なのです。
ただ、ミンヒジンの「好きな世界観」満載過ぎる作品で、曲うんぬんよりも、個性豊かな5人の女の子をミンヒジンの好きなようにアート世界に閉じ込めた、という感じで、多少の不気味さを感じる世界観です。でもf(x)もそれを「わかってて」やってるっていうのが伝わってきて、本当にすごい作品でした。

リリースが2013年なので、バンタンがデビューした年だと思うのですが、あのヒップホップでガナってた時に、テヒョンがこのような作品であるピンクテープを聞いてたっていう事実、、よすぎる!!

最初、テヒョンのソロのプロデューサーがミンヒジンと知り、ミンヒジンがこれまで手掛けてきた男性アイドルよりもだいぶ大人の年齢になっているテヒョンを、どのように表現するのか?と思ったのです。

ミンヒジンのかつての好みってすごくわかりやすくて、一番代表的なのがSHINeeのテミンかと思うんですけど、テミンのソロアルバムのジャケット撮影のときに、細かい打ち合わせなしにあえていきなり撮影に入ったという話があり、ミンヒジン本人がシャッターを切ったという、そのあがってきた写真のテミンは確かにおそろしくかっこよかったのですが、彼本人に有無を言わせず撮影に入るその手法に当時はちょっとざわついたのです。

で今回、テヒョンも、ミンヒジンから「明日時間ある?」と聞かれて行ったら、着いた瞬間「そこに立って」と言われて、カシャカシャ写真を撮られたと言っていて笑

ミンヒジンの作品は、しっかりしたコンセプトを用意しアートに仕上げる一方で、このようにまったく作られていない素の状態で醸し出されるアーティスト本人の魅力というものも大切にしていると感じます。

テヒョンはそんなミンヒジンの撮影スタイルを、準備する間もなく始まってそれが本当に自然ですごかった、と話したそうですね。
ただ遊びに来たと思って楽しく過ごしていたらそれが全て写真におさめられていて、それが本当によかった、と。
テヒョンはミンヒジンの感性とよく合うのかも。

曲を聞いて、MVを見ましたが、ミンヒジン作品だけど、彼女の独特な感性にちっとも負けていないこれまた強烈なテヒョンでした。

テヒョンのソロ曲を聞いたのは初めてでしたけど、バンタンではあまりやらないようなジャンルの曲と感じたし、テヒョンたった一人で作り上げるものだからあのように表現できたのかな?と思いました。

バンタンでできることと、テヒョンが本当にやりたいことには、少し隔たりがあるようにも感じましたが、それはどのアイドルグループのソロ活動にも言えることですね。
やりたいこと全部詰め込みましたと話していて曲を聞いてみたら、グループでやっている音楽と全っ然違ってびっくりすることもよくあります。

ミンヒジンが撮影したテヒョンは少年味あったけど、もっと若い頃に撮影してたらあの味は出なかったのでしょうね。
なに着せてもなにやらせても様になるし、ミンヒジン楽しくて楽しくてしょうがなかったんじゃない!?笑

若かったテミンやNCTでもなく、自分の世界を持っている大人のテヒョンだからこそ表現できたものが、あの多くの写真にはあったように感じます。
タンクトップも半ズボンもウルフカットも金髪も、、、テヒョンはなんでも大丈夫なんだなぁ。すごい。

彼は独特の華やかさを持つスターだけど、テヒョンのキラキラの部分ではなくて、テヒョンが持っている影のある側面をしっかり切り取っていたところは、さすがのミンヒジンでした。

私は特にテヒョンのファンなわけではないけれど、流れてくるテヒョンの写真て保存してしまいがちです。
うわぁすごい…と思います。姿や表情が芸術。

ミンヒジンとのタッグ、すてきでした。
バンタンとは遠い位置にいると感じるミンヒジンなのに、二人の感性が溶け合って素晴らしい作品が見れました。

スケジュールの都合で、最初はオファーを断ろうとしていたというミンヒジン。
偏りのある嗜好は叩かれがちだけど、彼女にしか出せない色ってやっぱりある。

この先、また一緒になにかをやってほしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?