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ふと、「私はやっぱり一人なんだ」って思う瞬間。

自分がこの世界に生まれてきたということは、自分にも家族がいる。
母も父も弟も、祖母も全員と連絡は取れる。
帰ろうと思えば帰ることもできる。
でも。できるけど、できないのだ。

先日ちょっとトラブルがあって久しぶりに過去の様々なトラウマが蘇ってしまった。仕事帰りだったので、帰りの電車で鼻水も涙もドバドバ流して大泣きしていた。最寄駅から自宅まで歩いているときは、声を出して泣いてしまった。

家について家に入った。
当たり前だけど、家には誰もいない。
「ああ、私はやっぱり孤独だ。」
そう思ってしまった。

実家はトラウマだ。
実家の「家」という場所がトラウマでもあるし、「家族」という関係性がトラウマでもある。
弟にだけは会いたいけれど、もしも弟と頻繁にあってしまったらそれはそれで弟の世話に対して再び責任を感じてしまう。

精神科入院はトラウマだ。
私の場合は精神科入院で病状が悪化した。正確には入院期間に友達を作ってしまったことで病状が悪化した。
もう2度と入院したくない。それに精神科入院はお金がかかるし生命保険に入れなくなる。

警察や救急はトラウマだ。
警察の最後の私のデータは、未遂のODでラリってる顔写真だ。救急も同じだ。
そもそも行政に助けを求めることは間違えていると、これまでの経験で学んだ。


私はただ平和な毎日を求めている。それだけだ。
でもやっぱり人生だから、突然嫌なことが起きる。
その嫌なことが過去のトラウマを呼び起こすこと、それが1番私にとって苦しいものだ。

2年前の絶賛BPD期、私は付き合っていた人らに「結婚しよう」ってずっと言っていた。
おかしいと言えばおかしい。でも、あの頃の私はとても素直だ。

私がずっと求めていること・追っているもの、それは
「おかえり」「いってらっしゃい」
「いただきます」「ごちそうさま」
「おはよう」「おやすみ」
それを毎日できる生活。
一緒にご飯を食べれて、今日あったことを話して、安心して寝れる生活。

私は人生で一度も家族でファミレスに行ったことがない。
夜ご飯もそれぞれ違う部屋で食べていた。
何より「家に帰りたくない」が毎日だった。

だから夢なのだ。
「早く家に帰りたいな」って思えること。
家に帰ったらあったかい雰囲気が待っていることにワクワクすること。




「やっぱり孤独だ」って思わなくなる日は来るのかな。
家に帰るのが楽しみになりたい。

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