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石を拾ってきた日

3月10日の日曜日、とある友人(と言っていいのか)であるフォロワーさんの主催されていた「石を拾う会」という企画に参加してきた。
3月末に終了してしまう通話サービス“もくり”を使った、離れたところで石を拾う人とそれを見守る人の集まりだった。
わたしは大阪城公園に行って、石がたくさんあるところを見つけて拾ってきた。

その会で拾った石について、持って帰ろうと選んだ理由や感想などをつらつら書いていくだけの記事になる。
Googleレンズを使ってできるだけ石の種類の特定もしてみた。Googleレンズ、たまに使うけれどとても楽しい。

ひとつひとつ説明していこう。
拾った石は、数えていないけど20〜30個くらい。その中からカブりを減らして、お気に入りのものだけにした。

大きいものから。

ゴツゴツしたまだらの石

小さな砂礫が集まって固まったものなのだろう、表面はゴツゴツしている。わたしのイメージするふつうの石より少し茶色っぽい。精錬する前の宝石みたいでカッコいい。
大きさは全長3cmくらい。
検索では、花崗岩だと出た。たしかに結晶が粗くてそれっぽい。


青い模様のかけら

これは何か陶器らしきもののかけらかなと思って拾った。裏は普通の石っぽいけれど、オモテ面がツヤツヤした青と紺の縞模様で、デニムみたいですごく良い。
大きさは3cm×2cmくらい。
何に使われていたんだろう、と想像がふくらむような模様と色かたちが気に入って持って帰ってきた。
鉱石ではなさそうなので、特定はできなかった。


ターコイズブルーのかけら
裏側

これも陶器かなにかのかけらだと思う。緑っぽい青がとっても綺麗で、一目惚れして手に取った。裏面が3色になっているのも、模様を思わせて素敵だと思った。表と同じ色のブルー、緑褐色、薄めで彩度の低い茶色。まっすぐな褐色の線が目を引く。
大きさは3cm×2cmくらい。


黒い線のある白い石
裏側

白っぽい色の石なんだけど、太さ3mmほどの黒い線が入っている。石灰岩っぽいけれど、調べてもよくわからなかった。一面から見るとまっすぐな黒い線は、反対を向けるとぐにゃぐにゃっとしている。何かが層になって固まったものなのかな。大きさは2cm×2cmくらい。

赤褐色のかけら
別の面

レンガっぽい色のかけら。つるつるした面と割れてざらざらしている面がある。つるつるした面は黒っぽい茶色で、ざらざらした面はオレンジみを帯びた赤茶色。砂利がたくさんある場所に着いて最初に拾ったものなんだけど、それは赤色が目を引いたからだ。厚さ2cmほどの何か平らなものが割れたのかなと想像した。

茶色と白の石

ベースは茶色と白がまだらに交ざった色で、黒い細い線が2本入っている石。よく見ると、白い太い線が斜めに入っていて、その線とは関係なく横に黒い細い線が入っているように見える。かわいらしい形をしている。調べてもなんの石かはわからなかった。

真っ黒の石

カッコいい!!と思って拾った。真っ黒で、光を全部吸い込みそうな石。形もゴツゴツしていて、無骨さとスタイリッシュさを同時に感じる。なんの種類なのか、いちばんこれが知りたい。


長くなってきたので、本当は全部の石について語りたかったんだけど、あといくつかピックアップして紹介する。

2つのまだらの石

お肉みたいだ〜と思って拾った。ちっちゃい。左は脂多めの牛肉で、右は豚バラ肉っぽい。ピンクだけれど、見ようによっては茶色にも見える。それもまたお肉っぽい。

オレンジ色の3つの石

グミ!グミだ!と思って拾っていたら同じようなのが3つにもなってしまっていた。オレンジの味しかしなさそう。ものすごくちっちゃい。色の影響か形なのか、それともわたしのイメージのせいなのか、あんまり硬そうに見えない。

貝殻

めちゃくちゃ小さい貝殻。なんでここ(大阪城公園)に?と思ったので拾った。かわいい。


拾った全部の石を並べるとこんな感じ。

拾った20〜30個の石たち

思ったよりだいぶ多く拾ってきてしまった。でも、全部にそれぞれ個性があってかわいかったりカッコよかったりするので、大切なコレクションになった。
こんなふうに箱に入れて飾っている。

箱に入れた石たち

この箱はダイソーに売っていた。100円でコレクションが増えたのは純粋にうれしい。

この歳になって、道端の石などにあまり注意を払わなくなっていたところにこういった企画があって、すっごく楽しかった。企画をしてくださったお友達にはすごく感謝したい。ありがとうございます。
みなさんも、もしよければ砂利をよく見てみる機会を設けるのはいかがだろうか。

最後に、大阪城公園で出会った植物も少しだけ載せておく。春は色が増えてきて楽しかった。

ホトケノザ
スイセン
ウメ

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