寿goodJob

福島県福島市の寿建設です。 当社の「私の提案制度」で実施された、現場の改善事例を紹介し…

寿goodJob

福島県福島市の寿建設です。 当社の「私の提案制度」で実施された、現場の改善事例を紹介します。 https://www.kotobuki-c.net/

最近の記事

  • 固定された記事

トンネル内遠隔作業の合図方法

【改善】 トンネル背面への裏込ウレタン注入作業時、注入圧力上昇時は瞬時にプラントに連絡を伝えなければならず、逆にプラントからは注入量終了の合図を伝えなければならない。 通常は笛を吹いたり、トランシーバーを使用しているが、車両の騒音により聞き取れない場合がある。 呼び出し用チャイム「ワイヤレスキャイム」を使用することで、音と光で知らせることが瞬時に出来るようにした。 【効果】 注入時の圧力上昇時のホースの破裂等、伝達の遅れによるリスクを減少させることができる。 ヒントはナ

    • トンネル覆工コンクリート背面の目視確認

      【改善】 トンネルの覆工コンクリート背面の空洞確認する際、ファイバースコープを挿入して空洞を目視確認できるようにした。 使用したのはBOSCH 検査用カメラ INS1 ボッシュ INS1 検査用カメラ(インスペクションカメラ) (bildy.jp) 【効果】 LEDのライトで見るよりも、空洞の様子がはっきり解り作業の効率化に繋がる。(コンクリートの境目等) 【参考】 カメラ等も新しい技術がどんどん開発されており、作業上の課題をツールで解決できた良い事例。常に問題意識を持っ

      • シャトルカーの照度確保

        レール工法で掘削作業に使用するシャトルカー(掘削土砂運搬車両)は単体でも全長20m程度あり、走行時の照度確保が課題であったが、使用できる電力が限られているため省電力で高輝度が必要だった。 消費電力は定格内で納めることが可能でテープ側面がほぼ全体光る、24VのLEDテープを安全通路側車体下部に合計10m取付けた。 【効果】 テープに内蔵されたLEDチップがほぼ全面光るため、十分な照度を確保することが出来た。また、車体下部に取り付けることにより、積み込み時にズリがこぼれても破

        • 断面の変わるトンネルの高さ計測の工夫

          【改善】 小断面トンネル延長約600m区間、センタードレーン掘削・床付け~埋め戻し後の高さ確認を行う際、これまでは両土平(トンネルの両脇)の縦断方向と横断方向に水糸を張り高さ確認を行っていた。 トンネルの幅が箇所によって1.8~2.5mとかなりバラつきがあるため、その度に横断方向に張る水糸の長さを調整する必要があり、手間が掛かった。 板を加工し水平器を取り付た簡易定規(いわゆるバカ棒)を作成した。 定規の部分はスライドできるよう細工を行い、土平幅の変化に対応できるようした

        • 固定された記事

        トンネル内遠隔作業の合図方法

          集塵器パイプの改善

          【改善】 繊維シート接着工の下地処理(サンダーケレン)作業の際、集塵器パイプとサンダーカバーの取付けパイプの径が合わずすぐ外れて手間がかかるので、 集塵器パイプとサンダーカバーの間に径が合う洗濯機排水ホースを取付けた。 排水ホース付けたことで手間が減り、集塵効果も良くなった。 (排水ホース1.0m=500円、ホースバンド800円程度)

          集塵器パイプの改善

          歯止め忘れ防止の「見える化」

          【改善】 時間制限のある夜間の鉄道補修工事では、軌陸車(線路上を走る車両)を移動し現場に着くと急いで作業をしなければという気持ちや、終了すると早く現場を引き上げたいという気持ちが先走り、歯止めを忘れてしまいがちであった。 そこで矢印型のマグネットシートに喚起言葉を入れたものを運転席ドアノブのところに設置して「見える化」した。 【効果】 運転席に乗ろうとしてドアノブを掴む時に目立つので、歯止めを忘れていたら気付くようになった。 【参考】 通常の「見える化」にプラスしてアイ

          歯止め忘れ防止の「見える化」

          移動しながらの除草作業での保護具一時使用

          【改善】 国道沿いの除草作業でカルバートボックス上の除草などをする際、墜落のリスクがあるが、歩いて移動しながらの作業のため安全帯のある車を止めている場所が離れてしまうと、短時間だけの作業であることを理由に安全帯をしていなかった。 そこで除草作業と一緒に移動する飛散防止ネットの裏側に安全帯を取り付けられるようにし、 わざわざ取りにいかなくても安全帯をすぐに使用できるようにし、転落・墜落防止とした。 【効果】 作業箇所のそばにあるので面倒がらず安全帯着用をルール化することで

          移動しながらの除草作業での保護具一時使用

          狭い道路での新規看板の設置工夫

          【改善】 施工途中で片側交互通行実施のため、予告看板を新たに設置することになった。 しかし、道幅が狭く歩行者・通行車両の妨げになり新規に設置するのが困難だった。 そこで規制内容を記入した目隠しカバーを既存の看板に被せて告知表示した。 【効果】 工事予告看板を新規に設置する必要がなくなり、看板設置の手間・一般の方の通行の妨げにならなくなった。 文字の大きさにより書ける行数が限られる(この小さい看板の時は2行)ので、書く内容は要検討。 【参考】 看板もやたら設置すればいいも

          狭い道路での新規看板の設置工夫

          注意喚起の矢印シートの飛散防止

          【改善】 高速道路補修工事で規制帯内に停車した車両後方にマグネット式発光矢印シートを設置したが、車両通行時の風圧によりマグネットが剥がれ走行車線に飛散するリスクがあった。 そこで車両内部に吸盤付のフックを取り付け、矢印シートの孔に引っ掛けリアガラスの内側に設置できるようしたことで飛散リスクをなくした。 【効果】 飛散リスクがなくなり、作業箇所移動時においても取り付けをしたままの移動が可能となり取付け・取り外しの手間も減った。 【参考】 見事な発想の転換。 必要な安全掲

          注意喚起の矢印シートの飛散防止

          転落防止の高視認化

          【改善】 河川に掛けた仮設の敷き鉄板をずり搬出時にダンプトラックがバック通行する際、景色に同化して鉄板の端部が見えづらく最悪の場合河川に落下する恐れがあった。 そこで鉄板の端部に蛍光スプレーを塗布し見えやすく(高視認化)した。 【効果】 ダンプ運転手に端部がはっきり認識出来るようになり、運転手への注意喚起にもつながった。 【参考】 リスクを「高視認化」で低減させた、効果の高い改善事例。 「リスクに気づく」仕掛けとして、大いに参考になる。

          転落防止の高視認化

          退避水位の見える化

          【改善】 河川工事は大雨等で増水し流されるという危険性があるが、どれくらいの水位まで上がったら避難を開始するかすぐに判断できる材料がなく、迷っている間に対応が遅れるという可能性もあるので、各種数値より作業中止退避高を定め、退避水位看板を作成し実際の位置に設置し、一目で判断できるよう見える化を行った。 【効果】 避難高が一目で確認できるようになり、協力業者の方達も安心して作業に取り組むことが出来る。そして発注者さんからも「これなら一目で判断できるので良い」という言葉も頂き、現

          退避水位の見える化

          川沿いの伐採告知看板

          【改善】 工事に支障になる樹木(20本)を伐採することになっているが、その中に桜の木が数本混ざっており発注者より一般市民に周知した上で桜が散ってしてから伐採するようにとの要望があった。 樹木が河川土手のサイクリングロード沿いにあるため、やさしい桜の絵柄に丁寧な言葉を使って伐採を周知した。 【効果】 通行される方ほとんどの方が看板を見ているが、発注者に苦情や問い合わせはなかったので、効果があったと思われる。 【参考】 川沿いの桜、もちろん切らずに済むならよいが、総合的に判断

          川沿いの伐採告知看板

          運搬台車の負担軽減

          【改善】 断面狭いトンネル補修工事で重量物運搬に2輪の台車を使用していたが、人力で持ち上げるて移動するため、作業する人の腰に大きな負担がかかっていた。 2輪台車の後部に取り付け可能な車輪(キャリーキャスター)を取り付けて腰の負担低減を可能にした。 【効果】 台車が自立した状態で持ち運べるので、バランスをとる必要がなくなって腰痛リスクの低減したとともに作業効率がアップし工程短縮が可能となった。 【参考】 作業する方の負担を少しでも軽減しようという思いやりにより改善が、結果

          運搬台車の負担軽減

          施工時の留意点の見える化

          【改善】 トンネル掘削工の施工方法の留意点について、朝・夕のミーティングにて作業者に口頭で説明していたが、言葉だけではなかなか伝わらず実際の施工で実施されなかったことが多々あったので、各工種の施工時の管理方法や資材の整備の方法等の良い例と悪い例の写真と説明文で記載した資料を作成し、休憩所のテーブルに配布し誰でもいつでも確認できるようにした。 【効果】 ミーティング時の説明時に作業者が資料に目を通してもらうことで、写真等によりこちらの伝えたいことがイメージし易くなり、説明が伝

          施工時の留意点の見える化

          本社設備の見える化

          【改善】 本社内の設備で、 ①照明のスイッチがどの場所のものかつけてみないとわからない。 ②届いた荷物がどの状態(関係者に連絡済のものか一時的に置いているもの)か見ただけではわからない。 ③ペットボトルと缶のゴミ箱を移動したときに元の位置に戻したか、中を見ないとわからない。 ということがちょっとした手間になっていたので、表示による見える化を以下のように実施した。 ①木目調のデザインにして番号と照明区画を入れたラベルを作成。 ②荷物が関係者に連絡済のものなのか、一時的に置い

          本社設備の見える化

          トンネル防音シェルター解体作業の効率化

          【改善】 トンネル掘削が完了し、坑口部に騒音対策のため設置した防音シェルターを解体する際、現場にある油圧ブレーカーでハツリ作業を行い、ドリルジャンボを使用しての支保工(鋼材)切断を計画したが(シェルター組立時もこれらを使用)、ハツリ作業時の騒音、コンクリート殻の外側への飛散落下、人力で行うガス切断や部材運搬の危険性など、リスクが多かったため、発想を変えて0.7m2/クロスカッター(油圧鉄骨カッター)を使用して作業するように変更した。 【効果】 鉄骨カッターを使用することでハ

          トンネル防音シェルター解体作業の効率化