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否捨離(いなしゃり)

ギターを抱えて、右手には大学ノート。左手には鉛筆を持っている。
自分の体はというと、白いシャツにスラックス履かせてもらい。メガネをかけて帽子を被せてもらっている。靴はオールスターのスニーカー。
隙間にはたくさんのコピー用紙とメモ帳を詰めてもらい、そのまるまった紙には、今まで自分が書いてきた殴り書きのことばがびっしりと書いてある。
棺の中にいるぼくを上から覗き込む人たちは誰もいない。ひっそりと、ぼくとは無関係の誰かに、蓋をしてもらう。

結局のところ、人は生きるために何かを得てそして死ぬために何かを手放していくのだ。さすがにもう折り返し地点。何かを目指すにしても、置いていかなくてはならないことを自覚し覚悟をしなくてはいけないと思った。

これは断捨離ではなく、老いだ。断捨離なんて言葉で誤魔化すから、ひとは迷うしまた欲しくなる。違う。老いと戦い争うために手放していくことが、今のぼくには必要なのだ。人・モノ・金。生きていくために、ぼくに力を与えてくれるのは何か。

でも。

エッチなデーブイデーはだけは、
ベットの下にしまっておこう。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。