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介護を一緒に考えよう

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介護・介護職のことを介護とは別の視点で語るコラム。固定概念や当たり前の壁を壊していきましょう!
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記事一覧

介護にはキャッチコピーが必要

再熱してきた。 キャッチコピーの熱が沸き起こってきた。 好きなコピーは挙げ出したらキリが…

ぼくらはいつも岐路に立たされている。

騙し合いは2回まで。 案内した先は風呂場。風呂場を見た瞬間、その方の表情は曇る。そして後…

コスト?生産性?介護ってなに?

結局何のために風呂を30分で終わらせなくちゃいけないのか。 コスト?生産性? いやいや、ケ…

排泄の失敗を防いで記録より記憶に残る介護をしたい

ぼくは1日に何回トイレに行っているのか。 排泄は意識的な行動であり無意識の衝動であり、回…

デイサービスの1日 ver1.0

ご自宅へお迎えにあがることから始まる。 送迎ひとり暮らしの方もいるし、今日が利用日なのか…

大きな誤解を生みそうだが、しかし

「こちらに来て頂いていいですか」「ぼくと一緒に来ていただけますか」「お風呂の準備が出来た…

介護職員だからって

40歳を越えて涙腺が崩壊してきているぼくに、感情を抑制しコントロールしながら介護の仕事をするということが、できるわけがないのだ。 利用者さんにも一緒に働く職員にも介護を取り巻く世間にも悲しみを覚えるし怒りを感じるし。プロなのだからできて当然。なんていうことは、できれば言わないでほしい。 ただ、言えるとするならば、ネガティブな感情との付き合い方を理解できているとは思う。瞬間的メタ認知。心の声や頭の中では超おしゃべり。繰り広げらたネガティブな言葉たちを、一歩引いたもうひとりの

介護職員のやめ方いろいろ

入ってきたと思ったら、知らぬ間にいなくなっている。 野良猫が敷地に足跡だけ残していくよう…

メリケンサックみたいなプライド

椅子から立ち上がって食堂に向かいたい。 この方は脳梗塞の後遺症で片麻痺がある。 まず、立…

早く人間になりたーい!

ぼくは現在45歳。世の中的には中年。 だが、介護施設では若いとチヤホヤされている。この業界…

理由なく腹にワンパンを入れる

久々の歯医者。 診察台に座りリクライニングに体を預ける。多少の待ち時間があるのでスマート…

思い込みってヤツは、本当に厄介なヤツだ。

「あの人はこうゆう人だから」 「私はこういう人間だから」 人間の思い込みはかなり強力なフ…

なんて言っていいのかわからないから、いまはもう何も言えへん。

「もういい、わかったから何度も言うな。俺に喋りかけるな」って、50代の女性介護職員が利用者…

男性介護職員の希少性

ひとりになった。 先週いた男の子は、今週から違う教室に通うことになったらしい。 今日は介護福祉士実務者研修2回目の授業。ひとクラス18人で構成される教室は、ぼくひとりを除いてすべて女性になった。商業高校か大奥かハーレムか。この違和感に全く動じないぼくもいる。 この業界で3年も仕事をしていると、ぼくが男兄弟で姉も妹もいないことを差し引いても女性たちという縄張りに溶け込む男というように、存在感を消すことができるようになる。関係ないが隣の方は中国の方だ。 やわらかさも知ってい