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身内の介護について

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70代の母親と一緒に暮らしています。いとこのおじさんはパーキンソン病。40代のぼくが身内の介護について思ったことやエピソードをエッセイにして綴っています。
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記事一覧

情けない。そして暖かい。

下水道の工事があった。 母親からLINEで写真が送られてきた。 ぼくは用事が重なってしまい、…

10年の歳月を経て

ハタチで実家を飛び出して、10年後に芸人を辞めて実家に帰ってきた。 10年前に実家を送り出し…

母に提出する反省文

夕飯前、リビングのソファーで座っている母。 いつもと変わらぬ光景だが、その部分だけがぼく…

解けないナンプレ

「新聞読んでるの?」 「この数字を埋めてくやつ?難しいね意外と」 「ああ、それナンプレっ…

100万円の手切金

LINEで送られてきたメッセージ。 登記に変更にかかる手続きのための諸経費 登記変更・出張費…

朝起きたら自宅ではないところに居ると思って自宅に帰ろうとして自宅を出てたらしいが…

月に一度、いとこのおじさんの様子を見に行っている。 いとこのおじさんはパーキンソン病だ。…

なまくら坊主

今日は仕事が休みだったので、久しぶりに母と小一時間しゃべる時間があった。 母と息子と猫1匹。一緒に暮らしているものの、生活のリズムは違うので話す機会はそんなに多くない。母も猫も、だいたい寝ているような気もしないでもない。 小一時間喋ったといっても特に重要な話もなく、だいたいが母のなんとも言えない話を一方的に聞くのみ。仕事で高齢者の方の話は同じ話を何度でも聞くことができるのに、母の取り留めのない話は、話している最中なのに2階の自室に上がっていって強制終了させるほど聞けない時

ぼくの答え

母は自分の答えを見つけて夢中になっているから、 指摘してばかりだと当然「そんでアンタはど…

母の答え

こんな時間になにをしているんだ。いっぱい広げましたなぁ。 一度のめり込むと気の済むまでト…

【介護エッセイ・初稿】いとこのおじさん最後の旅行(仮)

こんにちは!寿(ことぶき)といいます。 この投稿で伝えたいことは「初稿を書き上げることが…

150〜
割引あり

ぼくは頼れる介護のおにいさん

いとこのおじさんはパーキンソン病だ。 ぼくの家から車で10分くらいの距離にあるマンションに…

【介護エッセイ】 一致不団結

とあるエッセイコンテストに応募して、賞を頂くことができました。 自分の書いた作品が評価さ…

100〜
割引あり

母に問う

「このままテレビを見続ける人生でいいの?」 「何かやりたいことはないの?」 正月のこと。 …

人に愛されるように生きる

ここ数日のnoteがどうも薄暗ーい方向へ向かってしまっていたため、ここは少しばかり小休止。 しかしながら嘘偽りない事実でもあるため、正直に書いた。 いとこのおじさんの介護旅行に首を突っ込む動機を、無理やり後付けして物語っぽくしているのは否めない。けれど、こころの奥底には感謝と恩返しの気持ちがあるのも真実で。 なにせぼくだけでなく、母親もおじさんが経営する会社で経理の仕事をしていたわけで、ぼくら家族はおじさんに食わしてもらっていたとも言える。 ほんとうに、人生って分から