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人の書いたものに、あれこれ言うということ

いや、怖いなーと思って。

なんかこう書くと、嫌なコメントでも来たのかって感じだけど。そーいうわけじゃなく、昨日ちらっと見た番組。「北斗の拳」の原作者・武論尊さんが主宰する漫画塾を追ったドキュメンタリー。生まれが長野県なのかな?「信州まんが道」って、これがなかなか熱くって。


ある若者は格闘家をめざして、挫折して「次は漫画で身を立てる!」と。で、新人賞に応募する作品を武論尊さんに見てもらって。

その瞬間もカメラ回ってるんだけど、もうドッキドキですよね。格闘技やってたこともあり、憧れもあるのかな?あの武論尊さんが、目の前で読んでくれてる。「40ページあるんですけど・・・」「長いな~」なんて言いつつ、1ページずつ丁寧に読んでくれて。


結果は好感触だったようで「いいよ、いいと思う」って。

ちょと漫画のことはわかんないけど。キャラづくりも上手いし、格闘シーンの描き方もいいと絶賛されてました。「食いつく編集者、いると思うよ」って。もう、それを聞いた若者の顔と言ったら。ニヤニヤが止まらないというか、心底うれしいんだろうなーって。


かたや、同じように見てもらって「これじゃ、もの足りない」とはっきり言われてる生徒さんもいて。そりゃ、ガクッときますよね。でも、その後の懇親会(?)で、ちゃんとフォローもされてたり。

いや、何が言いたいかって「わたしも、これやってんだよな~」って。そう、メンバーシップ「書く部」の個別コーチで。これも、一年くらいになるのか。思えばずーっと、チャットでやり取りして。


書いたものを読んでは「いいですね~」「もうちょっとこーするとよかったかも」「おー、グッとよくなりました!」みたいな。

改めて思うと、怖いですよね。ちょと、どういういきさつではじめたか忘れたけど。誰かの書いたもの読んで(読ませてもらって)偉そうに、あーだこーだ言うわけでしょ?そんなこと言う資格あるのかね?自分(わたし)は、人に言えるほどのものを書いてんのかね?


よく考えりゃ、覚悟のいる行為ですよ。

そりゃ、褒める分にはいいですよ。「いいですね~」だけでよけりゃ、こんなラクな話はありません。褒められて嫌な人いないだろーし。でも、不誠実ですよね。漫画塾みたいに、デビューめざしてる人ばっかじゃないだろーけど。上手くなりたい!って気持ちは同じだろーし。


ときには「んー」とか「むむー」も言わなきゃいけない。苦言は呈さないまでも「もうちょとこーしたほうが」って言わなきゃいけない。だって、それがコーチの仕事だから。

またえらいもんで、手探りでも一年やってると。勘所がわかってくるんです。ここ押さえとかなきゃダメだな。こんな感じで伝えれば、次も気持ちよく書けるんじゃないかなーとか。


なんでも勉強です。さっきも書いたけど、偉そうなこと言うからには「わたしもええのん書こー」ってなるし。

そーだ、コーチしてて一番うれしい瞬間ってなんだと思いますか。文章力が伸びたとき?いい記事書かれたとき?もちろんそれもうれしいんですが、もっとじわーっとくることがあって。それは「心の成長」を感じたときです。これがなんともうれしくて。あ、お時間?また書きます~


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