デザインは体力じゃありません

3年ほど前facebookに書いたお話です。今改めてその通りだと感じたのでnoteに転載する事にしました。


「華麗な加齢」


先日トークバラエティー番組を観ていたら『周りからは加齢についてネガティブな話しか出てこないけれど、加齢のポジティブな側面はないのか。』という質問が取り上げられていました。そこに登壇しているメンバーは40歳台でそんな質問にリアルはないだろうと思いました。
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わたしは若い時から外観はともかく中身は「若くなかった」と思っています。

「若い事の良さ」を振り返って語る事が難しい。

『デザイナーは体力勝負。30代がピーク。』なんていう話を20代の頃聞いて『なに言ってんだか。デザイナーは体力ではなくて知力だろう。いかに動かなくても事が動くかについて考えるべきだろう。』『建築家は50代からという言葉を知らないのかな。』と思っていました。

その「体力勝負。30代ピーク」と言っていた人は今どうしているんでしょうね。

さらに言えば「若々しい」というのがデザイナーの売りというのも「一面的」というか、人生全体を「カバー」できるものではないだろうと今も昔も思っています。

たぶん年齢関係なく「変わらない」というものを自分は作っていきたいと思っていましたし、そうしています。

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ローマ時代の哲学者セネカがこう言っています。

「無駄に過ごせば一生は短いし、時間を有効に使えば十分な時間である。」と。

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