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ライター話あれこれ

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記事一覧

「書けない病」を書いて克服した話

「書けない病」を書いて克服した話

実は昨年、一昨年と重度の「書けない病」に陥っていた。なぜ書けないのか?
一番の原因は「更年期」だ。とにかくやる気が出ないし、書き始めようとすると別のことをやってしまう。コロナ禍で、メンタルが落ちていたのも引き金になったのかもしれない。

典型的な更年期症状のひとつとはいえ、体はいたって元気。同じ症状を経験した人にしかつらさはわからないだろう。家族にさえも「怠けている」としか思われないのだから、他人

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単調な仕事がライターにとって大切なスキルだった話

単調な仕事がライターにとって大切なスキルだった話

私は約25年前、国際観光のデータや白書をまとめる仕事をしていた。といっても、それは業務の一部で実際のおもな仕事は一般事務だった。電話当番やコピーとり、お茶汲みなどは女性がやって当たり前の時代だったので、そのことについては言及しないけど…

当時、事務仕事以外で1週間のルーティンとしてやっていた業務がある。
それは担当の新聞(これは月ごとに読む新聞が変わる)を毎日読み、観光に関する記事を切り抜くこと

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私のライターお仕事まとめ【最新版】

私のライターお仕事まとめ【最新版】

前回書いたお仕事まとめが4年前のものだったので、あらためて書き直したいと思います。

以前のポートフォリオはこちら。

片付けコラムニストになるまでの経歴経歴をざっくりとまとめてみました。

専業主婦時代は、たまに翻訳の仕事をする以外は家事と子育てしかしていません。ですが、この時期にハンドメイドにハマったり、読み聞かせと本の修繕ボランティアをしたりしていた経験が、ライターや整理収納アドバイザーの仕

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選ばれるライターになるためのセルフブランディング

選ばれるライターになるためのセルフブランディング

ライターの参入障壁は低い。誰でもなれる。
「書くことが得意だからライターになってみたい」
「子育てや介護で外で働けない。でも、ライターなら在宅でできるからやってみたい」
「副業として始めるのにちょうどいい」
ライターを始めたのは、こんな理由が多いと思う。

わたしもライターになったきっかけは「書くのが好きだから、翻訳以外で書く仕事がしたい」という軽い気持ちからだった。

でも、つくづく思うのは

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仕事を納めない!と決めたらラクになった話

仕事を納めない!と決めたらラクになった話

2023年ももう少しで終わり。続々と「納めました」という投稿を見かける。
でも、私は納めなくていい。今後は「仕事納め」という言葉そのものを自分のなかでなくそうと思っているからだ。

きっかけは、2022年の年末に起きた出来事。
12月27日に「納めた!」と発言した直後に年末年始を返上してやらなければならない片付けに関する書籍編集の仕事が舞い込んできた。
1週間は何もしないつもりで予定もほとんど入れ

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私がなりたいのはライターではないのかもしれない

私がなりたいのはライターではないのかもしれない

私がライターになったのは2018年のこと。もともと翻訳の仕事をしていて書くことが好きだったので、Webライターならできるのでは?という本当に軽い気持ちで始めた仕事だ。

ライターになったばかりの頃は、とにかく「書くこと」が楽しかった。Webライティングのノウハウも知らず、SEOもわからず、ワードプレス入稿もゼロから学び、Slackやchatworkといった連絡ツールも使い方を調べながらやっとの思い

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ライターとしての働き方を見直す年に

ライターとしての働き方を見直す年に

あけましておめでとうございます。
片付けコラムニストのことです。

2018年にライターになってから、もうすぐ5年。書くことが好きで、楽しくて、ひたすら執筆する日々でした。でも、何かが違う。コレじゃない感。
それがどこに起因するのか、ずっと考えていました。

あるとき、ふと自分が思い描いていたライター像とズレが生じていたことに気づいたんです。

アラフィフを襲う「ミッドライフクライシス」女性には、

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ライター組合を卒業するにあたり

ライター組合を卒業するにあたり

私がライターを始めたのは2018年夏のこと。少しずつ仕事が増え始め、ライターとしてこのままでいいのか?SEOって勉強しないといけないの?といった不安を抱えるようになった。そんなときに募集が始まったのが、佐々木ゴウさん主宰のオンラインコミュニティ「ライター組合(通称ライ組)」だった。2019年5月のことである。

あれからもうすぐ3年。私は3月いっぱいでライター組合を卒業する。退会ではなく、あえて「

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【2021年】印象に残った執筆記事3選

【2021年】印象に残った執筆記事3選

2021年ももうすぐ終わろうとしている。正確な本数はわからないが、年間で250本くらいは書いたと思う。

バリバリのライターさんから見ると少ないかもしれないけれど、ライター4年目の私にとっては年間最多本数。体調不良で書けなくなったこと、翻訳や片づけサポートの仕事も並行しておこなっていたことを考えると、十分頑張った!

そんな私が2021年に執筆したなかで印象に残ったブログ(note含む)と記名記事

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「読みやすさ」ってなんだろう?

「読みやすさ」ってなんだろう?

以前、記事を納品したクライアントさんからこんなメッセージを受け取ったことがある。

半年ほどお付き合いのあるクライアントさんで、いつもご満足くださっていたと思っていたので、正直このメッセージには驚いた。

たしかに私の記事は「読みやすい」と言われることが多い。Webライターとして「読みやすさ」を大切にしてきたからだ。

けれども、私の記事はクライアントさんにとって「刺さる記事」ではなかった。今の流

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記事のネタは無限に出てくるわけではない

記事のネタは無限に出てくるわけではない

ライターの仕事を始めてから、1年9カ月が経ちます。
最初の頃は、決まったテーマ、キーワードで執筆、構成まで渡される案件もありました。
ですが、整理収納アドバイザーとしての執筆依頼が増えてからは、自分でネタ出ししたり、企画を考えたりする仕事が増えています。私の抱えている案件の8割以上は自分でネタを考えたものです。

でもね、ネタを考えるのってめっちゃ大変なんですよ!
下手すると執筆よりも時間がかかっ

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私が家事の記事を書くときに書かないたった1つのこと

私が家事の記事を書くときに書かないたった1つのこと

これまで、あんまりnoteは活用できていませんでした。でも、筆が乗らないときにライティングのウォーミングアップとしていいんじゃないかなと思い、たまにnoteも書いてみることにしました。

さて、私は自称「整理収納ライター」です。
整理収納アドバイザーの資格を取り、クリンネストも2級まで取りました。
おかげさまで、片付けや家事に関する記事のご依頼を多くいただいています。

そんな私ですが、家事の記事

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