米ノ原

思い出にしたくない過去の作品、散逸していた旅行記、新たに始める物語、時々軽めの評論チッ…

米ノ原

思い出にしたくない過去の作品、散逸していた旅行記、新たに始める物語、時々軽めの評論チックな話題を綴ろうと始めました。初心者ですがよろしくお願いします。

マガジン

  • お通夜な鉄道旅行記

    廃線廃止間近の路線や列車に乗車してきた旅行記をまとめたもの。廃止当日の葬式鉄じゃないからお通夜鉄。

  • あかね噺あれこれ

    週刊少年ジャンプで大好評連載中あかね噺への感想、自分用まとめなど書いてます。

  • 小説集 unlimited railways

    続いたり続いてなかったりする小説はこちら。何故か鉄道からみがち。

  • フリマアプリよもやま話

    メで始まるフリマアプリ体験談とか心構えとか。

最近の記事

【第111席】あかね噺感想

 こういうシリアスよりな展開のときに、力を抜いてくれる扉絵がある漫画は信用できると思うんですよ、知らんけど。  いよいよ始まろうとする、まいける兄さんの高座。 1ページ目(扉絵の次)の三コマ目の四天王たちの様子を見る限りは、和やかそうでいい感じなんですよね。一生師匠を除いては。  深刻なムードが続く客席に、まいける兄さんは出し惜しみなく挑んでいきますが、なかなか思うようにいかず、雰囲気に押し戻される感じですね。  そこで全生師匠の回想。「お呼びじゃないんだよ、私と同じタ

    • 【お通夜旅】札沼線 北海道医療大学ー新十津川編

      訪問データ 行った日:2020年2月19日 当該区間廃止日:2020年5月7日 新十津川、その語感も好きだった  新十津川の存在は、いつしか頭に入っていた。明治の開拓期、奈良・十津川の住民が移住したからその名がついた、なんていう歴史エピソードもだが、新十津川駅は日本一早い終電が発車する駅としても知られていた。驚くことなかれ、それは10時ちょうど発の石狩当別行きであり、新十津川を発車する唯一の列車である。唯一とあるのは、浦臼から新十津川間は一日一往復しかないためである(こ

      • 【お通夜旅】三江線 三次ー江津編

        訪問データ 行った日:2018年2月24日 当該路線廃止日:2018年4月1日 待たれた復旧  芳しくない輸送状況から、国鉄民営化時にも存廃が議論されていた。いつ廃線になるのか。一部のファンの間ではそういう扱いをされていた三江線。私はにわかなので、失礼ながら廃線が確定するまでその存在を知らなかった。その一方で、三江線を訪れた先達の皆さんは口を揃えて「良かった」と言う。  主な所在地は島根。大阪から近い訳ではないが、行くと決めたら行く。  いつ行こうか。長期休暇はものす

        • 【第110席】あかね噺感想

          てっきりセンターカラーはまいける兄さんかと。 審査員紹介かっこよすぎ。 で、本編はなんだこのクソアフロ回。 もしもアニメ化した暁には、クソアフロが出た瞬間視聴率下がるのではなかろうか? 泰全師匠が睨みつけたのは笑いましたが。 そして一剣師匠も何か言いたげにクソアフロを見てましたね…… それにしても、まいける兄さんのハードルを上げてくれちゃいましたね。 だからおっさんの手でハート作るとか見たくないんや。 そして第1席を思い出させる観客の目玉の描写。悪趣味な試験ですよ全く。

        【第111席】あかね噺感想

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        • お通夜な鉄道旅行記
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        記事

          【第百九席】あかね噺感想

          落語やモデルとなった出来事、人物などに関する素養は無いに等しい私ですので、感想についてはあくまで漫画そのもの、キャラクターについての思いだと思ってください。 という前置きをした上で 長髪キャラが髪を束ねる、 それは最高に尊いんだよっ!!!! 某バスケ漫画の紫の方とか!!!! 本誌を読む前に、公式Xの更新を見てしまったので期待が止まりませんでした。 興奮はこの辺にしておいて。 真打昇進試験を目前に、昔の夢を見たまいける兄さん。 大事な本番前にと思われそうですが、起きてても

          【第百九席】あかね噺感想

          【お通夜旅】石勝線夕張支線 新夕張~夕張編

          訪問データ 行った日:2019年2月18日~19日 当該区間廃止日:2019年3月15日 飛行機、再び。  いずれ行かなければならないとはならないと思っていたが、北海道の魅力はやはり冬だと思っている。ホテル等も安い。だから廃止前最後の冬を待っていると、仕事で長期の研修に入ってしまうことになった。職場も変わり、休みを申し込むこともできず、試験次第の勤務シフト。しかし、恐れることはない。「二日あれば北海道くらい行って帰ってこれる」ことを下記旅行(前回の北海道とか前回の飛行機

          【お通夜旅】石勝線夕張支線 新夕張~夕張編

          【第百八席】あかね噺感想

          十一巻買ってきましたよ~! noteで感想書き始める前の話、改めて読み直すとやっぱりいいですね。 朝がお兄さんが落語家として孤独に陥った所から、まるで昔のバイク仲間と風を切ったように、あかねとからしと心地よい風を感じるようになった九十席!深い!好き! 麻雀企画の回にかなりの修正があったことを受けて、コミックスが出るまで本誌を置いておこうと決めたので、比較しながら読んだり。とりあえず一か所修正発見しちゃいました。ここは気になってたので納得。 巻末オマケ、好き、そして気持ちがわか

          【第百八席】あかね噺感想

          【お通夜旅】留萌本線 留萌ー増毛編

          行くにあたって 行った日:2016年11月29日(+前泊後泊)(当時大学4回生) 当該区間廃止日:2016年12月5日  増毛駅。毛が増えるとの字面のインパクトが大きいその駅名にあやかる人が後を絶えない。当時の私はそういう事情の駅があるという程度の事前情報だけを持っていた。そんなこの駅を含む区間が廃止になるということは、その手のお悩みを抱える人々にとっても大きなインパクトがあった。私は願掛けするほど「足りない」訳ではないが、そんな面白い駅、廃止前に行かない訳にはいかな

          【お通夜旅】留萌本線 留萌ー増毛編

          【第百七席】あかね噺感想

           先週の徹お父さんの「少し話そう」に続く回。  志ぐまの芸やら破門騒動やら何か真相が語られるのかと思いきや……。親子の会話なんてまぁそんなもんですよ、それがいいんですよ。落語家としてではなく、親子として語らう一面。まして徹お父さんは単身赴任先から帰ったところですもんね。そんな感じのやり取りになると思ってました。  ちなみにですが、あかねが回を経るごとに可愛くなっていってて、良いなって思ってます。カッシーさんじゃないけど、微笑ましいというか、年相応の姿というか……。  さて別

          【第百七席】あかね噺感想

          【第百六席】あかね噺感想

          あぁ、ツーオンアイス…… いよいよ朝がお兄さんのお披露目は本人の高座、そして祝宴でフィナーレ。 可楽杯の祝勝会のような、引きの回。 飲む脱ぐ荒ぶる、三拍子揃った楽しい会で何より。 個人的注目点は二つ。 ひとつ。『尾張のポンパドール』と冠した横断幕。 勉強会と違って、ダチの皆さん駆けつけてきてもらえて本当に良かった。 そして愛知県西部の出身だったんですね、朝がお兄さん。 敢えて尾張との表記ということは名古屋ではないんだろうな…… 元々名古屋在住でしたのでついつい反応。 本

          【第百六席】あかね噺感想

          【第百三席~第百五席】あかね噺感想

          超巡、めちゃくちゃ面白くないですか……? クイズで得点にマイナスが出てくるという発想が素晴らしすぎて。 いよいよ泰全師匠の高座が始まる訳ですが、あかねに影響されて怒髪天の中にも楽しさが垣間見えるものとなりました。カッシーさんが以前の泰全師匠の高座に言及できる、前ふりが機能していた訳ですね。泰全師匠が案外優しい、何ならかわいいとさえ思える(上司に一人いてくれると嬉しいタイプ)、これも初登場時からのギャップがあるからこそでしょうか。ストーリーすごい。 蝶志隊の回想については、あ

          【第百三席~第百五席】あかね噺感想

          からふね屋CAFE大阪店に行ってみた

          2024.3.29大阪駅改札外に堂々オープンした「からふね屋CAFE大阪店」 (以下文中では大阪店とします) からふね屋さんは、京都発祥で、パフェの種類が豊富なことで知られる喫茶店です。紆余曲折あり、JR西日本系列のお店になり、新大阪などの駅ナカにも展開されてきました。 その名物が種類豊富なパフェ。オーソドックスなものから、パーティー用予約必至のもの、揚げ物が載ったものなど、選んで楽しい・食べて楽しいラインナップが揃います。 この大阪店では、そんなパフェが常時100種類以

          からふね屋CAFE大阪店に行ってみた

          【お通夜旅】北陸本線 金沢ー敦賀編

          第一弾 行った日:2023年8月31日 行先:加賀温泉駅 目的:車を引き取りに行った相方に拾われるため 工事中の駅舎は米子の駅舎工事を思い出しました(分かりにくい比喩)。 第二弾 行った日:2023年11月20日 目的:北陸本線のお通夜と駅スタンプ収集、懐鉄入場券の収集を兼ねて 参考:2024年3月16日、北陸新幹線延伸に伴い第三セクターに移管。 東京に行った帰りに夜行バスで富山に出て、 あいの風ライナーで金沢着。おかげで金沢でもスムーズに入場券購入。 ・松任

          【お通夜旅】北陸本線 金沢ー敦賀編

          【第百二席】あかね噺感想

          言いたいことがある時は、ハッシュタグつけてX(Twitter)で呟いてましたが、抑えられないのでnoteでがっつり書いていこうと思います。 考察とかしたことないんですけどね、こんなに高解像度で読み続けられてるマンガもなかなかないので。 ということで本題。ネタバレ注意⚠️ 結果オーライではあるものの、予想通り途中はある種暴走してたんだ……という内容。 あの空気から、「強いる」落語の泰全師匠ってどういう感じになるのか、結構不安でしたが、私ごときが四天王の心配をするのは全く無

          【第百二席】あかね噺感想

          【お通夜旅】北陸本線金沢ー直江津編

          旅行データ 行った日:2015年1月31日~2月1日(二泊三日)(当時大学2回生) 同行者:サークルの後輩S氏 行ったエリア:金沢ー直江津 参考:2015年3月14日、同区間は北陸新幹線開業に伴い、第三セクター各社へ移管。 行くことを決心したきっかけ:JRのうちに乗りたい ※サークルの機関紙に投稿したもの、また自身の同人誌に掲載したものを大幅に修正してお送りします。 行程の検討 願わくば、一日一往復の大阪長野間三社直通のしなのに乗りとおし、やはり第三セクターに移管され

          【お通夜旅】北陸本線金沢ー直江津編

          お通夜な鉄道旅行記0(目次など)

          はじめに お通夜鉄。 これは私の完全な造語である。 廃止・廃線時のラストランに集まる鉄道ファンには、盛り上がりに便乗するにわかファンもその中には含まれ、彼らを敢えて「葬式鉄」と呼ぶ声がある。 私の場合、廃止が決まってからも行ける機会にそうそう恵まれず、結果としてギリギリに乗りに行き、にわかのようになってしまう。葬式本番には出席せず前もって見送りに行くので「お通夜鉄」と定義している。 おやつの意味のおつやも込めているとか込めていないとか。かつては、人の輸送のみならず、さまざ

          お通夜な鉄道旅行記0(目次など)