見出し画像

令和6年度 県立高校入試

こんにちは、はるみ 煌太郎です。
さて、今日は 以前少し触れた「R6 県立高校入試」を振り返っていきます。

 今年の県立高校入試(勤務校も対象)は、~昨年とはだいぶ違いました…。
それもそのはず、昨年度の公立高校入試で採点ミスが900件以上見つかったのです。 ※詳しくは、以下のリンク(千葉県ホームページ)をご覧下さい。

 そんな影響があり、今年は・・・インターネット出願→デジタル採点→インターネット合否発表(今までは全て紙ベースで実施)という流れで、"私立高校入試とほぼ同じじゃん”なんて思ってもいました。
※夏の体験入学~今回の入試はmiraicompassを使用しました。
受験生の皆さんは、新しいやり方に少々戸惑いがあったようで 従来からの完全移行(=ニューノーマル化)にはしばらく時間が掛かりそうです。

教員側だと、4月~GIGAスクール対応の新教務PCさんと共に、ICT教育研修&高校入試研修でPCとにらめっこが続く日々…。
 ある程度、校内での研修が終わると、「定期試験で活用してみましょう!」という事で、県教育委員会の指定ソフトでデジタル採点を実施しました♪ ただ、採点自体はすごく楽になったのですが、同時期に全教科の先生が使い始めた事で、生徒の答案数に対してスキャナーの数が圧倒的に足りない"スキャナー渋滞”が発生。それ以外は、採点ミスも大幅に減ったし満足といった具合ですね。そして、テスト活用(=試行錯誤)が数回続いて…ついに、2月末の入試本番となりました。

 今回は一部マーク式に変更という事で、平均点が上がるなんて予想されていましたが、私が一通り見ると 問題自体が例年より易化したのかなと感じました。
予想も当たり(?)平均点が前年比でアップ。また、教員側の意識も明らかにアップしました(昨年の事があってはならないですからね…)。予め、入試採点日を多めに設定したのですが、ダブルチェック採点や県教委の共通確認事項で何とか終える事ができました。この記事を書いている時点では、勤務校に採点ミスの連絡はありませんが、今年こそ無い事を祈っています。生徒側も教員側も、ミスが見つかり合否が覆るなんて辛いですもん…。

 そして、、合否発表の日―――――。発表は、個別Webと掲示の2通りあり、私は掲示を見に来た受験生の誘導係となりました。そして、午前9時に覆いが外された瞬間の受験生たちの歓声と色々な涙が今も心に残ってます。私が、高校入試を受けた十数年前に「こんな感じに合格発表見たな。。。」と思い出しました。やっぱり、受験って色々なドラマがあるんですね。

 私は、数年前に 県庁所在地の中学受験塾に勤めていました。勤務1年目・自分の未来へ向かって、ひたすらに勉強に打ち込む小学生やその家族に心打たれた記憶があります。小6で、友達と遊んだりゲームを我慢したりして…丸1年を受験に費やして、見事合格をつかみ取る姿に我ながら感動しました。

そんなご縁もありまして、日本テレビ系*2021年10月期 土曜ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」に関わらせて頂きました。原作が"中学受験のリアル”を描いていたこともあり、私も少しですが アドバイスさせて頂いたものです。ドラマ撮影がクランクアップを迎えたころには、小学生役者一人ひとりが頼もしく見えました。

 この時感じたのは、

「受験って、頭だけでなく心も印象も成長させるんだな」

という事。その想いは、今も変わらず また《世の中全ての受験に、これは当てはまる》と思ってます。今回の高校受験で、より強くそう感じました。
私は 日々子供たちの成長を楽しみながら教務にあたってます。受験をさせる意義・受験の本質とはこういうものかもしれない。そういう事を感じました。

よろしければサポートをお願いします! いただいたサポートは、活動費に使わせて頂きます!