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コンテンツドリブン経営~情報発信を中心にした会社運営のすすめ~

当社では、代表の私がTwitterを積極的に更新し、2.2万人の方にフォローいただいていたり(2021年2月時点)、社員合計で年間100本近くの記事コンテンツを出していたり、サイト内のお役立ち資料ページでは個人情報入力なしでDLできるノウハウ資料を20本ほど公開していたり、コンテンツ発信に力を入れています。

最近、面接をしていると「才流(サイル)がTwitterやオウンドメディアで積極的に情報発信しているのはなぜですか?」と聞かれるので、今日は私が「コンテンツドリブン経営」と名付けた情報発信を中心にした会社運営について紹介してみたいと思います。

コンテンツドリブン経営とは

まず、完全な造語である「コンテンツドリブン経営」ですが、

ブログやSNS等でのコンテンツ発信を経営の根幹に位置づけ、会社を運営する上で重要な、市場での認知、顧客獲得、採用、業務オペレーションの改善をコンテンツ発信を起点に進めていくこと

と勝手に定義しています。

具体的な活動を上げると

・経営者である自分が率先して、ブログやSNS、業界メディアで考えていることや自社が保有するノウハウを発信する
・社員が自社のオウンドメディアやSNS、業界メディアで考えていることや自社が保有するノウハウを発信する
・全社員が日々の気づきやノウハウをフローにせず、社内の情報共有ツールにまとめてストック化する(その中の一部をブログやSNS等で社外に公開する)

などが挙げられます。

どこまでを「コンテンツ」と呼ぶかの議論はありますが、ざっくり『ナレッジ』と『メソッド』の2つを「コンテンツ」として位置づけ、それらを蓄積・発信できるように意識しています。

※ナレッジとは:再現性の高い方法論には落ちていないが、行動につながる価値のあるもの。事例や調査内容など。
※メソッドとは:ナレッジの中から再現性の高い方法論に落ちたもの。フレームワークやチェックリスト、テンプレートなど。

コンテンツドリブン経営を思いついた背景

最近、自社の経営戦略をまとめる機会があり、「コンテンツドリブン経営」と言語化したのですが、以前より「コンテンツ発信を中心にした会社運営をやりたいー」とは考えていました。

背景としては

・私の前職の会社が月間100万PV近くあるオウンドメディアを運営するなど、BtoB企業として積極的にコンテンツ発信を行い、業績を伸ばしていた
・自分自身、前職の1事業部でコンテンツ発信を行い、業績を伸ばした経験があり、成果に対する再現性を感じていた
・もともと物事を体系化するのが好きで、コンテンツの素となる方法論の開発に昔から興味があった

などが挙げられます。加えて、中長期で会社経営を続けていく以上、事業や収益の成長は欠かせませんが、

・インターネット利用者とインターネット利用者がネット上で過ごす時間が増え続け、インターネット上でのプレゼンス(存在感)の重要性は増し続けている
・東証一部上場の研修会社 インソース社が年間5,000件(1営業日あたり約20件!)のWeb問い合わせを獲得していたり、インスタグラマーやYouTuberが巨額を稼ぐように、インターネット上でのプレゼンスを手にすることはビジネス上、大きなメリットを生む時代になってる(YouTuberのように稼ぎたい、という話ではなく、大きなトレンドがそこにある、ということ)

ことも一人の経営者としては意識している視点です。

そのため、コンテンツ発信でよく議論される「業績への貢献」や「成果」に関しては確信しており、当社がBtoBマーケティングの支援領域に本格進出した2018年4月からの3年弱で数千万円単位でコンテンツに投資しています。

コンテンツドリブン経営のメリット

会社として積極的にリソースを投下している「コンテンツドリブン経営」ですが、実際にやっていて感じるメリットとしては、

・コンテンツを発信する過程でノウハウが言語化される
・ノウハウが言語化された結果、業務の再現性が高まる
 - 当社のようなコンサルティングビジネスの場合はPRJの再現性が高まる
・コンテンツを発信することで、より多くの会社に貢献できる。コンサルティングで貢献できる会社の数は当社側のリソースが制約になり、数十、数百、数千社が限界だが、コンテンツは数万、数十万、数百万社に貢献できる可能性がある
・コンテンツは資産になり、半永久的に見込み顧客や採用候補者を連れてきてくれる

などがあります。特に「コンテンツを発信することで、より多くの会社に貢献できる」点は気に入っており、Webサービスやソフトウェアのプロダクトを再現性高くヒットさせる自信はないのですが、コンテンツであれば、再現性高く日本中の会社やビジネスパーソンに価値を届けられる可能性を感じています。

才流(サイル)がコンテンツドリブン経営のためにやっていること

コンテンツドリブン経営のメリットはわかったけど、『どうはじめて良いかわからない…』『はじめてみたが、組織に根付かない・・』などのお悩みを持つ方も多いと思うので、最後に、当社がコンテンツドリブン経営のためにやっていることを紹介したいと思います。

・「コンテンツ」が経営上、コアな活動であると代表の私が宣言する
・コンテンツを作れる人たちを採用する
 - 採用エントリー時に過去に作ったコンテンツを貼ってもらう/採用のプロセスでもドキュメントをアウトプットしていただく工程を入れる/面接でも文章や資料を作ることが好きかを聞く
・自社のマーケティングと採用は「オウンドメディアやSNS、他メディアでの情報発信」を基本戦略とする
 - 実際、社員にはコンテンツを見て才流を知ったメンバーが多い
 - 顧客が初回商談前にコンテンツを見てくれているため、営業のリードタイムが短い
・毎週水曜日の9時30分~12時は「コンテンツもくもく会」を開催し、全員でZoomをつなぎながら、コンテンツ作成をする時間を確保している
・コンテンツのネタ発見力、構成力を高めるために、朝礼の時間に「朝の小話」を全員持ち回りでやっている
・コンテンツを磨き続けるためのSlackチャンネル(#kaizen-content)がある

などをやっています。書いていて思いましたが、

・トップがどれだけコミットするか?
・採用基準に入れるなど、「コンテンツドリブン経営」を目指して組織を構築できるか?

の2点は当たり前ですが、「コンテンツドリブン経営」を成功させるためのポイントかもしれません。

以上、面接でよくご質問いただくことへの回答でした。

※補足
「コンテンツドリブン経営」のネーミングは、『ワークマン式「しない経営」』の中で紹介されている“エクセル経営”と“「しない」経営”から影響を受けました。ものすごく面白い本でお勧めです!

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