小室 敬幸
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ワーグナー『ニーベルングの指環』の日本語字幕付きDVDの例
ジェイムズ・レヴァイン指揮 メトロポリタン歌劇場
演出:オットー・シェンク(1930〜 )
特徴:アメリカを代表するオペラハウスによる、原作の設定に沿った正統派演出。1986〜2009年まで上演されていた。
収録:1989〜90年
値段:2023/11/1時点での合計価格 約9,000円
ダニエル・バレンボイム指揮 バイロイト祝祭管弦楽団
演出:ハリー・クプファー(1935〜2019)
特徴
銀座の東劇では2/1まで映画館で上演中/オペラ『マルコムX』の見どころ
※東劇以外での上映は2024年1月25日(木)で終了しました。
アメリカ最高峰の歌劇場(オペラハウス)であるメトロポリタン歌劇場、通称MET。ここで上映されたばかりの話題作が、世界各地の映画館でライブビューイングとして上演されています。
現在ライブビューイングされているのが、伝説的な黒人解放運動家として歴史に名を残すマルコムX(1925〜1965)の少年時代から暗殺されるまでを2時間半かけ
【来日記念】映画音楽以外のジョン・ウィリアムズ作品も聴こう!演ろう!
2023年9月に、30年振りの来日を果たしたジョン・ウィリアムズ(1932〜 /91歳)。手掛けた映画音楽が名曲ばかりなのは言うまでもないが、実は映画音楽以外にも数多くの作品が書かれてきたことをご存知だろうか?(なんとミュージカルまで作曲している!?)
英語ではConcert Works(訳すと演奏会用作品)と分類される作品にも魅力的な音楽がたくさんあるので、なるべく多くの人々に聴いていただ
2022年、第64回グラミー賞のクラシック音楽部門を解説し、歴史的な視点で解きほぐしてみる。
この投稿は、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演した際の補足資料です。お時間がある方は、「radikoのタイムフリー(※5月17日まで&放送エリア外は、有料のエリアフリーに契約が必要)」もしくは「ポッドキャスト(著作権の都合で、放送中に流れていた音楽は聴けません)」と合わせてお読みください。
【導入】グラミー賞、受賞回数ランキング(2022年時点)第1位:31回……ゲオルグ・ショルティ
『アルマゲドンの夢』備忘録1
藤倉大の新作オペラ『アルマゲドンの夢』の千秋楽を鑑賞。お仕事で観たゲネプロは1階正面でしたが、今度は3階のサイドのバルコニー。見切れもありますが、舞台に近いため新たな発見も多数ありました。
このオペラ(というか、正確には今回の演出)を理解する最大のポイントは、やはり「鏡」なのかなと。舞台美術の中心に位置する鏡ばりの壁だけでなく、音楽的にも写し鏡が重要な要素となっています。
【プレリュード】
ま
作曲家ジョヴァンニ・ソッリマの楽曲を聴こう!弾こう!
今年2020年、全国各地でコンサートが予定されている話題のチェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマ。昨年は「100チェロ」というぶっ飛んだ企画で話題を呼んだが、今回は作曲家として更に注目を集める機会ともなりそうだ。
5月の来日に先駆けて、現在57歳のソッリマは作曲家としてどのような道を辿ってきたのか。およそ30年の変遷を、年代順に並べた約20作で辿ってみることで、より深くジョヴァンニ・ソッリマを理
2019/8/30(金)の夜に、池袋へ足を運んだ方が良かった理由。
「スゴい。スゴすぎる……。」
品のない、身も蓋もないのですが、リハーサルを取材した感想はこれに尽きます。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ロックの歴史における「ウッドストック・フェスティバル(1969)」、日本語ラップの歴史における「さんピンCAMP(1996)」のような、シンフォニックジャズの歴史に間違いなく刻まれるであろう、この新しいコンサートシリーズの第1回を聴き逃さない方がいいです